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カテゴリー「野の草や木」の記事

2017年7月28日 (金)

ツリガネニンジン、ワレモコウなど秋の花@植物多様性センター

猛暑には似合いませんが曇天だと精気が復活します。

先日撮ったのが納得いかなかったのでツリガネニンジンの撮り直し。

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雑木林の中のはすでにしおれてたが、日当たりのいいこちらは花盛り。

と言っても茎が細いので支えきれずに横に寝てしまってます。

そっと起こしてハイ、パチリ。

曇り空の方が花が生き生きして撮れます。

別名のトトキは朝鮮語のトドックが変化したと言われてます。

トドックは、こちらではなくてツルニンジンのことのようですが・・。


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ワレモコウがいい感じで咲いてます。

由来のよくわからない名ですが、「源氏物語」にも出てきます。こちら

「おとろへゆく藤袴、ものげなきわれもこうなど」

見栄えのしない、と紫式部は興味を示してません。

まあそうだよね。


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クロモジに黒い実がなってます。

黒い実がつくのでクロモジという説も。

モジは女房言葉。

しゃもじ、すもじ(寿司)、ゆもじ・・など。

枝葉からはクロモジ油が採れます。

石鹸、香水などの香料になります。

今でも伊豆産のクロモジ油は販売されてるそうです。

漢方薬でもあり養命酒にも使われてます。


2017年7月27日 (木)

天狗が使った隠れ蓑ってどんな形?カクレミノ@神代植物公園

彦一とんち話にも「天狗の隠れ蓑」があります。

遠眼鏡だとだまして彦一が隠れ蓑を手に入れる。

姿を隠せるので、さんざ悪さをしますがバレてしまうというお話。

似たような昔話が各地に伝えられてるようです。

体をすっぽりと包む蓑なんでしょう。

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何年も通ってるのにカクレミノの花は初めて見ました。

だいだい色の葯が目立つだけで花弁は地味な緑色。

匂いで虫を呼んでるのかと思ったけど特に香りは感じませんでした。

この木で面白いのは葉。

初めは切れ込みがないが、やがて3〜5裂になる。

それもつかの間、成長すると長楕円形ばかりになる。

こんな風に形を変えるのでカクレミノになったんでしょうか。

幼木のうちは少しでも光が当たるように切れ込みを入れる。

ヤツデと同じです。

育ってきて光を受けられる大きさになると長楕円形。

切れ込みのある時の形が隠れ蓑と見立てたんでしょうか。

山野草園の入り口です。

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蒸し暑いのでうっとうしくないダリアを。

星型のホンカ。

アメリカで作られた。

こんなダリアもあるんです。


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同じようなのでミッドナイトスター。

神代植物公園も入場者はまばらです。

こう蒸してちゃ花を見る気にもならないですよね。

しばらくは戻り梅雨でうっとうしい日が続きそうです。

ご自愛を。

2017年7月26日 (水)

クサギとコクサギ、どっちが臭い@神代植物公園

湿気のせいがあるんでしょうか。

張本人に10メートルくらい近づくと、もわっとした匂いが押し寄せてきました。

いい匂いか悪いのか、なんか判別できないなあ。

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クサギの花がぼちぼち開いてます。

葉を揉むといい匂いじゃないけど、花は芳香。

なのにどうして、入り混じったような匂いなんでしょう。

きっと湿気です。

25日は曇りだけど、湿気がすごい。

たびたびクーラーの効いた温室と植物会館に逃げ込んでしまいました。

かんかん照りは日影に入れば涼しいけど、湿気からは逃げられない。

こんな時はあえて葉を揉んだりしません。

匂いと湿気のダブルパンチを食らったら頭が変になりそうですから。

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離れたところにコクサギがあります。

葉を揉んだりちぎったりすると匂いを発するけどクサギほどじゃない。

なのでコクサギ。

名前が同じだから梅雨明けに咲くんだと思ってました。

ですが一向に気配がない。

調べたら全然違う種類でした。

クサギはシソ科(前はクマツヅラ科)なのにミカン科。

ミカン科なのに変な匂いなの?。

こすってみたけど特にはにおわなかった。

花期は4月ごろ。

隣にあるコクサギには実がついてました。

雄木と雌木が並んで植えてあるんです。

葉のつき方に特徴があって、左右交互に2個ずつついてる。

こういうのをコクサギ型葉序という。

サルスベリ、シナノキ、ネコノチチなんかも同じです。

コクサギの葉はとっても役に立ちます。

生ゴミの上に葉をおくと、ハエやハエの幼虫を減らす。

さらに生ゴミの匂いを軽減してくれます。


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アジサイが終わってノリウツギが咲き始めました。

これは園芸種のミナヅキのようです。

戻り梅雨の嫌な天気にさわやかさをもたらしてます。


2017年7月25日 (火)

細く伸びた花柄が蒔絵みたいなのでマキエハギ@神代植物公園

小さいハギが好きです。

中でもマキエハギの優美さはいつ見ても感心してしまいます。

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スッと伸びた細い花柄。

その先についた白い花も控えめで気づかないくらい。

まさに蒔絵の筆法です。

丸っこい葉も花にマッチしてます。

山野草園のは距離が遠いので、写真は植物多様性センターのです。

こんな蒔絵のお盆なんかでお茶とお菓子を出されてみたいものです。

背が低いので大きな木や草に負けて各地で絶滅危惧種に指定されてます。


もうすぐネコハギも咲いてくれるでしょう。

こちらも楽しみにしてます。


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鉢植えですがナツエビネ。

名前の通りに夏に咲きます。

調布市野草園にあったんだけど、この2、3年はお目にかかってない。

育つ条件が難しいみたいです。

葉が茂ってるのは確認してますが、今年はどうなんだろう。

近いうちに見に行きます。

まあ立派に咲いてる鉢植えですが、なんか風情がないです。


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在来種のフジウツギはまばらにしか花をつけないが、こちらは盛大です。

中国原産とされるフサフジウツギ。

多分園芸種でしょうね。

一体いくつ花がついてるんでしょう。


2017年7月24日 (月)

花は紫だけどコガネバナ@都立薬用植物園・小平

いっつも、なんでコガネバナなんだろうと引っかかります。

記憶にございません。学習能力ゼロ。

誰かさんみたいに都合の悪いことを隠してるわけじゃありません。

本当に忘れちゃってるんです。

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シソ科タツナミソウ属っていうのは納得です。

吉宗の時に小石川養生所に初めて植えられた。

朝鮮から取り寄せたんです。

効き目があるというのは書物の知識でわかってたんでしょう。

赤ひげ先生も使ったことでしょう。

名前は根が黄色いことから。

生薬名は黄芩(おうごん)です。


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大きな葉の割には小さな花に目が止まりました。

小さな朝顔。

見慣れないなあと思ったけど、野川公園で見てました。

写真を確認すると、こんなうす紫の花ではなかった。

オオセンナリ、別名センナリホオズキ。

ペルー原産で英名はペルーのりんご。

赤くならないホオズキをりんごに見たてたんでしょう。

そういや近頃は青森でも黄色いりんごが主流になりつつあるんだって。

赤いのに比べて手間いらずなので生産者にも歓迎されてるそうです。

さくらんぼはこの逆。

昔は黄色いさくらんぼだったのが、ほとんど赤。

手間暇かかるけど売れ行きがいいんで赤くしてる。

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ヘビウリは真っ昼間でも花が見られます。

これを見て夕方に開くカラスウリを想像してください。

カラスウリは食べないけど、こちらの若い果実は食用にします。

基本的に炒め物にするみたいです。

クックパッドにいろいろ出てきます。

しかしながらですよ。スーパーに普通に売ってるのかなあ。


2017年7月23日 (日)

くるくるカールのクサボタン@都立薬用植物園・小平

なんでガク片がくるくるっとカールしてるんでしょう。

キンポウゲ科ですから花弁はありません。

その昔、両脇の髪をカールさせた女の子がいましたよね。

どこか懐かしい感じ。

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クサボタン。葉がボタンに似てるから。

センニンソウ属ということはクレマチスの仲間。

形から見ればハンショウヅルに近いのか?

昆虫はくるくるに止まって蜜を吸うのかな。

くるくるといえばウリノキっていうのもあります。

まだ見たことないので来年は見に行かなくては。

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ヨーロッパ原産のコゴメバオトギリ。

セイヨウオトギリの変種だそうです。

葉には明るいぽちぽちがあるし、花の縁には黒い点々がある。

オトギリシウの特徴はちゃんと備えてます。

薬効はあるんでしょうが、特に薬に使ったりはしてないようです。

植物多様性センターにはトミサト(富里)オトギリが出てきます。

丈はずっと小さくて30センチないくらい。

貨物に乗って成田に来たのが周辺で繁殖したんでしょう。

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エビスグサ。漢方名はケツメイシ、決明子。

決明は明るく開くという意味で目が良くなる。

そのほか、何にでも効きます。

胃下垂、胃酸過多、口内炎、黄疸、じんましん、腎臓病、腎盂炎、脚気、糖尿病、膀胱カタル、婦人病、神経痛などなど。


胃がんや食道がんにも用いられる。

すごいねえ。

アメリカ原産なんですが江戸時代に中国から伝わったのでエビスグサ。

日本にはカワラケツメイがあります。

植物多様性センターで見てますが、似てるといえば似てる。

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22日はあれこれ忙しくて、昼は吉祥寺の老舗、炭焼きステーキハウス「葡萄屋」で遅めのランチ。

ワインなど飲んでお腹もいっぱい。

まぶたが下がって来たので、ここらでお休みなさい。

2017年7月22日 (土)

女郎衆と遊んだ旅の土産はミシマサイコ@都立薬用植物園

♫ 三島女郎衆はノーエ 三島女郎衆はノーエ

三島サイサイ 女郎衆は御化粧が長い

御化粧ながけりゃノーエ 御化粧ながけりゃノーエ

御化粧サイサイ ながけりゃ御客がおこる       (三島農兵節)

三島宿といえば真っ先にこの歌が浮かんじゃうのです。

ガキの頃にラジオから流れてきたので自然におぼえたんでしょう。

で、花は何かというとミシマサイコ。

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漢方薬でよく耳にします。三島柴胡。

小柴胡湯なんかに使われてます。

カワラサイコは見てるけどミシマサイコは見たことない。

神代植物公園の山野草園に「ミシマサイコ播種」の札があるけど、どれがそうなのかわからない。

三島宿の柴胡は伊豆の各地から集めてきたものを集荷。

効き目があるってんで評判が良かった。

それで草の名にまで三島が冠せられた。

女郎衆と遊んだ後に、ミシマサイコをお土産にするのがお決まり。

そりゃそうでしょ。

お酒もたっぷり飲んでるから肝臓をいたわらないとね。

こんな花なんですか。

カワラサイコとは全然違います。

バラ科とセリ科ですから。根茎が肥大することだけが同じ。


ミシマサイコはしかと目に焼き付けました。

でもあてにゃあなりません。2年前にも見てるんですから。

動かぬ証拠はこちら

笑ってごまかしましょう。


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花は閉じてますがユウスゲ。

かんかん照りの真っ昼間に行ってるんですから当たり前ですね。

せめて午前中に訪れないと開いたのは見られません。


南伊豆のユウスゲ公園は奥石廊崎の群生が一望に見下ろせるようです。こちら

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センニンソウも咲き出してます。

咲き始めの方が香りがいいみたいです。


2017年7月21日 (金)

高原に秋風が吹けばマツムシソウ@都立薬用植物園・小平

見てきたようなタイトルをつけてますが、猛暑にうんざりしながら思い浮かべてます。

信州の霧ヶ峰や美ヶ原では8月中旬から見頃を迎えるそうです。

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優しいブルーのひらひらフリルの花が、とっても印象的。

ようやく開花期に出会えました。マツムシソウ。

高原に秋風が吹いて松虫の声が聞こえる頃に咲き出します。

♫ 風立ちぬ 今は秋

  今日から私は 心の旅人  (「風立ちぬ」作詞松本隆、作曲大瀧詠一)

群生地で爽やかな風を受けたら、こんな歌を口ずさむんでしょうか。

マツムシソウ科マツムシソウ属で日本の固有種。

スカビオサ(マツムシソウ)の名で売られているのはセイヨウマツムシソウ。


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トチバニンジンの赤い実が目を引きました。

よーく見ると実の下に線香花火みたいな花もあります。

一番上だけが雌花で、下のは雄花だそうです。

なので実がつくのは上だけ。

チョウセンニンジン(オタネニンジン)の仲間ですが、根ではなくて根茎が肥大する。

葉がトチのように大きのでトチバ。

滋養強壮に使うチョウセンニンジンと異なり、食欲不振などに用いる。


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まだ花は半開きですがヤナギタンポポ。

葉が細長い。

山間の湿ったところで見られるが、各地で絶滅危惧種に指定されている。

どおりで見たことないんだ。

花の様子はコウゾリナに似てるかな。

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以上3種、いずれも初めて見ました。

用事があって埼玉県狭山市まで西武線で出かけたので帰りに立ち寄りました。

炎天下の植物園を歩き回りましたが、ちゃんとご褒美をいただきました。


2017年7月20日 (木)

祇園祭には悪霊退散のヒオウギ@野川公園

祇園祭の祭花といえばヒオウギ。

京都の各家庭で軒先などに飾るのが習わしだったが、減ってきてるそうです。

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古来、ヒオウギは悪霊退散に用いらてきたので祇園祭の趣旨と重なったんですね。

檜扇みたいな葉で悪霊を吹き飛ばそうとしたんでしょうか。

花は真夏の太陽も跳ね返しそうな色合い。

悪霊や悪疫にも勝てそうです。

ふと思ったんですが、近頃神田祭の報道で神田神社と言わなくなりました。

明治以前の神田明神と放送してます。

神田神社じゃ気分がでねえやと江戸っ子が声を大にしたんでしょう。

祇園祭の八坂神社も江戸時代までの祇園社に戻そうという動きはないんでしょうか。


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最近、あちこちで見かけるのはヒメヒオウギズイセン。

南アフリカ原産。


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長いことミソハギも元気だねえと思ったら違ってました。

イヌゴマです。

シソ科特有の下唇が大きい花の形をしてます。

イヌですからゴマは食べられません。

ゴマのルーツはアフリカ。エジプトでは5000年以上前から栽培されていた。

インドに伝わりシルクロード経由で中国へ。

なので胡麻。

日本には仏教伝来とともにもたらされたと言われてますが、実際にはもっと古そう。

だって縄文遺跡から出土してるんですから。

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イシミカワの実ができてます。

ほんとは深いブルーなんですが、腕が悪いので黒く写ってます。

花は薄い黄緑でほとんど目立たない。

なので気がつくと実がついてるというわけです。


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山菜として珍重されるシオデの花です。

パッと開いた線香花火。


2017年7月19日 (水)

古代ロマンの響きだねガガイモ&お菊虫@野川公園

「天の羅摩船」と書いて「あまの かがみ ぶね」と読む。

羅摩がどうして「かがみ」なのかは分かりません。

で、かがみはガガイモのこと。その実を2つにわってつくった船が「天の羅摩船」。

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古事記の昔から親しまれてきたガガイモが咲いてます。

オオクニヌシの国づくりを助けにスクナビコナが、この船に乗ってやってきます。

毎年、ガガイモの花を見つけると同じようなことを書いてます。

こちらとか、こちら

いつも堂々巡りで一向に進歩してません。

きっと「ガガ」の響きが好きなんです。

水生植物のガガブタ、ことしは見てないなあ。


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オカトラノオはほぼ終わって、代わりにヌマトラノオが。

湿地を好みます。

オカとの違いは、花がお辞儀をしないでまっすぐ上を向いてる。


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毛虫がウマノスズクサの葉をムシャムシャ食べてます。

黒褐色で白い帯があるのでジャコウアゲハの幼虫でしょう。

アサギマダラの幼虫も毒のあるキジョランを食草にしてます。

葉の毒をせっせと体内に蓄えて鳥に食べられないようにしてる。

ジャコウアゲハのサナギは「お菊虫」と呼ばれています。

一枚、二枚、三枚・・の「番町皿屋敷」。

後ろ手に縛られた和服の女性に見えるそうです。

経過観察してサナギも見つけようっと。

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