フォト
無料ブログはココログ

カテゴリー「調布市」の記事

2017年7月13日 (木)

野川が干上がっちゃった@野川公園あたり

1週間ほど前は、まだかろうじて流れていたんですが、ついに干上がってしまいました。

Img_4845

自然観察センターあたりから上流を見たところ。

全く流れてません。

右側では2人の子供が湧き水に足を浸して遊んでます。

枯れた川底を歩いている女の子の先に水たまりがあります。

これは湧き水から染み出した水が溜まってる。


Img_4807

下流もこの通りです。

もう少し先では湧き水広場から比較的多く流れ込んでいるので、水たまりになってます。

魚たちはきっと、ここに逃げ込んでいるのでしょう。

野川の源は国分寺の日立中央研究所の湧水。

恋ヶ窪からの流れや、真姿の池の豊富な湧き水などが主な水源。

その後、各地で国分寺崖線からの湧水を合わせているが、他に流れ込む川はありません。

なので湧水の量が減ると、たちまち流れが細くなってしまいます。


Img_4822

自然観察園内のかがみ池も2か月前から干上がったままです。

草が生えてしまってます。

ここの湧水はわずかなので湧き水広場の水をパイプで引いています。

湧き水広場の水量が減ると供給されなくなってしまう。

多摩地方では7月初旬にまとまった雨があっただけ。

春からずっと降水量が少ない。

そのため湧き水にも影響しているんでしょう。

宅地化もまだまだ進んでます。


Img_4828

自然観察園の植物は元気です。

今を盛りのヤマユリ。

2株ですが、それぞれ7、8個の花をつけてます。

倒れないように添え木をしてしばってあります。


2017年6月16日 (金)

長恨歌に源氏物語、文学が潜んでいるビヨウヤナギ@神代植物公園

初夏と夏の間の花の端境期。

ビヨウヤナギの黄色い花が目立ちます。

Img_4183

えーと、どっちだったけ。

雄しべが花弁よりも長いのでビヨウヤナギ。

短かったらキンシバイ。いずれも中国原産。

ヒドコート(大輪金糸梅)というのもあります。

キンシバイの園芸種で花弁が平開してるので、少しすぼまってるキンシバイと見分ける。

雄しべが長くても数が多くてまっすぐに伸びてればヒペリカム・カリシナム(西洋金糸梅)。

ヨーロッパ原産。

ビヨウヤナギはバラバラな感じで湾曲してます。

pencilpencil

ビヨウヤナギの中国名は金糸梅に対して金糸桃。

江戸時代に入ってきて誰かが未央柳と名付けたのが定着した。

柳は葉が似てるからでいいとして未央は?

白楽天の「長恨歌」に「太液芙蓉未央柳 芙蓉如面柳如眉  對比如何不涙垂」と出てきます。

池のハスを見れば楊貴妃の顔を思い出し、柳からは眉を思って涙を流さずにいられない。

戦乱が収まり未央(びおう)宮に戻った玄宗皇帝の心境を歌ったシーンです。

「長恨歌」は平安時代の日本でも親しまれていた。

紫式部は「長恨歌」を下敷きにして「桐壺の巻」を書いたと推測されている。

「未央の柳」のくだりも引用されています。

江戸時代の教養人はどちらもよく知っていた。

細長い葉からすぐに未央柳を思いついたのでしょう。

clipclip

美容柳との表記もありますが、江戸時代に美容なんて言葉が一般化していたとは思い難い。

「びおう」と読んでいたのが、いつの間にか「びよう」に変わってしまったのではないでしょうか。

Img_4175

アナベルが随分と白くなってきました。

アメリカノリノキの園芸種です。


Img_4187

ミズキに遅れること約ひと月、クマノミズキが咲き出しました。

秋になると桃色になった花柄が落ちてサンゴみたいです。


2017年6月15日 (木)

アジサイ「紅でまり」は青い花がアクセント@神代植物公園

紅でまりのどこに青い花があるんだい。

不思議に思われた方もいらっしゃることでしょう。

Img_4167

咲き始めなのでまだ装飾花は白です。

これから徐々に赤くなっていきます。

真ん中をご覧ください。

青い部分が花弁と雄しべ。

つぼみもあります。


Img_4171

小さな花弁がついてます。

青い雄しべも出てます。

涼しげで梅雨の晴れ間にはふさわしい感じがします。


Img_4161

暑いので温室に避難。

休憩室とラン、ベゴニアのところは冷房が入って快適。

こんな咲き方のランもあるんですね。

アンデス高地原産のアングロア・クロウエシイ。

上向きに咲いているのでチューリップ・オーキッドとも呼ばれる。

2017年6月 5日 (月)

今後のホタル鑑賞会は絶望的@野川公園

去年までは「ホタル観察会」のポスターが掲示されたんですが、今年はそれすらない。

例年だと観察会は6月1週の週末。すでに過ぎてしまった。

どうなんですか?  自然観察センターのレンジャーさんに訊いたら

「飛んでることは飛んでるんですが、観察会を開くほどではないんです」

Img_4484

去年はポスターを張り出したあとに、やむなく中止に。

「今後の見通しはどうなんですか」

「えー、難しいんじゃないかと」

「餌のカワニナがいないんですか」

「カワニナはいます」

じゃあ発生しない原因はなんなんだろう。

どうも生物多様性と関係がありそう。

今まで鑑賞してたのは、どうも外部から持ち込まれたホタルだったようだ。

野川公園の開園は昭和55年(1980)。その前は国際基督教大学のゴルフ場。

ゴルフ場だった時に在来種は激減してしまったらしい。

それで都の許可を得て、開園にあたって他地区のホタルを放流したみたいです。

そのホタルを大事に飼育、毎年観察会が開かれてきた。

今年、発生したホタルの遺伝子を調べたら、在来種でないことが判明。

個体数そのものも少ないが、素性の明らかでないホタルの観察会は都立公園としてはふさわしくないと判断しているようです。

私の遊びざかりの頃は野川公園もテリトリー。

ゴルフ場になる前の草っ原と湿地です。

野川のホタルを捕まえてきて蚊帳に放したりしてました。

いっぱいいたんだけどなあ。

「じゃあ今後の見通しは」

「担当のボランティアさんたちが頑張ってるんですけど・・」

在来種の個体数が劇的に回復するのを願うしかないですね。

        flair    flair     flair

調布市野草園も、昨年に続いて今年も中止です。

理由は「発生数が少ない」としてますが、野川公園と同じようなことなんだと思います。

1週間前に尋ねたら、どうも答えがはっきりしなかったですもん。

2017年6月 4日 (日)

こんなに目を奪う野生のバラがあるんだと感心・ツクシイバラ@神代植物公園

ノイバラといえば白い清楚な花と相場は決まってます。

春のバラフェスタも終わるとバラ園にはあまり立ち寄りません。

何の気なしにオールドローズの区域に足が向きました。

Img_3987


すでに花が終わってるものが多い。

原種ですから、そんなに長くは目を楽しませてくれない。

ですが、ひときわ目立つピンクの縁取りが真っ盛りです。

ツクシイバラ。

花も葉もノイバラよりも大きくて派手です。

こんな野生種があるんですねえ。

ノイバラの変種で熊本の球磨川河川敷の自生地が有名だそうです。

どういう加減でノイバラが、こんなに大ぶりでおしゃれな花弁に変化したんでしょう。

少し遅咲きで開花が5月下旬。

それで見たことがなかったんです。

Img_3995

これも初めて見ました。マルバチシャノキ。

チシャはレタス類の野菜。

若葉が食用になってチシャに似てるから。

古くからある日本語です。ちさともいいます。漢字では萵苣。

中国から伝わって奈良時代には栽培されてた。

包菜、掻きちしゃ、茎ちしゃーーなどと呼ばれてたようです。

韓国じゃサンチュ。

大友家持の長歌が万葉集にあります。

「知左(ちさ)の花 咲ける盛りに 愛(は)しきよし

その妻の子と 朝夕に 笑みみ笑まずも」

遊女にうつつを抜かした部下に家持が諭しました。

君は、貧しいながらも満ち足りて奥さんと暮らしてたんじゃないですか。

この「ちさ」はエゴノキのことだと解釈されているようです。

辞書で「ちさ」の第一義は、キク科の野菜、次にエゴノキの別称。

どうしてエゴノキの別称になったのか不思議です。

Img_3999

久々にワルナスビ。

命名者がかの牧野博士というのは有名です。

ガーデニングの敵。

悪魔の繁殖力と再生力。

加えて毒性という最悪級。

実を食べると家畜が中毒死。

いいことは何もありません。

英語でも悪魔のトマト。Devil's Tomato。

トゲが痛いですから引っこ抜く時には気をつけてください。


Img_4000

近くにナスが植えてありました。

2017年5月28日 (日)

君は薔薇より美しい・オオバオオヤマレンゲ@神代植物公園

千利休が好んだというのもうなずけます。

気品があるねえ。

Img_3873

オオバオオヤマレンゲ。中国東北部、朝鮮半島原産。

園芸店で売ってるのはこちらの方です。

神代植物公園の売店でも堂々とオオヤマレンゲの名札がついてました。

利休七選花と言われているのはオオヤマレンゲ。

オオヤマの葯が赤いのに対して黄色です。

奈良県の大峰山系八経ヶ岳の群生は国の天然記念物に指定されてます。

天女花とも呼ばれるそうな。

ちなみに七選花は、ほかにシロワビスケ、ハクウンボク、ムシカリ、ナツツバキ、マルバノキ、ヤマボウシ。

ムシカリは見たことないけど、マルバノキを除いて基本的にシロバナ。

茶席には白なんでしょうか。

オオバオオヤマレンゲの真っ白な花弁と赤い葯のコントラストが鮮やかです。

飾らない美しさといっていいでしょうか。

つぶやいてしまいましたよ。

君は薔薇より美しい、と。

🎵 目に見えない翼ひろげて 静かに君は変った(略)

   ふざけながら じらしながら 薔薇より美しい ああ 君は変った

   

Img_3854

殿堂入りのバラと比べてみましょう。

しっとり落ち着いた感じのクリームイエローがやさしさを漂わせています。

エリナ。

2006年の大阪大会で殿堂入りが決まった。


Img_3860

ソフトクリームみたいなグラハム・トーマス。

春のバラフェスタは31日で終わりますが、まだまだ見ごろのバラはあります。

ハマナシなんかまた咲き出したもん。

オオバオオヤマレンゲは、バラよりも美しかったでしょうか。


Img_3867

アリウム・ギガンチウム(ユリ科ネギ属)の向こうにトリトマ。

取り合わせが面白かったんですが、平凡。

もうひと工夫した方が良さそうです。

出直してきます。


2017年5月20日 (土)

こりゃまたド派手ゴージャス!サリー・ホームズ@春のバラフェスタ・神代植物公園

薄いピンクの一重が波打って、あたり一面を華やかにしています。

ちょっとびっくらこきました。


Img_3650


一重咲きで初めて殿堂入りしたサリー・ホームズ。

豪華な絹のドレスをまとっているようです。

こんなのを舞踏会で身につけたら大変でしょうな。

作出者の夫人の名前。

さぞおきれいな方だったのでしょう。

Img_3642


田毎の月は、水が張られた棚田を明るく照らしてます。

こんなに月が明るくていいんでしょうか。

しのび逢いには不向きですかな。

Img_3645

バラのテラスの隣を見ればマツバウンランが育ち放題。

バラばかりでめまいを感じたら、目を転じてみるのもいいでしょう。

根元の方ではネジバナが出番を待ってますよきっと。


Img_3670

ネジキのつぼみがふくらんできました。

もう少しするとアセビみたいな白い花になります。

行儀よく一列に並んで咲きます。

その代わりに幹の方は行儀なんてわしゃ知らん。


Img_3672

まあ見事にねじれてます。

真ん中のなんて左に行ったのに急に向きを変えて右上に伸びてます。

根性が曲がってるわけではなく、何か必然があるんです。

でも、ねじれる理由はよくわかってないようです。


2017年5月16日 (火)

セッコクのほんのりピンクは芸術品だね@調布市野草園

咲きはじめなんで花弁の張りもあるし、色合いもみずみずしい。

着生ランのセッコクが咲いてました。

Img_3565

去年も同じ頃でしたので例年並みかな。

それにしてもうっすらと入った桃色、見とれてしまいました。

神代植物公園では梅の木に着生(とはいえ移植したもの)してますが、まだ気配は感じませんでした。

高尾山6号路の杉に着いた株の見頃は5月下旬ごろから。

琵琶滝から少し上です。ケーブル駅でも移植したのが見られます。

今年こそ見にいくかなあ。行きたいなあ。


Img_3570

ポポーの花が咲いてました。

カスタードクリームの味がする幻のフルーツです。

もちろん見たことも食べたこともありません。

戦前にブームになったようですが日持ちがしないので幻になってしまった。

北アメリカの原産。


Img_3573

下からのぞくとこんな感じ。

雌しべが数個あるらしいんですが確認できません。

こんな赤褐色をしてるのは着飾る必要がないため。

匂いで虫を呼ぶんです。

主にハエなど。

ということはいい匂いじゃありません。

フルーツは大きなタネが1つあり、そのまわりの果肉を食べます。

香りは強いそうです。

結構お高くて3、4個で3000円くらいとか。

幻です。


Img_3567

アメリカフウロがはびこってます。

ゲンノショウコと同じフウロソウ科。

花はよく似てますが葉が異なります。

フウロは風露。

風が冷たく露がおりていること。

ハクサンフウロとかチシマフウロを見れば、風露のイメージが湧くのかなあ。


2017年5月15日 (月)

世界で最も愛されるといわれるバラ、ピエール・ドゥ・ロンサール@神代植物公園

殿堂入りバラの中でいつも時期を失していたのが、このピエール・ドゥ・ロンサール。

Img_3472

なるほどね。

外側の花弁は薄いイエローに見えますが、肉眼だと緑。

写真でも向かって左の外側なんか緑を感知できるでしょ。

内側に行くにつれてピンクが濃くなっていく。


Img_3546

咲きはじめは、白というよりも全体がごく淡い緑。

2006年に栄誉殿堂入り。

ルネサンス期の詩人の名がつけられた。

「詩人たちの君主」などと呼ばれる人で、俗語とみなされていたフランス語で格調高く、優美にうたいあげた。

「君のためにと差し出した わが涙と

一瓶の乳 そしてこの花束を受けて欲しい

死してもなおバラの如くに美しくあれ」

(マリーへのソネット第50番  壺齋散人訳)


Img_3543

メルヘンケニギン。

その昔に習ったな。ケーニッヒが王で、ケーニギンは女王。

直訳すればおとぎの女王。

私の中の、これぞバラのイメージはこんなのです。


Img_3539

水生植物園ではヒツジグサ。

世界最小のスイレン。


Img_3529

ツリバナが質素に開いてます。

近づかないとわからない。

赤い実がつけば、あんなに目立つのに。

雄しべ雌しべは先端だけ出して埋もれてます。

蜜はないのかな。


2017年5月14日 (日)

違いは分からねど原種クレマチスのカザグルマ@植物多様性センター

あちこちのお宅の垣根でクレマチスが咲いてます。

5、6年前までは西洋の花だとばかり思ってました。

カザグルマを知るまでは。

Img_3515

井の頭公園の野草園で見たのが最初でした。

挿し木で増やしたのを自生地の清瀬市中里から譲り受けたものです。

その時にクレマチスの原種になったと知りました。

植物多様性センターでも、どこからかいただいたのが、初めて花をつけました。

クレマチスはシーボルトやフォーチュンがヨーロッパに紹介。

ヨーロッパ原産の小型クレマチスとカザグルマ、中国原産のテッセンを交配して現在のクレマチスが出来上がった。

テッセンって何かと思ったら鉄線なんですね。

ツルが鉄線に思えたんでしょう。

違いは花びら(キンポウゲ科ですのでガク)の枚数。

カザグルマは基本8枚。テッセンは6枚。

園芸種のクレマチスとの見分け方は、さあどうなんでしょうか。


Img_3536

ハコネウツギの花が赤くなってきました。

つぼみは白、白い花が開いて桃色に、そして赤くなります。

うまい具合に3段階の色が見られます。

色の変化は訪花昆虫へのサインです。

白はまだ蜜があるよ。赤くなったら食事はおしまい。

そうなんです。

受粉したら訪問の必要がないので赤くなって「来なくていいよ」

いろんな仕組みがあるんです。


Img_3506

神代植物公園山野草園のハナウド。

深まっていく緑と真っ白な花の対比が涼しげです。

セリ科ハナウド属なので、ウコギ科のウドとは別物です。

ずっと昔、通学途中の畑にもウドが植わってた。

こんなような花が咲いてたかすかな記憶があります。

ムロなんかに入れないで、そのまま出荷してたのかなあ。

よくわかりません。


より以前の記事一覧

2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31