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カテゴリー「野の草や木」の記事

2017年10月24日 (火)

貴重だよ希少種のウラギクとカワラノギク@植物多様性センター

「なにしてるの〜」

職員さんが作業をしてます。

バックヤードで育てた植物を植えてるんでしょう。

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ウラギクでした。

以前にもあったんですが環境が合わないのか消えてしまったんです。

河口などに育つキク。

以前はどこでも見られたんですが、河口などが整備されて数を減らしてる。

東京都では絶滅危惧のⅠB、環境省では準絶滅危惧。

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葉がキクっぽくないです。

細長くてギザギザがない。

花弁も細くて繊細な感じがします。

30株以上をせっせと植えてます。

今度はちゃんと育ってくれますように。

植えてから数日経ちますので、もうしっかりと根付いてるでしょう。

1メートルくらいの大きい株も植えてましたが、ヘナヘナで頭を下げてしまってます。

「温室育ちなので茎が弱いんですよ」

やっぱりね。

過保護だともやしになってしまうんです。

この雨でしっかりしたかな。

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多摩川、相模川と鬼怒川にしか自生していないカワラノギク。

絶滅危惧1Bです。

多摩川でも1990年には4万5000株が確認されてました。

それが2002年には、たった60株。

保全、保護活動が行われて福生市でかなり回復してる。

こちらは厄介なことに洪水の後の河原を好む。

洪水が起きては大変だから治水対策を施す。

それで育つ環境が減ってしまったんです。

洪水は怖いけど貴重な動植物は残したい。

両立は大変です。


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ノコンギク。


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カントウヨメナ。

いまだにちゃんと区別できません。

秋になると覚えようとするんだけど年が開ける前に忘却の彼方。

ほとんどあきらめの境地です。


2017年10月23日 (月)

雨がやんだら見においでサラシナショウマ@神代植物公園

♬ 雨がやんだら お別れなのね

ではなくて会いにきてください。

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長雨の間にイヌショウマは終わってサラシナショウマが斜めになって咲いてます。

花柄がないので密に咲いてブラシのようになります。

更科ではなくて晒し菜。

若葉を水にさらして食べるので。


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ネコノチチの実が赤く色づきました。

どうもここのは実のつきがよくない。

ビッシリついていると緑からオレンジ、赤、黒といろんな色が楽しめるのに惜しい。

別の枝には黒いのもありますが一緒には写らない。

食べられないことはないけど食用にするという話はないようです。


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植物会館に展示されてたミニバラ盆栽展(終了)の1等賞。

詳しくはわかりませんが、なんとなく花姿が凛としてます。

名前はレッドクリフ。

赤壁の戦いですか。

崖といやあ崖っぽいか。

2017年10月14日 (土)

キチジョウソウで吉祥あるかな&季節外れのヒガンバナ@野川公園

冷たい雨が降ってます。

1週間以上も雨模様が続くとか。

前線が南に下がって晴天が戻ったらきっと晩秋になってることでしょう。

寒いのは苦手です。

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せめてブログは前向きに。

ということでキチジョウソウ。

なかなか花をつけないので見られたら縁起がいい。

とかいうものの毎年ちゃんと花をつけてくれます。

上の方についてるのが雄花。

下には両性花。

雄花の方は退化してるので、雌しべの長さが違うそうです。

宿題。次の機会にルーペで確認すること。


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黄色いのがヤクシソウ、白はユウガギク。

ユウガギクはどんどん勢力圏を増やしてるのにヤクシソウは押されっぱなし。

新たに切り開いたところに真っ先に育つパイオニア植物。

なので他の植物が繁ってくると競争に負けてしまうのでしょう。

「ヤクシソウやタンポポなど舌状花だけで筒状花のないキク科はどれも、葉を切ると白い乳液が出ます。

キク科の中のタンポポ亜科の仲間の特徴です」。

勉強になりました。

それでチチクサともいう。

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どういうわけか1か月遅れでヒガンバナが咲いてました。

思わず見つけた花って印象が深い。

こんな時期に見たのは初めて。

キチジョウソウとヒガンバナの合わせ技で1本となるかな。


2017年10月13日 (金)

愛嬌あるよクロコノマチョウの幼虫@植物多様性センター

職員のお兄さんと雑談してたら

「あっそうだ、クロコノマチョウの幼虫を見たことありますか。ミッキー・マウスみたいでかわいいの」

当然見たことなんかありません。

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ミッキー・マウスかどうかはともかく黒い突起と頬の黒い帯がユーモラス。

オギの葉の裏でじっとしてます。

写真は裏と表をひっくり返して撮りました。

あれこれ動かしたんですが、全く動じない。

よく見ると、あちこちの葉裏に潜んでます。

どこかに目もあるんでしょうけど見当たりません。

クロコノマチョウはもともとは九州などに生息。

温暖化で次第に生息域を広げてる。

幼虫がいるということは親も飛んでたはずなのに見たことありません。

こんな蝶です


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ゴキヅルの実がたくさんついてます。

奥に雌花も見えますので、もっとたくさんできるでしょう。

実は熟すと帽子の部分と下に分かれてタネが出てきます。


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シラネセンキュウ。

生薬の川芎に似ていて日光白根山で発見された。

ヤマゼリよりも花つきがいいので区別してます。

2017年10月12日 (木)

岩場にしがみついてる姿が見たいダルマギク@神代植物公園

こんなところに見慣れない葉のキクが咲いてるぞ。

去年は見かけなかったからボランティアさんが仲間入りさせたんだな。

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丸くて肉厚、さらに毛深い葉。

とてもキクとは思えません。

西日本に分布していて、対馬海流に沿った海岸の岩場で見られる。

山野草園みたいな豊かな土壌の植物ではないんです。

いがりまさしさんの公式ホームページの写真をご覧ください。こちら

過酷な自然に立ち向かって、こんな岩場にしがみついてるんです。

機会があったら(ないと思うけど)訪ねたいものです。

いがりさんには「日本のスミレ」(山と渓谷社)で春になるとお世話になってます。

有名な群生地は山口県下関市の角島。

対馬海峡に突き出た島です。

いがりさんの写真も「撮影地下関市」になってるから角島でしょう。

今では橋がかかってるみたいです。


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海岸性のキクつながりでハマコンギク。

こちらは植物多様性センターの島しょゾーン。

別名エノシマヨメナ。

ノコンギクよりも色が薄い。

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ゴンズイの赤い実。

赤と黒の二色効果で目立ちます。

2017年10月10日 (火)

秋のバラフェスタなので目についたのをピックアップ@神代植物公園

きれいなバラには近づかない方でした。

身の丈を考えると恐れ多いし、トゲで傷つくのがオチだとハナからあきらめてました。

人間も植物も。

よわい重ねて、せめて花くらいは愛でようとの心境の変化をきたしてます。


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このところお気に入りの田毎の月。

お月さんが雨露に濡れてます。

十五夜の月の出みたいでしょ。

澄み切った黄色が葉の緑に浮かんでます。


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これでも咲いてるんです緑のバラ、グリーン・ローズ。

コウシンバラの亜種で中国原産。

19世紀前半にアメリカで発見された。

花弁が全部、ガク片に変化しちゃったので緑の花に見える。


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オレンジ・イエローが目に止まったんですが、写真にすると微妙な色合いが出てません。

イングリッシュ・ローズのモリニュー。

数々の賞を受賞してるんだそう。

香りもいい。

モリニューはイングランドの2部チーム、ウォルバーハンプトン・ワンダーズが所有しているスタジアムの名前。Img_6410

ハマナシの交雑種ロサ・ルゴーサ・スカブローサ。

撮りたくなるバラはだいたい同じです。

なので同じようなのをとりあげてしまう。

好みってのは変わらないんでしょうか。

来年になると別の種類に目移りするのか。

人間は保守的ですから、しばらく変わらないような気がします。


2017年10月 9日 (月)

土方歳三が売り歩いた石田散薬の原料はミゾソバ@植物多様性センター

植物多様性センターのガイドウォークは水生植物の殖芽を観察しました。

殖える芽。

冬に向かって葉や茎は色を失って水に溶けてしまいます。

根は残って、その中からすでに新しい芽が伸びてます。

茎もないから冬の間は過ごしやすいところに落ち着いて寒さをしのぐ仕組みでしょう。

大きな水槽に水草がありますからのぞいて見てください。

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時間があるので園内めぐり。

ミゾソバが去年の何倍にも植えてます。

花仲間が声を発しました。

「石田散薬の材料がミゾソバ。歳三資料館で製造体験に参加したことがあるの」

はい、石田散薬は知ってます。若い頃の土方歳三が行商して売り歩いたことも。

ですが材料は知らなかった。

こんな身近な植物だったとは。

江戸で奉公に出たがうまくいかず実家に戻った歳三は家伝薬の石田散薬を各地に卸していた。

江戸の得意先だけで400軒、山梨、埼玉まで売り歩いた。

歳三の生家は浅川(多摩川の支流)近くの豪農。

忌野清志郎が通った都立日野高校の近くです。

浅川にはミゾソバがびっしりと生え、土用の丑の日になると石田村の村人総出で刈り取った。

これを天日で乾燥させ、稲刈りが終わった頃に土方家の釜で黒焼きにする。

これに日本酒をかけ、粉末にして出来上がり。

うちみ、捻挫、切り傷などに効能がある。

熱燗の酒で飲むと、より効果があるそうだ。

製造体験会は毎年ゴールデンウイークの頃に資料館で行われています。


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オヤマボクチがようやく開花。

シベがニョロニョロって出てきたのを開花とみなしましょう。

ここでも別の仲間が「深大寺の境内でオヤマボクチを使った蕎麦があった」と言いだしました。

信州ではオヤマボクチの葉の繊維を蕎麦のつなぎに使う。

とっても旨いらしい。

しばし考えます、調布市と長野のつながりを。

そうだ、姉妹都市の木島平村だ。

木島平村には「名水火口(めいすい ぼくち)そば」 がありました。

風味が豊かでのど越し良く、噛み応えがある。

深大寺の縁日などでは木島平村の物産を売る一角が設けられる。

その時に火口そばを振る舞ったことがあるんでしょう。

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ハチジョウイタドリの雄花。

噴火の跡などでいち早く生えてくるパイオニア植物。

若い茎は皮をむいて食べられる。


2017年10月 8日 (日)

咲いたよキバナノ ツキヌキ ホトトギス@調布市野草園

秋たけなわになるとパッと明るい光を放ちます。

宮崎県の一部にしか自生していないキバナノツキヌキホトトギス。

黄花 突き抜き ホトトギス。

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茎が葉を突き抜けているように見えるので突き抜き。

毎年10月中旬になると黄色い笑顔を見せてくれます。

ツキヌキじゃないのもありますが、これも宮崎県だけ。

ツキヌキが崖から垂れ下がっているのに対して樹林下で見られる。

星を散らしたようなんだって。

イメージがふくらみます。

これまで黄色い花のホトトギスは日本だけと思われてました。

ところが2014年に中国の浙江省でキバナノツキヌキホトトギスそっくりなのが見つかったそうです。


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こちらはキイ ジョウロウ ホトトギス。

紀伊 上臈。

神代植物公園の山草展で展示されてます。

西東京市の野草園にもあるよ、って教わったんで13日にすっ飛んで言ったんですが、まだつぼみでした。

西武池袋線保谷駅から歩いて3分の近さです。

大きな農家が保存され、その一画が野草園になってます。

キイより小型なのがサガミ ジョウロウホトトギス。

さらに小さいのがスルガ ジョウロウホトトギス。

サガミは丹沢のどこか、スルガは毛無山で見られるらしい。

毛無山ってどこだ?

朝霧高原を見下ろす2000メートル弱の山。

富士山の剣ヶ峰大沢の崩壊が真正面に見える山。

ふもとをバスで通ったことがある。

富士講の開祖が修行した人穴にも入ったな。こちら

休暇村富士の北北西だな。

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シロバナもあります。


2017年10月 6日 (金)

金色のライトセーバー?キンエノコロ@野川公園

一斉に金色のペンライトを振ってるようにも見えます。

ステージに上がってるのは誰かな。

きっと、もうすぐ丹沢の山に沈んでいくお日様でしょう。

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いやあ、光り輝いてるのですっかり見とれてしまいました。

傾きかけた太陽がうまい具合に小穂の後ろから当たってる。

自然が与えてくれたシャッターチャンスに感謝。

キンエノコロがこんなにまとまってるのを見たのは初めてです。

もう少し粘って赤い夕日になったら赤く染まるのかな。

ペンライトにも思えるしライトセーバーと見てもいい。

混じって穂を伸ばしてるのはアキノエノコログサでしょう。

穂がお辞儀してますから。

ムラサキエノコログサはもっと穂が短い感じです(多分)。

このキンエノコロの方が列島に早くにやってきたようです。

なんと最終氷期の頃。

普通に見られるエノコログサは遅れて縄文中期以降とか。

地層からタネの化石が出てわかったんでしょう。

いいものを見せてもらいました。

この日はこれだけでとてもハッピーに過ごしました。

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横向きになってるのを上から写したので下向きに見えますが、基本的には直立してます。

ヒメキンミズヒキです。

花つきがキンミズヒキよりもまばらで丈も低い。

まあ見た目でなんとなく区別はつきます。

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トリミングして拡大します。

雄しべが5本です。

花弁も細いのですき間があります。


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こちらがおなじみのキンミズヒキ。

花弁も太く花もびっしり着いてます。

雄しべは数えてませんが10本以上あります。

だいたい8〜14本あるようです。

キンミズヒキとヒメキンミズヒキの見分け方でした。


2017年10月 5日 (木)

ジュウガツザクラが満開です・コブクザクラもちらほら@野川公園

秋の桜はもの寂しくて、宴のあとの喪失感がやるせない。

咲いてるよって、言われたけど二の足を踏んでた。

イイギリの赤い実を見るついでにながめてこようかと、公園の西へ。

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残念ながらイイギリの実は少なめ。

絵になりません。

遠くに見えるジュウガツザクラの花つきが良い。

ほぼ満開です。

夏につけるつぼみのうち3分の1が10月から12月に咲く。

秋の分はほとんどが開いてるんじゃないでしょうか。

これくらいなら花見の宴を催してもいいかな。

中締めの「宴もたけなわですが・このへんで」

それでも名残惜しくて、客が帰ろうとしない宴終盤の雰囲気でしょうか。

「宴もたけなわプリンスホテル」なんて、いつも言ってたなあ。


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アップです。

花弁はかすかに赤みを帯びてます。

コヒガンの園芸品種だそうです。

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近くではコブクザクラ(子福桜)もちらほら。

シナミザクラ系の雑種だそうです。

実がなるそうです。しかも雌しべが複数あるので複数の実がつく。

そこから子福。

また行って雌しべをルーペで観察してこなくちゃ。

シナミってなんだろう。支那実でした。

シナミは中国系のさくらんぼ。

日本で栽培されているのは欧米系の品種。

さくらんぼといえば赤ですが、何十年か前は黄色いさくらんぼが主流だったとか。

スリー・キャッツでヒットした「黄色いさくらんぼ」が作られた頃は黄色だったと聞いたことがあるけどほんとかなあ。

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