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カテゴリー「野の草や木」の記事

2019年7月16日 (火)

小さいけど食虫植物・オオバナイトタヌキモ@植物多様性センター

花弁の後ろからツンと出ているのは距です。

1㌢くらいの小さな花ですがキツリフネにちょっと似ててユニーク。

オオバナイトタヌキモです。大花糸狸藻。

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屋外水槽で咲いてました。

水中に1㍉程度の捕虫嚢がありミジンコなどを捕えます。

光合成もしますが足りない栄養を、こうして補ってます。

熱帯に広く分布している外来種で、繁殖力旺盛なので各地で広がってます。

在来種はイトタヌキモで、もっと小さいそうです。

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去年までは見なかったのにヒツジグサの花が突然、出現しました。

職員さんによると「埋土種子が発芽したんでしょう」とのこと。

ヒツジグサは大抵白いんですが、黄色味を帯びてます。

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モクゲンジが木全体を覆ってます。

小道にたくさん落ちてて金の雨が降ったみたいです。

中国原産ですが古い時代にもたらされ寺院などに植えられた。

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アメリカホド。

マメ科ホドイモ属。

塊根を食用とします。

在来種にはホドイモがありますが、栽培されているのは外来種のこちらです。

栗みたいにホクホクして甘みがあるそうです。食べたことないけど。

栄養価が高いんだって。

クックパッドだとアピオスで調理法が出てきます。

 

 

2019年7月15日 (月)

とっても珍しいスズカケソウ@神代植物公園

絶滅危惧1A類です。

徳島県などにしか自生しておらず、よくわかっていないなぞの植物です。

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炎天下に林間で咲いてると涼しげなんですが、今年はまだ冷夏。

受け止め方がいつもと少し異なります。

いくつかの花が集まった集合花です。

それぞれから雄しべ2本と雌しべ1本が突き出ています。

白金台の自然教育園にはトラノオスズカケが見られます。

山伏が首から下げてるのが鈴懸けだそうです。

千葉県でも変種とみられるものが10年前に発見され、その後、新種だと判明したという。

イスミスズカケと呼ばれてます。

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ソバナが1輪だけ咲いてました。

これも涼しさを演出する花です。

切り立った崖を意味する岨(そば)の菜から名付けられたとする説が一般的。

ただ若菜はおいしくて、蒸してから切っておかゆにして食べることから蕎麦菜説も。

よく似たツリガネニンジンよりも先に咲きます。

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オミナエシももう咲いてます。

花仲間の話ではクズが咲いてるところがあるという。

秋の七草って多くが7月から咲き始めるんだよね。

 

 

2019年7月14日 (日)

あちこちでヤマユリが香ってます@神代植物公園

植物多様性センターのガイドウォークでヤマユリとサクユリの違いを教わったけど難しいです。

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これは本園のヤマユリ。

赤い斑点があるのでヤマユリですね。

多様性では斑点がなくて葉の幅が広いのが隣に咲いてる。

サクユリじゃないの?って訊いたら「交雑種のようです」との答え。

どこが本物のサクユリと異なるのかさっぱりです。

サクユリはヤマユリの変種で伊豆諸島で見られます。

教わったばかりの小ネタを披露します。

ヤマユリの学名はLilium auratum。

黄金のユリという意味です。

auratumは光り輝く。

金の元素記号はau。ここからきてるんですね。

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野原が減ってきて絶滅危惧種に指定されてるキキョウ。

英語でバルーン・フラワー。

つぼみが風船みたい。かわいいね。

開花した後も花弁が内側にすぼまっていて風船の面影を残してます。

つぼみをつぶすとプシュっと音がするそうです。

ただし、花が咲かなくなってしまいます。

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シロバナ。

朝鮮民謡の「トラジ」はシロバナのキキョウを摘む乙女の恋心を託してます。

今の人は♫ トラジ トラジっていう3拍子の歌を知ってるのかな。

そうトラジは朝鮮語でキキョウのこと。以前にも書きました。こちら

根を食用にしてキムチやキンピラにします。

 

 

 

2019年7月13日 (土)

紫に錦であでやか・シキンカラマツ@神代植物公園

コクサギの下でひっそりと咲いてます。

人があまり通らないところなので入園者もほとんど気づきません。

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うす紫のがく片に黄色い雄しべがふさふさ。

カラマツソウの仲間では最も色っぽい。

シキンカラマツ。紫錦唐松。

山地の湿地などで見られるようです。

ネットで見ると1㍍以上と大きいが、ここのは何年たっても30㌢ほど。

どうしてでしょうか。

2株あったんですが1株は山野草園に引っ越しました。

そちらはまだつぼみは未確認です。

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カイツブリのヒナが5羽誕生しました。

母親?の肩に2羽、父親が獲ってきた小魚をもらってます。

巣を作った石の上にも3羽いるようですが、草の陰で確認できません。

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ハグロソウが咲き出してます。

割とどこでも見られますが、2枚の花びらがユーモラスです。

 

 

2019年7月12日 (金)

お盆なのでミソハギ&クサレダマ@水生植物園(神代植物公園)

ようやく梅雨明けが見えてきました。

20日過ぎには太平洋高気圧が張り出してきてカラッと晴れあがりそうです。

お日さま、恋しいよう。

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涼しいけど13日は盆の入りです。

水生植物園でハッと気付きました、お盆だと。

盆花のミソハギが咲いてたからです。

以前はミソハギ自体も知らなかったし、お盆に飾るなんて初耳だった。

迎え火の前にミソハギを使って周囲に水をまいたり、精霊棚のご飯の横などに5~6本束ねたミソハギを飾る。

ミソハギには喉の渇きを抑える作用があり、供養者の狭い喉でもご飯や水を喉に入れることが出来る植物だからなのだという。

全国的な風習なのだろうか。

それで禊萩になったともいう。

この年になってようやくミソハギを見るとお盆と思うようになりました。

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久しぶりにクサレダマを見ました。草連玉。

山地の湿地で見られます。雄国沼とか戦場ヶ原。

前はもっと東側に咲いてたのに木道の近くに移動したみたい。

丈も大きくて緑の中の黄色い花が目立ちます。

サクラソウ科オカトラノオ属。

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アサザ。

日本最大の生育地の一つだった霞ヶ浦では去年、最後の群落でも消滅してしまったそうです。

1990年代には群落が10カ所あったそうです。

準絶滅危惧種。

アサザ保護の取り組みが行われていますが、なかなか難しいようです。

 

 

 

2019年7月11日 (木)

長雨でサガミランが豊作@水生植物園(神代)

マヤランより少し遅れて開花するのがサガミラン。

去年は個体数が少なかったけど、今年はどうかな。

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ややクリームがかった緑色の花が暗い林床にいろどりを添えてます。

梅雨の止み間を狙って出かけるんですが、早かったり遅かったりでぴったりとはいかない。

先週末には咲いてたんですが雨などで出かけられず、ようやく出動。

 

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数えたら30株近く出てました。

まだつぼみも多いので、しばらくは大丈夫でしょう。

去年は6月末に梅雨明けして、いやになるほどの猛暑。

それで少なかったかな。

ことしは雨つづきで気温も低いのが幸いしてるんでしょうか。

昔はマヤランのシロバナ品種とされてました、

最近の研究では遺伝子などが相当に異なるので別種とする見解が多い。

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やや離れたところにはマヤランもたくさん出てます。

そういえば神代植物公園で今年はじめてタシロランが出たそうです。

タシロランは明治神宮では群生が見られます。

明治神宮から種子が飛んできたのか。

今までも人目につかないところで咲いていたのか。

もう花は終わってしまったそうなので来年の楽しみにとっておきましょう。

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深大寺の山門。

茅の輪くぐりならぬホオズキの輪。

14、15日の鬼灯祭りに合わせて作ったんです。

 

2019年7月 8日 (月)

ついに出会った柿色のカキラン@図師小野路歴史環境保全地域・町田市

あぜ道を奥へと進んでいくと谷戸は狭くなり、平らになった草地がありました。

農作業の休憩場所にもなりそうです。

ここに荷物を置いてカキラン探し。

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湿地の方に入って振り向いたら、花仲間がかがみこんで熱心に写真を撮ってます。

見つけたんだな。

急いで戻ります。

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ついにカキランとご対面です。

実はカキランには時期が遅いんです。

風の便りに咲き始めたと伝わってきたのは6月20日ごろだったか。

でも花期が長そうなので望みを託して来たんです。

ダメでも来年の下見ができる。

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背が高くて柿色なので目立ちます。

ラン科カキラン属。山野の日当たりのいい湿地などで見られます。

エゾスズランが仲間です。(高尾山で開花したという)

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正面は一本桜。地元では畔桜と呼んでる山桜。

花見のハイカーが多数訪れるそうです。

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コガンピ。初めて見ました。

ジンチョウゲ科ガンピ属。

和紙の原料になるガンピに似ていて小さいことからの命名。

🍔

カキランにも出会えたし、お昼にしようか。

弁当を広げようとしたら空からポツリポツリ。

様子をみましたが降り続きそうなので、やむなく撤収。

腹ごしらえしたらスズサイコ探しに取り掛かろうと思ってたんですが断念。

また来年です。

 

 

 

2019年7月 7日 (日)

2年越しの夢、柿色のカキランに出会えるのか@図師小野路歴史環境保全地域・町田市

ことしこそカキランを見るぞ!

堅く決意してたんですが、なにしろ雨続き。ようやく曇り予報の3日に決行。

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京王多摩センター駅からバスで日大三高。

湧き出した細流が作った谷。武蔵野界隈でいう谷戸をめざします。

花仲間から「カキランを見てきた」と教わったのは昨年の6月ごろ。

「どのへん?」と目を輝かせたけど「小野路よ。谷戸はいっぱいあるので、説明は難しいわね」

なんとか場所の見当がついたので、いざ出陣という経緯です。

一度は通り過ぎたけど、民家のご主人に教えていただいて谷戸の入り口へ。

ゴボウに花が咲いてました。

農家の方に訊いたらタネを取るためだそうです。ついでに花がきれいなので鑑賞も兼ねて。

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谷の奥へと進みます。

田んぼの稲も順調に育っています。

田畑の周辺に見られるミヤコグサがあらわれました。

都に多かったのでこの名になったとか。

奈良か京かは定かではありません。どちらかの都に多かった。

昔は分布が限られていたので史前帰化植物のようです。

マメ科です。

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こんな景色です。

狭い谷に棚田が作られてます。

ここは町田市北部の丘陵地。

多くの歴史的遺産や美しい自然環境と里山風景が残されてます。

にほんの里100選に東京で唯一選ばれている場所でもあります。

こんな里山が東京都にも残されているんです。

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コマツナギ。

茎は細いけど丈夫そうです。

これなら馬を繋いでおいておけるかな。

🎄

まだまだ時間はたっぷりあります。

めざすカキランはゆっくり探しましょう。

なつよ、次回へ続くぞ。

 

2019年7月 6日 (土)

ノカンゾウも咲き出した@野川公園

ノカンゾウの花を初めて見たのは野川公園の自然観察園に通いはじめてからだった。

100株以上が夏空に負けじと咲きそろっていた。

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園内のあちこちでポツンポツンと咲いてます。

これは群生地からだいぶ離れたところに1株だけ。

野川公園のは花弁に混じる褐色が少ないのできれいななオレンジです。

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ネムノキはもう終盤です。

園内にもあるんですが遠いので、これは野川沿い。

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ヒトツバハギの雌花。

隣に雄木がありますので花の違いを比べてください。

ハギとついてますがマメ科ではなくミカンソウ科。

葉が似ていて複葉ではなく単葉なのでヒトツバ。

 

 

2019年7月 5日 (金)

ガガイモ咲いてるよ、気の早いキツリフネも@野川公園

つゆの合間にひと巡り。

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フェンスを伝って伸びてるガガイモが咲いてます。

古事記の時代には親しまれていてスクナビコナが、この実の船に乗ってやってきたとか。

弾けると白い冠毛が飛び出す実がいにしえびとを引きつけたんでしょうね。

渡りをするチョウ、アサギマダラの幼虫が食草にします。

キジョランは知ってましたが旧ガガイモ科(キョウチクトウ科イケマ属)ならいいようです。

ほかにオオカモメヅル、イケマなど。

でもキジョラン以外は落葉してしまうので越冬には不向き。

常緑のキジョランが適してるんです。

キョウチクトウ科の植物はたいてい毒を持ってます。

アサギマダラは毒を蓄えて鳥から身を守ってます。

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ヒヨドリバナ。

こちらはアサギマダラが蜜を吸いに訪れます。

ヒヨドリバナの蜜には毒のアルカロイドが含まれていて、親になってもまだ毒を摂取してるんです。

鳥もちゃんと知ってるので襲いません。

フジバカマにもアルカロイドが含まれてます。

こちらはオスが出すフェロモンの原料にもなっているそうです。

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オオバギボウシのつぼみ。

苞が重ならないようにうまい具合に間隔を開けてます。

やがて花茎が伸びてよく見るオオバギボウシの花になります。

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気の早いキツリフネが1輪だけぶら下がってました。

 

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