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カテゴリー「野の草や木」の記事

2017年8月16日 (水)

見るからにゴワゴワの葉・ラセイタタマアジサイ@神代植物公園

タマアジサイの伊豆諸島版です。

葉がごつい。

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秋の七草もとっくに咲いて、夏の花と本格的な秋の花との端境期。

新しいのが少ないので、毎年取り上げてます。

ラセイタは漢字で羅背板。当て字です。

「羅紗(ラシャ)の一種。地合薄く手ざわりのやや荒いもの」(岩波古語辞典)

植物の名前以外に聞いたことはないので服飾業界ではもう使われてないんでしょうね。

羅紗だって耳にしないもん。


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カクトラノオ(ハナトラノオ)。

シソ科ですので茎が四角い。

北アメリカ東部原産ですが、繁殖力が強いのであちこちで野生化してます。

薄いピンクが緑の中で目立ってます。


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ワタの花です。

木綿が普及しだしたのは戦国時代の末期。

木綿栽培に欠かせなかったのがイワシを干した干鰯。

このためイワシの需要が高まり、紀州などの漁師が房総に進出。

地引網を伝えたそうです。

なので和歌山と千葉には共通の地名が多い。

白浜、勝浦、網代湾、布良と目良など。

2017年8月15日 (火)

サネカズラの雄花と雌花@野川公園

なんだ、サネカズラか。

見慣れてしまっているので、花の時期にも通り過ぎてました。

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いけませんねえ、知ったつもりは。

長いこと生きてきたけど、いつも半可通で終わってるのはこのせいです。

つまり何も見ちゃいないし考えてもいない。

反省はするんだけど、半端で楽な方に流れてしまう。

ということで遅ればせながら雄花と雌花があるのを知りました。

真ん中が赤いのが雄花です。


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緑のが雌花です。

これはすぐに気づきました。

花弁が落ちて残っているのは緑色の球だけだったから。

雄花は花弁と同時に雄しべも落ちるのでしょう。

雌しべは受粉してこれから赤い実をつけます。

さねかづら(さなかづら)は枕詞でもあります。

「さね葛 のちも逢はむと 夢のみに

       うけひわたりて年は経につつ」   柿本人麻呂

ツルが分かれてまた会うので「あう」に掛かる。

さらに音の似た「さ寝」にも。

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サネカズラにカラスウリが絡み付いていて、もう実がついてました。

まだウリ坊です。

まだ尻尾がついてます。


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キンミズヒキです。

ヒメキンミズヒキも撮って比較しようと思ったんですが断念しました。

ヒメは薄暗いところにあってピントを合わせようとじっとしてるとヤブ蚊攻撃。

次々に襲ってくるのであきらめました。

ヒメは名の通りに全体が小ぶり。

そして葉が丸い。キンミズヒキは鋭くとがってます。

花をよく見るとヒメの雄しべは5〜8個。

対してキンは8〜15個。ずっと多い。

写真も数は数えてないけどモジャモジャしてます。


2017年8月14日 (月)

黒い花びらのシュロソウ@野川公園

いつも気がつかないうちに花茎を伸ばして暗紫褐色の花をつけてます。

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日陰にあったのを移植したので園内あちこちで見られます。

それにしても、いわゆる花のイメージからは遠い色。

華やかさを捨てた生き方にいさぎよさを感じます。

花の時しか見ないので緑の葉をちゃんと見たことがありません。

若葉が出た時にわかるようにしないといけないな。

枯れたのは見たことがあります。

シュロと言われれば納得します。

ユリ科だったのが最近はシュロソウ科として独立。

そうだよな。

素人目にはユリに近いとは到底思えない。


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フジカンゾウもあちこちに。

ヌスビトハギの仲間です。

かたや盗人なのに、こちらは藤の花に似てると言われる。

えらい違いです。

くっつき虫のタネを見れば仲間だと納得します。

足袋というかメガネみたいなサヤに包まれてます。


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イヌホオズキです。

花茎の出ているところが1か所だとアメリカイヌホオズキ。

これは微妙にずれて花茎が出てます。


rainrain

この先、1週間くらいは傘マークがついてます。

秋雨前線が停滞するんでしょうか。

確か去年も盛夏に雨が続いた。

原因はオホーツク高気圧の勢力が強いためです。

逆に言えば小笠原高気圧が弱い。

そう言えば台風の発生もピタリと止まってしまいました。

冷夏が心配です。

2017年8月13日 (日)

田んぼの困りものだけどかわいいクサネム@植物多様性センター

名前がいいよねクサネム。

草っ原に寝転んで空を眺めていたら、いつの間にか寝入ってしまった。

そんなのんびりな暮らしが思われます。

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実際には田んぼの厄介者なんでしょうね。

それこそ昼寝もしないで草取りに励まなくてはいけないんでしょう。

武蔵野台地生まれなんで、あまり田んぼを見たことがありません。

国分寺崖線の下に下りれば田んぼもあったんですが、稲がこうべを垂れてるのを見た覚えくらいしかない。

父親は杉並の農家なんで、子供の頃は陸稲を食べてた。

五日市街道沿いなので土地が高く、田んぼが作れなかったんです。

うまくないようです。


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初めて見たときはびっくりしました。

今じゃ、早くサヤが割れないか楽しみに待ってます。

ヤマシャクヤクの種子です。

茶色くなってるのがサヤの皮。

黒い種子は落ちてしまってますね。残念。

黒と赤のコントラストが面白かったんですが・・。

赤いのも種子ですが実らない。

こうした不稔種子をシイナと呼ぶようです。

ヤマシャクヤクの場合はこの派手な色で鳥を呼んでるようです。


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友だちが「変化朝顔展」やってるよ、ってメールで知らせてくれた。

そういや神代植物公園でも朝顔を展示してる。

これなんか葉も長細いし、花弁はもっと細い。

「柳牡丹」という品種でしょうか?

朝顔が日本に入ってきたのは奈良時代末期。

変化朝顔が流行したのは江戸の文化文政期(1804〜1830)。

明治になると下火になったが、有志が栽培を続け、江戸時代の水準を再現しようと努力が続けられているそうです。

変化朝顔展は8月25日〜27日に日比谷公園(テニスコート脇)で開催。

ただし午前中です。朝顔だもんね。


2017年8月12日 (土)

キツネノカミソリ数百本@調布市野草園

一面がオレンジに染まってます。

キツネノカミソリだらけです。

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春にはカタクリが顔を出す雑木林。

残暑の頃になるとこの通り。

こんなにいっぱい出てるのを見たのは初めて。

地続きの林も百本くらいは見られるんですが、ケタ違いに数が多い。

ややピークを過ぎてるのでオレンジが鮮やかではありません。

ベストのタイミングが難しいんです。

残念ながらカタクリ保護のためフェンスで囲まれてるので近づけません。

遠目で楽しんでください。


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カノコユリも咲いたしユリ類は終わりかなと思ってましたが、まだありました。

この時期に咲くんですからタカサゴユリでしょう。

台湾からの外来種。

でもこれは真っ白で花弁に紫の筋がない。

テッポウユリとの交雑種でシンテッポウユリかも。

8月に咲くところをみるとタカサゴユリの影響が強いのかな。

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サワギキョウも咲いてます。

池の真ん中なのでやや遠い。

そういえば植物多様性センターにもあったけど、ことしは見かけないな。

育たなかったのかな。


2017年8月11日 (金)

日照不足でもイヌキクイモは周囲を照らしてます@野川公園

雨雲が垂れ込めてた日でしたが、ここだけぱっと明るくなってました。

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イヌキクイモが目立ってます。

キクイモは秋になってから咲くのに対して、こちらは真夏。

舌状花の数も10枚ほどと少ない。

キク科ヒマワリ属。

キクイモモドキというのもあるがキクイモモドキ属。

7月ごろに咲いてもう咲き終わってます。


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アキカラマツ。

咲き始めるとがく片はすぐに落ちて雄しべと雌しべだけが目立つ。

これがカラマツの葉に似てるというんです。

よくもまあ、ここからカラマツを連想しましたね。

感心します。

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秋雨前線の走りというか、はっきりしない天気に逆戻り。

東日本は日照不足が続いてます。

お米や野菜に影響が出なければいんですが気になります。


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ちょっと変わったアジサイです。

神代植物公園です。

タマアジサイの中国系でビローサ。

葉が細いのでアジサイとは思えない。

咲き終わったアジサイに埋もれて人知れずに咲いてます。


2017年8月10日 (木)

名前だけでも涼しく・・マツカゼソウ@神代植物園

「暑いのにご苦労さん」

入り口でねぎらいの言葉をかけられました。

そりゃそうだ、特に用事がなければ誰だって出かけようとしない。

入園者もまばらです。

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せめて名前と姿かたちの涼しげなのを。

マツカゼソウ。

ミカン科唯一の草本です。

小さな花と葉が風に揺れていると秋風かなって思いたくなります。

山道でもさわさわって風になびいてます。

匂いがあって鹿もそれを嫌うみたいです。

近づいたことがないので匂いは確かめてません。

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バアソブが開き始めました。

つぼみが20個くらいあるので、しばらく楽しめるでしょう。

大事にして周りの草などを除去すると逆効果になるようです。

ボランティアさんが言ってました。

「ことしはほっといたの。そしたらつぼみがたくさんついた」

競争原理を働かせたほうがいいんでしょうか。


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カノコユリも雑木林を彩ってます。

sunsun

体温より高い猛暑の中でかけたように書いてますが、さすがに9日の散歩は中止。

37.1度ですよ。

熱中症で倒れてはいけないので自粛しました。

「昔は30度を超えたら、暑い暑いと大騒ぎしたもんだ」

若い女性に説明したら信じられないと言った顔をしてました。

ウソじゃありませんよ。

1960年の8月の最高気温は30.4度。

61年31.2度、62年32.9度、63年30.9度。

クーラーなんて家庭にはない時代ですが、このくらいなので扇風機だけでしのげました。


2017年8月 9日 (水)

ロックガーデンで出会ったタマガワホトトギスとイワタバコ@御岳山

天狗岩の脇を下ると渓流が流れてます。

この川沿いがロックガーデン。

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静寂の中、こんな道をたどります。

ほとんどハイカーとも出会わないし、深山に分け入ったようなすがすがしさを満喫。

奥多摩を歩いてるって実感します。

道は整備されてるのできつくはないです。


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見つけました。タマガワホトトギス。

渓流沿いにぽつんぽつんと黄色い花をつけてます。

もっと群生してるのかと勝手に思い込んでましたが、離れた場所で咲いてます。

霧に濡れた葉の緑のしっとり感も捨てがたい。

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綾広の滝では合宿中の子供達が戯れてました。

滝手前の岩と滝の近くの岩にイワタバコがしがみついてます。

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日差しが少ないせいか高尾山の蛇滝、琵琶滝より葉が小さい。

数もそんなに多くはない。

ともあれこれで目的は果たしました。


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打ち上げは御嶽駅近くのそば屋。

しかし5時を過ぎてたので「本日終了」の札が。

まだ閉店時間ではないんですが客が少ないのでしめてしまったんでしょう。

持つべきものは友です。

I 君が交渉して入れてもらいました。

冷たい生ビールがしみわたりました。


2017年8月 8日 (火)

随分増えたねキレンゲショウマ・咲きかけ@御岳山

参道の土産店「駒鳥」にお邪魔してキレンゲショウマはどうかな。

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御岳山が大雪で孤立した年にも駒鳥店内からキレンゲショウマを観察させてもらってます。

「キレンゲショウマ見せてください」と頼んだら、おかみさんが「どうぞ、どうぞ」

3年前には自衛隊のヘリが支援物資を投下したことなど孤立生活について、あれこれ聞かせてもらいました。

「大雪の時にも来たんだよ」

「覚えてますよ」とおかみさん。

遠慮なく店の奥に通してもらってキレンゲショウマを確認。

まだ早い。

開きかけのもあるけど、ほとんどつぼみです(4日)。

それにしても一段と繁茂してる。

「ほっておいたら、こんなに増えて・・」

写真奥の木は樹齢千年の神代欅です。

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ロックガーデンに下る道の手前で珍しく長尾茶屋がオープンしてる。

ホットワインが名物でマスターは「天空のソムリエ」と呼ばれてる。

基本は土日営業だが、ハイカーで電車が混むので金曜朝に都内の自宅から通ってる。

そのため金曜もオープンしてるのだとか。

前の経営者が閉店したが、山岳耐久レースの「長谷川恒男カップ」を手伝っていたマスターが引き継いだ。

茶屋の水と電気が耐久レースの時に必要なんだとか。

夜中、灯りがついているのでシクシク泣いてる若い女性が戸を叩いたりするという。

道に迷ったり、怪我をしてる人たち。

消防団を呼んで救助したり、臨時にケーブルを動かして麓まで運んでやるという。

茶屋のコーヒーを飲んで小休止。


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この先からロックガーデンへと下ります。

すぐの下りは急坂なのでパスして天狗の腰掛け杉の方のなだらかなコース。

見慣れない黄色い花が咲いてます。

ミツモトソウのようです。

渓流に咲くというから間違いなさそう。


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だらだら下っていくと天狗岩。

ここから七代の滝へと往復すればイワタバコを見られるんですが、急坂に鉄階段などでやや険しいのでパス。

霧も深いし、雨の恐れもあるので先を急ぎます。

きっとこの先の綾広の滝でイワタバコ、タマガワホトトギスを見られるでしょう。


2017年8月 6日 (日)

ただいま140輪・見頃に入ってきたよレンゲショウマ@御岳山

前日までの開花数がたったの80輪。

5万本の中でこれだけですよ。確率は0.0016。

宝探し状態?

探せるかなあ。

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中央線、青梅線、バス、ケーブルを乗り継いでやってきました御岳山(4日)。

レンゲショウマ目当ては4年ぶりです。

(3年前には高校の同期会で宿坊に泊まってロックガーデンを散策している)

日取りを決めたのはいいが、開花が遅いので、みたけ観光協会の開花数カレンダーを毎日チェック。

ようやく数字が出たのが3日で55輪、4日は80輪、5日でも140輪。

(前日に数えた開花数のようです)

500輪でも、探さないと見つからないんだそうです。

5万本の群生地の中ですから、見つけられるのか、はなはだ心もとない。


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しかもです。

群生地はすっかり霧に包まれてます。

訪れる観光客もまばら。

4年前はあちこちで三脚を立てていて撮影ポイントを確保するのに順番待ちだったのがウソのよう。

ですが群生地の富士峰園地入り口であっさりと見つかりました。

つぼみもたくさんついてます。

武蔵野の公園でも競ってレンゲショウマを咲かせてますが、やっぱり山で見たいもの。


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普通、園地の下の方から咲き始めるんですが、どうしてか上の方が開花数が多かった。

心配したのが杞憂で、そこここで見ることができました。

霧に浮かぶ森の妖精を狙ったんですが、いかがでしょうか。

今週の半ばは台風も去って天気も回復。

レンゲショウマも十分に楽しめるでしょう。

budbud

園地の他の花もじっくり観察したらロックガーデンに向かいます。

タマガワホトトギスとイワタバコを見に行きます。

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