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2017年6月12日 (月)

「くれない・呉藍」と「べに・紅」・・ベニバナ@都立薬用植物園・小平

紅花の咲いてる畑が見たいとつねづね思っていた。

3年前にもここで見てるんですが、盛りを過ぎてた。

見ごろに出合ったのは初めてです。

Img_4103


黄色と赤が織りなす模様がやさしい景色を作ってる。

ちょっとだけアニメ「おもひでぽろぽろ」

末摘花を摘んでみたくなるでしょ。

実際にはトゲを気にしながらの作業になるので大変でしょう。

トゲに触ってみましたが、かなり鋭い。

手が傷だらけになってしまいそう。

なので摘むのは早朝に行うそうです。

露が降りているとトゲが少し柔らかくなるそうです。

推古天皇の時代には伝わっていたようです。

呉からもたらされた藍なので「呉藍・くれあい→くれない」

「藍」は色も指しますが、染料という意味にも使われた。

呉の藍色ではなくて、呉から来た染料。

長いこと呉の藍がどうして赤なんだって疑問でした。

これで納得。

舶来の赤い染料だよと珍重されたんでしょう。

高句麗の僧侶が伝えたとも。

万葉集の時代に「くれない」は植物の名とともに、その色を指していた。

それがいつの頃からか「べに」に変わっていく。

Img_4096

見るからに痛そうなトゲでしょ。

紅花といえば山形県が有名ですが、昔は各地で栽培されてたんでしょうか。

6世紀の藤ノ木古墳からもベニバナの花粉が検出されてます。

光源氏は葵の上を弔う喪服に使った。

赤い喪服?

多分、藍と紅の重ね染めです。二藍(ふたあい)というらしい。

藍を多くすれば青紫になる。


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くれないは万葉集のころは植物名と色名に使われていたがやがて「べに」になっていく。

この転換は室町時代のことらしい。

「この時期、あるいは紅花の中国品種があらたに輸入されたのではないか」

(「街道をゆく 10 羽州街道、佐渡の道」司馬遼太郎、朝日文庫)

「たっぷりと紅色染料がとれる中国産の品種が各地で根付いてゆくにつれて、紅花(くれない)は死語になり、

紅花(べにばな)という言葉が正面に出て来たかと思えるが、

以上のことは繰り返して言うが想像で、確かめる証拠は何もない」(同)

長くなったので芭蕉の「まゆはきを 俤(おもかげ)にして 紅粉(べに)の花」

は、いつかの機会に。

分かったようでわからない句でしょ。

Img_4083

強烈な赤でしょ。

北米原産のタイマツバナ。松明花。

葉や花をハーブティーにする。

あんまり飲みたくないな。

別名はベルガモット。紅茶のアールグレイって、こんなのを使った香りなの?

と思ったら違いました。

ベルガモットはイタリア産のミカン科の植物。

果実は酸味が強くて生食や果汁飲料には適さないが香料に使われる。

本来のベルガモットの香りに似ているので別名として使われている。


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