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カテゴリー「調布市」の記事

2019年6月 4日 (火)

小笠原のハイビスカス・テリハハマボウ@神代植物公園

温室でテリハハマボウが咲いてました。

小笠原ではイチビとかモンテンボクと呼ばれているそうです。

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小笠原の固有種で一日花なので「イチビ」

海岸性のオオハマボウの種子が流れ着いて内陸に進出。

長い年月を経てテリハハマボウに分化した。

海岸に流れ着いたものが山地林で生息してることからmountain+木=モンテンボク。

アオイ科でハイビスカスの仲間です。

学名はHibiscus glaber。毛のないハイビスカス。

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なんとかショウマが咲き出してます。

これはアカショウマ。

最初にヤマブキショウマ。

アカショウマよりも穂状の花が細かくて繊細。

傘を広げたように広がって風情があります。

次にトリアシショウマ。

芽出しのころの様子が鳥の足に見えるのだとか。

中部以北の日本海側に分布しているので自生は見たことありません。

秋になるとイヌショウマやサラシナショウマが花をつけます。

まだアカショウマとトリアシショウマの区別ができてません。

というか同定してみようという意志が弱いのです。

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ネコノチチが地味にたくさんの花をつけてます。

妙な名前はオレンジ色の種子が猫の乳に見えるから。

私にはとてもそんな風には見えません。

名付けた人によくうかがってみたいものです。

 

 

 

 

 

2019年5月25日 (土)

バラのエレガント・レディはダイアナ妃@神代植物公園

 春のバラフェスタも終盤にさしかかってきたので、いくつかご紹介しましょう。

天候にも恵まれて、ことしは平日でも大にぎわいです。

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エレガント・レディ。

どなたかと思ったらダイアナ妃。

クリームイエローの花弁を濃いピンクが縁取ってます。

花弁の先もツンとして気高い。

正式な名前はダイアナ・プリンセス・オブ・ウェールズ。

事故の翌年に作出されダイアナ記念基金に寄付することを条件に名前の使用が許可された。

現在は財団との契約期間がすぎたのでエレガント・レディになっている。

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お気に入りの田毎(たごと)の月です。

長野県の善光寺平をのぞむ姥捨の棚田は古くは古今和歌集にも歌われた名月の里。

国の重要文化的景観にも選ばれています。

抑えめの黄色の花が棚田に映る月に見えるでしょうか。

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殿堂入りのバラはやっぱり違います。

名品中の名品ですから、素人が見ても良さはわかります。

2006年に殿堂入りしたピエール・ドゥ・ロンサール。

 

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ロサ・ロクスブルギ(十六夜バラ)

ことしはよく咲いてます。

花によっては花弁が150枚以上、これは何枚でしょうか。

 

 

2019年5月17日 (金)

ユリノキの花を上から見ると・・@神代植物公園

ユリノキが梢の上の方に花をつけてます。

そぞろ歩きの人たちが上を見上げて写真を撮ったり、ながめたり。

チューリップの形をした花です。

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見上げてばかりじゃつまらない。

見下ろして花の構造を確かめたいな。

ちょっと奥に入ったら垂れ下がってる枝に花がついてます。

しめしめ、上からのぞいてみよう。

オレンジの模様がくっきりとついてます。

太い雄しべがもじゃもじゃ。真ん中に合着した雌しべ。

シンプルな作りです。

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これはいつもの見上げた状態。

たくさん花をつけてます。

明治20〜30年代に新宿御苑に植えられたのが最初。

その後、種子が各地に頒布された。

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初めて見ました。シロバナのセリバヒエンソウ。芹葉飛燕草。

花仲間に教えてもらいました。

群生していてシロバナだらけ。白いツバメが飛んでるように見えるでしょ。

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5㍍くらいに近づくとバナナの香りがします。

香りに誘われてカラタネオガタマ。

 

 

 

2019年5月16日 (木)

プリンセスの競演・春のバラフェスタ@神代植物公園

バラ園は大変なにぎわいです。

気候もいいし、バラ園を一巡りするだけでもいい運動になります。

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毎年、被写体にするのは同じバラ。

撮りたくなっちゃうんです。

プリンセス・ドゥ・モナコ。

花弁の外側のピンクと中の白の変化が実に好ましい。

グレース・ケリーの美しさを見事に表現してます。

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プリンセス・ミチコ。

慈愛に満ちたオレンジ色です。

波打ってる花弁がエレガント。

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京成バラ園芸作出のかがやき。

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サンショウバラ。

花がおいしいのか、すぐに虫に食べられてしまいます。

富士箱根地区に自生しているが絶滅危惧Ⅱ類。

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ハマナシ。

赤い実はそのままでも食べられます。

梨の味がするとか。

ジャムにしてもおいしいようです。

 

 

2019年5月 4日 (土)

「令和」の蘭はフジバカマ@神代植物公園

正門入口を入ったところに「令和の詩に出てくる蘭」と題した張り紙が掲示されてました。

万葉集、梅花の歌序文のことですね。

「初春の令月にして、(中略)梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫らす」(読み下し文)

梅は女性が化粧するおしろいのように白く咲き、匂い袋のように良い香りがしている。

さて、蘭とは何の花でしょうか。

初春のランといえばシュンランですが、梅のころにはまだ咲いてません。

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答えの前に園内1周。

羽がよく見えるように撮りました。

ツクバネウツギ。花の根元に5枚のガク片が見えます。

これが突く羽根のように見えることから名前がついた。

花弁の網状のオレンジの模様でも見分けがつきます。

オオツクバネウツギは5枚のガク片の1つが極端に小さい。

📚

古代の蘭はフジバカマのこと。

古代の中国では香草として体に帯びたり、湯に入れて浴した。

後世になってランを愛好するようになって蘭の字を当てた。

つまり同じ字でフジバカマとランを指すようになった。

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こちらはエゾノウワミズザクラ。

北ヨロッパと日本では北海道と青森に自生してます。

ウワミズザクラよりも花が大きく2倍以上、雄しべが花弁よりも短い。

📚

紛らわしいのでフジバカマは蘭草、ランは蘭花と表記するようになった。

中国では宋の時代、日本では平安時代の中期から鎌倉時代鎌倉時代中期のこと。

ということで万葉集のころの蘭はフジバカマ。

フジバカマは古い時代に中国からもたらされたもので、早くから野生化。

フジバカマという和名も使われてます。

でも梅の季節にフジバカマは咲いてないよ。夏の終わりです。

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ハンカチノキ。

あちこちで見るようになりました。

📚

序文は「蘭は珮後(はいご)の香を薫らす」でしたね。

佩は「帯びる、履く」という意味。

ですので、匂い袋に入れたフジバカマの花が香る、もしくは衣類に焚き込めてあったんでしょう。

🌸

よくわかりました。公園の担当者さんにお礼。

 

 

2019年4月30日 (火)

中国のバラ・オールドブラッシュなど@神代植物公園

 バラはヒマラヤの麓や渓谷が発祥地のようです。

それが3000年前には北半球の各地に広がっていました。

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ロサ・キネンシス・オールドブラッシュの名からわかるように中国バラです。

中国では10世紀ごろから栽培され、19世紀にヨーロッパに最初に紹介された四季咲き性のバラです。

中国のバラがヨーロッパに紹介されなかったら、バラの世界はこれほど豊かにはならなかったでしょう。

四季咲きの性質や多様な花いろ、つる性、耐寒性などを持つバラがヨーロッパに導入されたので近代のバラができたのです。

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ロサ・キネンシス・アルバ。

ロサ・キネンシス・メイジャーの白花品種。

咲き始めは中心が淡いピンクだが開花につれて全体が白くなる。

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ロサ・セリケア・プテラカンタ。

中国雲南省、四川省の原産。

普通バラの花弁は5枚ですが、これは4枚が多い不思議なバラ。5枚もあるけど。

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名はナニワイバラですが中国中南部原産です。

黄色のしべが目立ちます。

時間が経つと色が落ちてしまいます。

江戸時代に難波の商人が輸入、販売したのでナニワの名がついた。

 

 

 

2019年4月16日 (火)

まだまだお花見・ウコンに御衣黄@神代植物公園

ソメイヨシノが散ってもお花見は続きます。

さくら園でお弁当を広げてるご夫婦のテーブルを見るとワインのボトルが空いてたりします。

のんびり過ごすには最適の季節です。

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御衣黄。

花弁に含まれる葉緑体の色素のために緑の花弁になってます。

どうも木が成長しすぎて近くで撮れないのが残念。

オオシマザクラから作られた園芸品種で江戸の初期には知られていたという。

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こちらはウコン。

御衣黄の枝変わりだそうです。

 

 

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原種系のチューリップも花盛り。

手前はトゥーリパ・トルケスタニカ。

中央アジアのトルキスタンあたりの原産。奥はサクサティリスの園芸種のライラックワンダー。

原種が16世紀にオランダに渡って大ブームを巻き起こした。

以来、チューリップといえばオランダになったんです。

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日々、濃くなっていくケヤキの若葉。

このケヤキをながめて時の経過を感じてます。

雲が放射状に伸びて、まるで後光のようでしょ。

 

 

 

 

2019年4月 4日 (木)

サクラとモモのトンネル@神代植物公園

毎日花見してます。

ソメイヨシノとハナモモのトンネルを笑顔で通り抜け。

週末は気温も高くなるし、サクラ吹雪に包まれそうで来園者も多くなりそうです。

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赤い花はハナモモです。
白と赤が1本の木に咲く源平咲きも見ごろです。
週末は相当な人出になりそうです。
ここはアルコール類を持ち込んでもOKです。
でも騒いでる人は見たことがありません。
家族づれや年配の方が多いのでマナーを守ってほろ酔いでやめてるんでしょう。
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サクラ園のはじっこでハナズオウが開き始めてます。
花のいろが蘇芳色(すおう色)に似ているので花蘇芳。
マメ科ジャケツイバラ亜科で江戸時代に中国から渡来。
スオウは同じジャケツイバラ亜科だが平安時代には渡ってきて染料に使われた。
インド、マレー原産なので中国経由でしょう。
その色が伝統色の蘇芳色。濃い赤紫。
日本画の絵の具の原料でもある。
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ヒメスミレ。
大きな木の根元近くでひっそりと咲いてます。
とっても小さいので注意しないと見過ごしがちです。
アスファルトのすき間から顔を出しているのをよく見かける。
人家近くに生息していることから、さほど古くない渡来種との見方もある。

 

2019年4月 3日 (水)

黄色いスミレもいいもんだ・エゾキスミレ〜すみれ展から@神代植物公園

すみれに黄色い花の種類があるのを知ったのは、たかだか数年前。

八ヶ岳の硫黄岳に登った時に見たことがあります。

キバナノコマノツメ=こちら、とヤツガタケキスミレ=こちら=。

でも黄色いと気分が出ないな、なんて感じてました。

そんな先入観を払拭してくれるのに出会いました。

2日からすみれ展が始まってます。

 

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色合いが品が良くて花も小さくまとまってる。とっても愛らしい。

エゾキスミレで、日高山脈のアポイ岳などの特産。

葉は随分とごわごわしてます。

日本海側に分布するオオバキスミレの変種です。

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これはどうだ!

オトメスミレが大鉢いっぱいに咲いてます。

見事なもんです。

距に紫が残ってます。

牧野富太郎博士が箱根の乙女峠で発見したが、ほかでも見られます。

タチツボスミレの変種で距も白いとシロバナタチツボスミレ。

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シハイスミレ。葉の裏が紫なので紫背スミレ。

ぽっちゃりして愛らしい。

西日本を代表するすみれ。東日本は変種のマキノスミレ。

近畿から中部は両方が混在していて識別が難しいそうです。

マキノの方が花弁の色合いが濃い。

 

 

2019年4月 1日 (月)

純白が新緑に映えるウメザキウツギ(利休梅)@神代植物公園

茶室に飾ったら派手じゃありませんか。

見事なほどに真っ白。なのに花弁が波打ってるのがなまめかしい。

美は乱調にあるけど、これでは茶人の心が揺れてしまいませんか。

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ウメザキウツギ。科も属もごちゃ混ぜだけど、ウツギと名のつく花では一番早く咲くのかな。

もう卯月ですから咲いてもおかしくないのか。

千利休が好んだというのは、後付けの説明です。

入ってきたのは明治末ですから。

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絶滅危惧1A類ですが、まだ生息してるのかは不明です。

何しろ現地に調査には入れない。

センカクアオイ、尖閣諸島の魚釣島だけの固有種。

もう20年も前に調査に入ったきりで、その時にヤギの食害や園芸用の採取で絶滅が心配されてた。

去年見た時は緑色の花(花弁ではなくがく片)だったけど茶色いな。

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葉が日本のものより濃い緑なのでアメリカスミレサイシンですね。

これは色変わりのプリケアナ。

現在、雑木林の中はタチツボスミレがあちこちで群落を作ってます。

クヌギの根元なんかだとブーケみたいにまとまって咲いてます。

見事なもんですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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