フォト
無料ブログはココログ

« 2016年12月 | トップページ | 2017年2月 »

2017年1月の記事

2017年1月31日 (火)

ネジバナの葉を見たことありますか@植物多様性センター

専門講座の続き。冬芽とロゼットを観察してます。

専門っていったって難しくはありませんよ。

まあ中学生レベル。それでも知らないことばかりなので教わるのが楽しくって仕方ない。

Img_1026

芝生に生えてる植物の冬越しの姿を観察してます。

「これ、なんですか?」

「ネジバナよ」。先生は即答。これだけで感心しちゃう。

右巻き、左巻きばかり気にしてるので葉を見たことがなかった。

この時期にもうしっかり伸ばしてるんですね。

しかも冬葉と夏葉があって、これは細長いので夏葉。

冬葉は短くて丸っこい。

地面にへばりつくように放射状に広がる。

だから芝刈りにあっても平気なんです。

芝刈り機の刃が葉の上を通過してしまう。

これも生き残りの戦略。


Img_1028

ユリノキの冬芽。

白いワックスでコーティング。

触るとすぐに取れます。

ベタベタするトチノキと同じで寒さ対策。

虫害からも守っている。


Img_1035

鱗片がきっちり規則正しく並んでます。

いかにもがっちりと守っている感じがします。


Img_1038

みんな知ってるガクアジサイ。

包んでいる外皮がないので裸芽(らが)といいます。

これを広げればそのまま葉になります。

北欧でアジサイはあこがれの花ですが温室じゃないと育たない。

冬芽が無防備なので寒さに耐えられないんだそうです。

裸芽の植物は南方の原産だということがわかりました。

ムラサキシキブ、クサギ、オニグルミなんかも裸芽です。

       pencil     pencil     pencil

約30人のおじさん、おばさんがワーワー言いながら観察を楽しみました。

とても勉強になりました。

でも来年まで覚えているかと言われるととってもあやしい。

なのでいつも新鮮です。


2017年1月30日 (月)

一番の毛むくじゃらはメグスリノキ@専門講座でふゆめがっしょうだん

うわあすごい、枝まで毛に覆われてる。

真冬の植物観察会はどこでもロゼットや冬芽。

最初はあまり関心がなかったのですが、だんだん引き込まれてきました。

Img_1046

まあ上の写真をみてくださいよ。

毛に覆われてるとは説明があったけど、枝までびっしり。

冬芽の下にヒゲみたいにボサボサしてて枝まで続いてる。

まだ若い枝なので寒さから守る必要があるんでしょうね。

メグスリノキです。

寒さ対策で毛で覆う植物は多いけど、ここまで完全防備は珍しい。

標高700メートルくらいが生息域。

名前の通りに眼病予防に効きます。


Img_0948

この日は植物多様性センターの1月の専門講座「植物のおもしろ冬越し大作戦」

ロゼットや冬芽、厳寒期に咲く植物についてのお勉強。

冬芽は少々の寒さでは凍ったりしません。

ワックスで保護したり、毛皮で包んで守ってます。

講座が始まる前に情報館の本棚を眺めてたら、ぴったりの本が。

「ふゆめがっしょうだん」

昔々、子供と一緒に読んだものです。

その頃はほとんど興味がなかったけど、ようやく目覚めつつあります。


Img_1041

もう一つけで面白いのを。タブノキです。

うろこ状の鱗片が花びらにも見えます。

うろこのフチをよーく見ると赤い毛が生えてます。

赤いマスカラを塗ったまつげのようです。

タブノキを見つけたら近寄ってみてください。

肉眼でもはっきりわかります。

もうすこし材料がありますので続きます。

待ってる間にセツブンソウ、ユキワリイチゲ以外のスプリングエフェメラルも咲いてくるでしょう。


2017年1月29日 (日)

サンシュユのほころびにこちらもほころぶ@神代植物公園

厳寒の時期に春を探して歩いているのが一番幸せかもしれません。

見つけた時の喜びが大きいんですもの。

というわけでこの日も春探し。


Img_1022


梅園へ行く途中のサンシュユが外皮を脱ぎかけてます。

黄色い花が大きく伸びをしてます。

まだまだ寒い日もありますが、春の装いで過ごせると判断したんでしょう。

人間だって小学生なんか晴れた日はTシャツ1枚で飛び回ってますもんね。

おっさんとはエネルギーの代謝が格段に違うんでしょう。

若いって素晴らしい。

Img_1023

カントウ(款冬)はフキのこと。地中海沿岸原産。

園芸用に持ち込まれたのが広まった。

観賞用にはちと地味です。

何が好まれたんでしょう。

他では見たことないし、すたれてしまったのかな。


Img_1008

植物多様性センターで撮ったカンアオイ。

花もいろいろ。地面にはいつくばって咲いてる。

向かって左の黒いのは去年の花の残骸。

世界に80種類くらいがあって、うち50種が日本で見られる。

日本はカンアオイ天国なんです。

分布を広げるのが苦手で、ちょっと離れると変種になってしまう。

1万年で1キロくらいしか分布域を広げられないんだって。

多摩地方にはタマノカンアオイがあります。

花の時期は遅れて4月くらいです。


2017年1月28日 (土)

ちびっこで大にぎわい深大寺で雪遊び・きのこ汁がうまかった

あたり一面ぬかるんじゃってバシャバシャ。

暖かさで雪がどんどん溶けていってます。

Img_0996

深大寺周辺が時ならぬにぎわい。

子供連れが深沙の杜(じんじゃのもり)を目指して急ぎ足。

28、29の両日、雪遊びのイベントがあるんです。

調布市と姉妹都市の長野県木島平村から雪を運んできてそりや雪遊びが楽しめる。

10トントラック2台と4トントラック1台で計24トンの雪を運んできた。

そりの周りはちびっこがいっぱい。

すべるまでは1時間くらい待つのかな。


Img_1001

終わった子供たちはかまくらなどで雪と戯れ。

どの子も笑顔。


Img_0999

私のお目当ては、そばがき入りのきのこ汁。1杯200円。

入ってるのはしめじ、なめこ、えのきなんですが、これがうまい。

シャキシャキしてスーパーで売ってるのとは歯ざわりがまるで違う。

いつも似て非なるものばかり食べてるけど、やっぱり本物はいいね。

この催しは深大寺そば組合と木島平村の共同事業で、今年が第1回。

来年もきのこ汁食べたいな。


2017年1月27日 (金)

次々に花だより・ミツマタ、マンサク@神代植物公園

さすがに最高気温が10度を超えると心も体もウキウキしてきます。

Img_0984

どこかで春が顔を出してるよ。

早くにつぼみをつけていたミツマタがちらちら咲き。

他のは厚手の上着に包まれてますが、元気なのがえいやっと春の装い。

もう寒くなんかないやい。

見ているこっちも顔がほころびます。

このくらいか2、3輪咲き出したあたりが好きです。

全部咲くと遠くからも目立つんですが、派手すぎる。


Img_0972

マンサクの花が揃ってきました。

これは園芸種のルビーグロー。

赤いリボンが風に揺れて新体操。

何点つけてあげようかな。


Img_0979

花壇を見たらクロッカスが。

手入れがされなくなって芝生で覆ってしまったんですが、ほっとかれた球根にも春が来る。

けなげだよね。

2017年1月26日 (木)

花はまだまだだけどフデリンドウの芽生え@野川公園

バーダーさんは少ないな。

「どうですか」って訊いたら「今日はまだ見てない」

リュウキュウサンショウクイはなかなか姿を現してくれません。

ご苦労さんです。

わたしゃいつもの園内1周。

Img_0964

とは言っても咲いてるのはセツブンソウ、ロウバイ、ウグイスカグラ、スイセンくらい。

春まだき、なので芽生えで春の日差しをしのびましょう。

フデリンドウの芽が出てます。

こうなりゃ、あとは指折り数えて待つだけ。

せっせと通っていつくしみましょう。

とは言っても咲くのは早くて3月下旬。指が足りないな。


Img_0967

水辺の植物もお目覚めです。

ザゼンソウ。

近くではミズバショウも出てきてます。

こうやって少しずつ芽を出して一気に花開く。

その様子を思い描きながら毎年待ってます。


Img_0965

セツブンソウは順調に開花してます。

週末あたりにぜひどうぞ。

運が良ければリュウキュウサンショウクイも見られるかも。


2017年1月25日 (水)

白菜キムチとハナナ@神代植物公園

菜の花が咲いてますよ。1、2本だけだけど。

Img_0933

菜の花はアブラナ科アブラナ属の植物の総称。

カラシナ、タカナ、カブ、野沢菜、キャベツ、変わったとこじゃブロッコリーなんかもアブラナ科。

みんな黄色い花をつけるんだろうか。

これは一応、ハナナ(花菜)でしょうな。

観賞用のは切り花に向くように、あまり分枝しない。

ちりめん白菜を改良したんだって。

白菜といやあキムチだね。花より団子です。

でも朝鮮で白菜キムチが作られたのは19世紀の初め。

意外に新しいんです。ちょっとびっくり。

というのも結球する白菜が中国から伝わったのがそのころなんです。

日本も結球するする白菜を作るのは大変だったようです。

唐辛子が朝鮮に伝わったのも16世紀と、そんなに古くない。

秀吉の朝鮮出兵時に寒さ対策で持って行ったのがきっかけとも言われてます。

それまでのキムチは山椒なんかで辛みをつけてたみたいです。

      pencil     pencil    pencil

さらに脱線。

「菜の花や月は東に日は西に」の菜の花はアブラナ。

「菜の花畑に入り陽薄れ」はセイヨウアブラナ。

セイヨウアブラナが明治以降に入ってきてから従来からのアブラナはほとんど栽培されなくなった。

なので小学唱歌は明治以降なのでセイヨウアブラナというわけです。

Img_0931

クリスマスローズがあちこちで咲き始めてます。

これはニゲル。

他に花が少ないのでつい取り上げますが、特に気に入ってるわけではありません。


2017年1月24日 (火)

実験・フクジュソウが開くのは温度か日光か@植物多様性センター

晴れた日じゃないとフクジュソウは開いてないよ。

何となく知ってます。

植物多様性センターではすでに10数輪が開花してます。

Img_0907

夜に見たことはありませんが、やはりパラボラアンテナは閉じてるようです。

だとすると日光が開花の条件なのかなあ。

いつものガイドウォーク。

「フクジュソウの開花には何が関係しているでしょうか?」と職員さん。

「日光じゃないの?曇りの日は開かないから」と私。

「では実験してみましょう」

20センチ四方くらいの箱を2つ用意してます。

Img_0910

咲いてるフクジュソウに箱を被せて暗くし、一方にはホカロン、もう一つには保冷剤を入れます。

すぐにはわかりませんので、別の実験をしましょう。

アオダモの近くに移動。

あらかじめ用意していた枝を水を入れたコップに入れます。

少し水が青くなったように見えます。

枝を取り出して白い紙に字を書きます。

ただ濡れただけです。

ところがあら不思議。

UVペンで照らすと蛍光色の青い字が現れます。

秘密の手紙に使えます。

いろいろあるんだね。

        tulip      tulip    tulip

30分ほどしてフクジュソウに戻ります。

どうなったでしょうか。

両方とも半分閉じてて違いはよくわかりません。

実験はうまくいかなかったけど、開くのは温度だそうです。

箱で覆ったためにどちらも温度が下がってしまったようです。

ある一定の温度にならないと花粉を運んでくれるハナアブが活動しないため温度で開閉を調節してます。

曇りの日に開花しないのは、曇ってると温度が低いから。

特殊な温度計で測ると、花の中心部は他の場所より3、4度高い。

なので昆虫も暖を取りにやってきて花粉を運んでくれます。

ただし甘い蜜はありません。温度だけです。


Img_0945

ミヤマガンショウ(深山含笑)のつぼみの外皮が剥がれてきてます。

この調子だと2月中旬くらいには咲いちゃうんじゃないかな。

去年よりもつぼみの数が多いみたいです。

いい香りがするんだけど柵から遠いのでなかなか確かめられません。

モクレン科が咲き出すと本格的な春という感じがします。

もう少しの辛抱です。


2017年1月23日 (月)

ビニールハウスで育てたハナネコノメ@植物多様性センター

多様性センターの学習館に入ったらハナネコノメの鉢が置いてありました。

入ってくる人は「かわいい」と歓声をあげてました。

Img_0901

この時期にどうやって咲かせたの。

温室かな。

「加温はしてません」

大きなビニールハウスで育ててたら咲いたんだそうです。

高尾山の日影沢だと、だいたい3月中旬が見頃。

2か月も早い。

気温が違うんだね。

(去年の裏高尾ハナネコノメの報告はこちら


ここにも水循環型の流れがあるので試しに植えてみるそうです。

高尾に比べて気温が高く、沢のしぶきなんかもかからないので多分育たないでしょう、と言ってました。

初めてハナネコノメを見た方もいたので日影沢への行き方もお教えしました。

公開は土日限定です。

学習館は暖房が入っているので温度が高すぎます。


Img_0942

桑の木にクワコがマユを作ってました。

桑の葉で包んでるのは寒さ対策でしょうか。

糸でしっかりと枝に巻きついてます。

クワコは大雑把に言って蚕の原種。

蚕は中国のクワコを飼いならしたものなので、日本のものは変種です。

蚕は羽があっても飛べませんがクワコは蛾になれば飛びます。


Img_0925

「ほらあそこ」

指差す先に見たことのない鳥がいます。

「頭の後ろの毛がトサカになってるのでカシラダカじゃないかしら」

スマホで調べてカシラダカということで落ち着きましたが、どうなんでしょうか。

帰宅してネットで検索しましたが、よくわかりません。

頭高と書いてタカの仲間ではありません。ホオジロ科。


2017年1月22日 (日)

ユキワリイチゲも咲いたよ@植物多様性センター

最強寒波の襲来前からユキワリイチゲが開いてます。

2輪あったんだけど、誰かが触ったんでしょうか茎が折れてたので枯れ落ちてしまいました。

Img_0888

神代植物公園のお兄ちゃんと雑談してたら

「萩園の東側のは年末の12月28日から咲いてました」

そこにあるのは承知してたけど、まだだろうと油断してました。

早速行ってみると数輪がポツンポツン。

写真を撮るにはちと遠い。

なので植物多様性センターのを。

でも年末というのは早いねえ。

今年は注意深くして見過ごさないぞ(と、固く誓うが忘れちゃうかなあ)


Img_0897

神代植物公園の流れの方ではセツブンソウが4、5株咲いてますよ。

こちらもやや遠いのでコンデジでは上の写真で精一杯です。

ところでユキワリイチゲの葉裏を見たことがありますか。


Img_0917

黒みがかった赤紫なんです。

なんでなんでしょうか。

寒さ対策だそうです。

葉の表が赤くなるのは紫外線から守るため。

裏は地表の寒さからの防御。

植物ってよくできてます。

ユキワリイチゲの南限は近畿地方なんですね。

気温が13度以上にならないと開花しないとか。

やっぱり年々温かくなっているのかな。


2017年1月21日 (土)

映画「最後の忠臣蔵」・赤穂浪士の引き揚げ道をたどる@地下鉄の地上を歩く会の番外編その5

地下鉄に乗って2駅ばかりキセルしたので大石内蔵助ら17人が預けられた肥後熊本藩細川家の下屋敷跡に寄る余裕ができました。

旧高松宮邸のすぐ近くです。

というのも高松宮邸も江戸時代は細川家の下屋敷。

Img_0867


中には入れませんが門の隙間からのぞいてみます。

東京都指定旧跡になっていて「大石良雄外十六人忠烈の跡」の説明板が建てられてます。

老中からお預けの名を受けた藩主五代綱利は総勢875の藩士を送って引き渡しを受けた。

大半の武威を示すためと上杉家の襲撃を警戒したと言われている。

Img_0869

4時半頃泉岳寺にようやく到着。

午前10時に両国駅をスタートして6時間半。

あちこち寄り道したりランチ休憩もあったけど、やっぱり現代人の脚は遅いよね。

3時間だった赤穂浪士の倍です。


Img_0870

引き揚げ途中に(あるいは討ち入り前)にいなくなった寺坂吉右衛門の供養墓もあります。

幕末の慶応年間に加えられた。

行年83歳。

大目付の采配により追っ手がかからなかったんです。

父親の許しを得られない苦衷から自害した萱野三平の供養墓も。

曽根崎新地の遊女初と心中した橋本平左衛門の話が結びついて「仮名手本忠臣蔵」の早野勘平の話が出来上がる。

        slate     slate      slate

寺坂と、討ち入り直前に逐電した瀬尾孫左衛門を主人公にした映画がありました。

2人が共に大石から密命を帯びてたという話ですよ。

2010年公開。監督は杉田成道。

寺坂(佐藤浩市)は大石から「遺族を援助せよ」と命じられていた。

瀬尾(役所広司)はやがて生まれてくる大石の隠し子の養育。

人知れぬ里で隠し子は美しい娘に成長。

寺坂が瀬尾を探し当てた時、娘は婚礼が決まっていた。

瀬尾が婚礼を抜け出したのに気づいた寺坂は隠れ家へと向かう。

切腹した瀬尾を見た寺坂は「これぞ武士」とつぶやく。

       pencil     pencil      pencil

許されぬ恋ということがあったにせよ、腹を切らなくたっていいと私なんか思ってしまう。

庵でも結んで同志を供養したらいいんじゃないですか。

命の方がよっぽど尊いです。

       pen      pen        pen

46人には19人の男の子がいた。

15歳以上の4人は大島に流された。

その他は15歳になると僧侶になった。

島にいたものも3年後には許されて戻ってきた(1人は島で死亡)。

2017年1月20日 (金)

29年目、最長期間の仇討ちと大石良雄・赤穂浪士の引き揚げ路をたどる@地下鉄の地上を歩く会の番外編その4

浅野内匠頭が切腹してから2カ月後の元禄14年(1701)5月9日。

父が討たれてから29年目、伊勢で日本最長記録の仇討ちが行われた。

この話は「元禄曽我兄弟」としてもてはやされた。

赤穂城明け渡しを終えた大石内蔵助にも何がしかの感慨を与えたに違いない。

Img_0854

さてわれわれは芭蕉記念館を出て隅田川沿いを進みます。

ほどなく赤穂浪士休息の地として有名なちくま(乳熊)味噌。

主人が大高源吾と俳句仲間なので店に招じ入れ、甘酒粥を振る舞って労をねぎらったという。

永代橋を渡って中央区明石町。

現在の聖路加病院と河岸地を含む一帯に赤穂浅野家の上屋敷がありました。

上の写真は内匠頭邸跡の碑です。

浪士一行もこの近くを通りました。

         pencil      pen      pencil

29年目の仇討ちとはこんな話です。

伊勢亀山で石井源蔵と半蔵の兄弟が、父の仇の赤堀水之助を討ち果たした。

父が討たれた時、兄は5歳、弟は2歳だった。

18歳の長兄が仇討ちの旅に出るが、後ろからだまし討ちにあって、あえない最期。

成人した源蔵と半蔵も仇討ちの旅に出るが赤堀の行方は杳としてしれない。

ようやく居所がわかったが警戒が厳しくて近づけない。

ある時は乞食に、または商人のふりをして徘徊。

そして宿直明けで城から出てきたところを討ち果たしたのだ。

父を打たれてから29年、兄からは20年目だった。

源蔵は34歳、半蔵は31になっていた。

          pencil      pen      pencil

作家の長谷川伸によると元和(1615〜1624)から元禄(1688〜1704)まで108件の敵討ちがあるという。

石井兄弟の仇討ちはその典型例で親の顔もおぼろげで、ましてや敵のことなど知らない幼子が敵を討たなければならない。

討たなければ人交わりができないのだ。

石井兄弟はじめ幾つかの敵討ちを詳しく調べた長谷川伸の「日本敵討ち異相」(国書刊行会、中公文庫もあるみたい)が面白いよ。

Img_0858

汐留の日本テレビ前。

仙台藩の上屋敷があり、浪士たちは粥のもてなしを受けた。

仙台名産の仙台糒=ほしいい(うるち米を蒸して乾燥させた保存食)だった。

あっちこっちに寄ったので、もうすでに3時すぎ(だったと思う)。

このままだと泉岳寺に着くのは5時を過ぎてしまう。

門が閉まっちゃうんです。

やむなく地下鉄に乗って三田まで。

赤穂浪士は吉良邸から泉岳寺までおよそ12キロを3時間で歩いたんですけどね。

逸話の残る御田八幡神社へ。

この神社近くで討ち入りから脱盟した高田郡兵衛が現れたが、だれも物も言わずに通り過ぎた。

また堀部弥兵衛が本懐を遂げたというと高田は「わたくしも御田神社に社参して、おのおの方が本意を遂げられるようお願いしてきたところだ」と言って別れたという。

さらに郡兵衛は酒など持参して泉岳寺に現れたがが門番に追い返されたという。


2017年1月19日 (木)

宝井其角と大高源吾・赤穂浪士の引き揚げ路をたどる@地下鉄の地上を歩く会の番外編その3

芭蕉記念館に寄ります。

ちょうど企画展「其角と江戸俳壇」の開催中。

Img_0843

其角と忠臣蔵といえば「両国橋の別れ」が有名です。

歌舞伎や講談で演じられてきた話です。

討ち入りの前日、其角は笹売りに身をやつした大高源吾に両国橋で出会う。

12月13日はすす払いの日。事始めでもあって、この日から正月の準備を始める。

祇園の舞妓さんはこの日が新年のスタート。

なので笹売りは時節も表してるわけです。

大高は俳人で其角の弟子。

身をやつした姿の源吾に其角は「年の瀬や 水の流れも 人の身も」と発句で問う。

「明日待たるる その宝船」と源吾が付句。

意味を測りかねたまま其角は松浦候の句会に向かう。


Img_0814


そういやあ浪士たちが集合した両国橋近くの公園に源吾の句碑があった。

「日の恩や たちまちくだく 厚氷」

忠臣蔵とは関係ない句のようで、特に説明板もありません。

松浦邸には源吾の妹が奉公に上がっていた。

妹が茶をたてていると松浦候が不機嫌に。

候は浪士がいつまでも討ち入らないことに苛立っているのだ。

帰り際に其角は源吾の付句を口にする。

意味がわかった松浦候に怒りの表情はなかった。

そのとき、にわかに陣太鼓が鳴り響く。

わかりやすくてよくできた話です。

こういうの、わりと好きです。

源吾が企画の門弟であったこと、吉良邸の北隣にある土屋主税邸を翌日に新井白石が訪ね、事件のあらましを聞いたことなどが混じり合って構成されたんでしょう。

Img_0840

芭蕉記念館の庭には梅が咲いていました。

「春もやや 気色ととのう 月と梅」

梅も咲いて春になってきた。おまけに月までも出てきた。

春らしい気色がそろったことよ。


2017年1月18日 (水)

セツブンソウは十数輪&姿見せないリュウキュウサンショウクイ@野川公園

自然観察園の入り口で、おばちゃんが「サンショウクイ(狙い)ですか?」

「いえ違います」

「池のそばで見たわよ。繁みの奥だったんで暗くてよく見えなかったけど、見たのは私だけみたい」

「時間がないので帰るけど、すぐに行けば見られるかも」

おばちゃん興奮してます。

カメラを手にしてなくて双眼鏡だけ。バードウオッチャーさんのようです。

すぐに行ったけど、見当たらなかったなあ。

相変わらずバーダーさんが木道を行ったり来たりしてリュウキュウサンショウクイを探してます。

1時間くらいバーダーさんの様子をうかがってましたがあらわれなかったみたい。

前日は午後3時頃に姿を見せて一斉にバーダーさんが集まって40人くらいもいたとか。

あたしゃあきらめてセツブンソウ観察。

Img_0875

カタクリ山は十数輪が開花。

順調です。

ひょうたん池の北側は2、3輪。

ずっと東側奥はまだつぼみ。

週末は天気も回復するので春の息吹を感じるにはちょうど良いでしょう。


Img_0876

池でコサギが餌をあさってました。

脚で泥をかき回して小魚なんかを追い出す仕草がかわいいんだよね。


Img_0887

野川の岸に見慣れない鳥が。

バーダーさんが追いかけ始めたのでついていく。

「なんて鳥ですか?」

「ホシゴイ。ゴイサギの幼鳥」

へええ親鳥とは羽が全く違うんだ。

でも頭部を見ればゴイサギだな。

親は1カ所にじっと止まってるけど子供はせわしない。

羽に星の模様があるのでホシゴイ。

去年生まれた子なんでしょうね。


2017年1月17日 (火)

吉良邸はなぜ本所に移されたのか@地下鉄の地上を歩く会の番外編その2

吉良邸を出た赤穂浪士が最初に渡ったのが、竪川にかかる一之橋。

幕府は低湿地だった本所の開発にあたり排水路を碁盤目状に開削した。

縦の代表格が竪川。縦横は隅田川に平行が横、交わるのが縦。

隅田川から入って一ツ目ということで一之橋。

Img_0831

看板があって「一之橋は赤穂浪士が泉岳寺に引き上げる際に最初に渡った橋としても知られています」

写真に撮っても何の変哲もない橋です。

最初に渡った橋に何か意味があるのかなあ。

引き揚げ日の15日は登城日で両国橋を渡って江戸市中に入ると不測の事態を招く恐れがある。

それで両国橋の手前で左折、南下コースをたどり一之橋を渡ったということにしか過ぎない。

吉良邸の地名も本所一ツ目です。

事件の後、吉良邸が廃されてから松坂町と呼ばれるようになった。

吉良上野介義央が本所に移されたのは刃傷事件から5カ月もたってからのことだった。

義央には隠居届けを出させた。

義央に対してはおとがめなしだったので世間の同情は浅野家に傾いていた。

同時に義央に対する幕閣の感情が冷えていったのかもしれない。

呉服橋御門の中に邸があったら浪士の襲撃は不可能だったろう。

「街道をゆく36 本所深川散歩」(司馬遼太郎、朝日文庫)を参照しました。

Img_0833

せっかくだから寄り道します。

江島杉山神社です。

鍼灸師や按摩などをなどを統括していた杉山和一の総六屋敷の跡です。

和一は江ノ島の岩窟で断食祈願を行い、霊夢を通して新しい鍼灸術を考案。

名声が高まり寛文10年(1670)には検校に任じられた。

さらに5代将軍綱吉の治療の功でほうびを尋ねられた。

「一つでいいから目が欲しい」

それでこの地、本所一ツ目に1町四方(約1万2000平方メートル)を与えられた。

吉良邸が2550坪(8400平方メートル)だから、こちらの方が断然広い。

元禄6年(1693)のことなので赤穂浪士もこの屋敷の前を通った。

Img_0837

江ノ島の岩窟を模した岩屋もあります。

高いところには昇りますし、穴があれば入ります。

検校といえば勝海舟のひいおじいさんは検校だった。

海舟は本所亀沢町の生まれだからすぐ近くですね。

曽祖父は失明して座頭になったが、男谷検校などと呼ばれ大名貸しもして一代にして巨富を築いた。

末子の平蔵(小吉の父、海舟の祖父)に莫大な金を残し、旗本の株を買ってやった。

本来、旗本は金で買えないが、内密で売買の対象になっていた。

金に困った旗本が金をもらって養子を取ったのです。

平蔵は男谷の姓を名乗った。

小吉は男谷家から勝家にいき、海舟が生まれたんです。

この時も相当な金が動いたことでしょう。

男谷家は小吉の兄が継ぎ、その子が男谷精一郎(1798〜1864)。

幕臣の鑑と言われ文武両道に優れた人です。

2017年1月16日 (月)

いざ吉良邸へ・赤穂浪士の引き揚げ路をたどる@地下鉄の地上を歩く会の番外編その1

番外編で赤穂浪士の引き揚げた道をたどります。

誰かが歩いてみたいと言い出して、それなら旧暦の12月14日に近い1月中旬ということになったらしい。

まずは初場所中日を迎えた国技館となりのJR両国駅に集合。

泉岳寺までおおよそ12キロを歩く予定です。

そんなに歩けるかなあ。

Img_0821

まずは吉良邸跡へ。

一画が本所松坂町公園になっていて周囲は高家の格式を表すなまこ壁長屋門を模したつくり。

中にはみしるし洗いの井戸や稲荷社があり当時をしのばせています。

昭和9年(1934)に地元町会の有志が、この一画を購入して史跡公園として東京市に寄付したもの。

その前に吉良邸の正門跡にも寄りましたがビルが建っていて面影すら感じられない。

ありがたいことです。


Img_0815

赤穂浪士たちはまず回向院に集合する計画でしたが、かかわりを恐れた僧に入山を断られてしまいます。

回向院の山号って知ってました?

諸宗山回向院無縁寺なんです。

変わった名前ですよね。

あらゆる宗派の人を供養するので諸宗山なんだって。

明暦の大火(明暦3年=1657)から数日後の1月24日。

二代将軍秀忠の忌日に保科正之が増上寺に代参、帰路に焼死者がそのままになっているのを見て大きな穴を掘って埋めることにした。

そして増上寺に300両を与えて供養させた。

この万人塚に塔を建てたのが回向院の始まり。

ところで火事つながりで言えば浅野内匠頭長矩の祖父で淺野家の初代赤穂藩主の長直は「火防の上手」として有名だった。

「内匠頭(長直)が出動すれば、すぐに火も鎮まるだろう」と誰もが言い合ったという。

寛文8年(1668)の大火では、赤坂の浅野家本家の長屋に燃え移った。

そこで長屋を引き崩しすとすぐに鎮火、あざやかな手際だったという。

さらに町方にも出かけ、物置のような下家に火が移った。

母屋の上に上がっていた者たちがたじろいで引き下がりそうになった。

それを見た内匠頭は火のついた下家に飛び降りた。

家来たちもどっと飛び降りたので下家はつぶれて火は止まった。

のちに赤穂義士が出たのも、こういう英傑が主君にいたからだろうと評判になったという。

孫の長矩が刃傷事件の後、江戸の町人たちから同情を集めたのは赤穂藩の大名火消しとしての評判、功績があったからとも言われる。


2017年1月15日 (日)

フラサバソウとオオイヌノフグリの見分け方@植物多様性センター

フラサバソウといってもなじみのない草です。

大抵はオオイヌノフグリだと思われて区別されてないんでしょう。

だいたいが名前からしていかがわしい。フラサバってなんだって思います。

フランスの植物学者フランシエさんとサバティエさんの頭をつなげた安上がりのネーミング。

長崎で発見されたものがヨーロッパのものと同一種だとしたのがお二人なんだって。

Img_0807

フラサバソウは毛が長くて目立つので、わたしゃそれで見分けてました。

ところがもっと一目瞭然の区別法を教えてもらいました。

いつものガイドウォーク。

上の写真にはフラサバソウとオオイヌノフグリが混在してます。

丸い葉が2つ180度に伸びてるのがあるでしょ。これがフラサバソウ。

子葉が大きくなっても残るんです。

いつもいろんなことを教えてくれるので毎週通っても新鮮な驚きばかり。

職員さんありがとう。


Img_0800

この日のテーマは冬芽のできる位置によって植物を分類する「フランケル生活形」

地上、地表、半地下、地中などに分類します。

まあ見た目です。なので専門的な知識はいらない。

地上=ツバキ、ヤマザクラなどの樹木。

地表=ヤブコウジ、マンリョウなど。冬芽の位置が地上30センチ未満。

半地中=シバ、オオバコなど。

地中=ジャガイモ、サトイモなど。

水中とか1年生植物も別に分けます。

みんなは半地中の植物を見分けようと熱心にのぞき込んでいます。


Img_0788

⏫これはカラスノエンドウだって言うんです。

「違うよ。葉がもっと丸いはず」

自信を持って反論しました。

ところがですよ。成長にしたがって葉の形を変えて最後に丸くなるんだって。

そんな成長過程を示したハンドブックがあって「ほらこれ」と見せてもらって納得。


Img_0792

⏫上はミミナグサ。

オランダミミナグサとどう違うの?


Img_0795

⏫オランダミミナグサです。

葉が厚くてやや細長いかな。


Img_0797

⏫これはコナスビだって。

葉が赤いのは紫外線から身を守るため。

若い葉はまだひ弱ですからね。


Img_0802

⏫メマツヨイグサ。

葉に点々があるでしょ。

       pencil    pencil     pencil

「これなーに」「こっちは」

みんな職員さんとボランティアさんに聞きまくって規定の40分はあっという間。

小雪が舞って、えらく寒かったんすがちっとも気になりませんでした。

ああ面白かった。


2017年1月14日 (土)

ドーピングに引っかかるよ南天のど飴、でも龍角散は大丈夫

植物多様性センターに都立小峰公園のチラシ「小峰だより」が置いてありました。

行ってみたいんだけどなにしろあきる野市。

まとまった時間がなかなか取れない。

特集は「なんてん」

お赤飯に乗せたりするけど毒なんだって。

「ナンテンの葉の毒成分は、熱や水分によって化学反応を起こし、別の強毒成分へと変化します。

ただしこの成分、大量でなければ人体には無害。

逆に微量であれば防腐効果を発揮するのです」

それでお赤飯に乗せるのね。

Img_0784

思い出したのが世界ドーピング機関(WADA)が1月から「ヒゲナミン」を禁止薬物リストに追加したというニュース。

南天などに含まれる物質で器官を拡張するなどの効果がある。

この効果が運動機能を高めると判断したんでしょうな。

ちょうど職員のお兄さんがいたので「知ってる?」と講釈。

ヒゲナミンはみなさん、よくご存知の南天のど飴に使われてます。

器官を拡張してセキを鎮める効果があります。

運動選手はご注意を。

じゃ浅田飴にすればと思いますが、こちらは禁止薬物のエフェドリンが含まれてます。

エフェドリンは麻黄(マオウ)や半夏(ハンゲ)に含まれていて市販の風邪薬や漢方薬に入ってる。

うーん困ったなという人は龍角散のどすっきり飴をどうぞ。

秋田の殿様(佐竹藩)のセキを鎮めるために作られた龍角散はキキョウ、セネガなどの生薬サポニンがのどに効くようです。

まあ、ドーピングに関係ない人はどれを飲んでも大丈夫。

お好きな味にしてください。


2017年1月13日 (金)

フクジュソウが咲いたよ・最強寒波に負けないでね@植物多様性センター

神代植物公園に行ったら、切符売り場のおばちゃんが変なところに入っていく。

「何かあるの?」

「フクジュソウの黄色いのが見える」

福寿草園ではなくて皇帝ダリアが咲いてたあたりの奥。

どれどれ、なるほどつぼみの先端がのぞいてます。

残念ながら落ち葉がおおっててよく見えない。

おばちゃん、昼休みにはあちこち歩いて観察を怠りません。

いつも教わってます。

それじゃ、あっちも期待できると植物多様性センターへ。

Img_0781_2

ジャーーン。

一輪開花。

うれしいな。ここだけ春だよ。

間近で見られるように新しく園路も造られてます。

ここはフクジュソウがまず咲いて、次にミチノクフクジュソウがいっぱい出てくる。

長いこと楽しめます。

うれしくて職員さんにカメラのモニターを見せに行く。

「朝は開いてなかったのに・・。色がきれいですね」

ということは私が第一発見者かも。エッヘン。

咲きたてのフレッシュな黄色がなんとも言えない。

Img_0777


まだかな、まだかな。

つぼみが上がってもなかなか開かないユキワリイチゲにも変化が。

ガク片がはがれてきました。

もうすぐです。

Img_0774

こっちも先端の緑がのぞいてきてます。

フキノトウ。

フキノトウの天ぷらとフキ味噌。

いっぱい作るぞ。材料はもちろん別のところのですよ。

近在の農家の畑に生えたのを安く売ってるんです。

あのほろ苦さが春です。

14日からは最強の寒波が押し寄せてくるらしい。

フクジュソウや春の花たち、めげずに耐えてね。

2017年1月12日 (木)

寒波襲来でも梅や椿は春模様@神代植物公園

野川公園のセツブンソウも取り上げちゃったし、何か新しく咲いてないかなあ・・。

真冬に困った時は椿園と梅園。

様子の良さそうなのをピックアップ。

Img_0722

侘助椿の一種の数寄屋。

どうもツバキを撮るとうす桃色に傾くなあ。

先日はオトメツバキだったし。

私の好みはこういう色なんでしょうか。

洋服だってなんとなく適当に買ってるし、好みを意識した覚えがない。

若い頃、JUNだかVANのジャケット、パンツなんかをしまってたんですが新婚早々女房に即、捨てられました。

「あんたが買ったんじゃないでしょ」

女性の勘は鋭い。

実はガールフレンドに選んでもらったものだったんです。

ウソはつけないなあと肝に銘じましたとも。

Img_0743

梅園もいろいろ咲き出してます。

白加賀、白難波、冬至、寒紅など早咲きで知られてる品種だけでなくバラエティ豊かになってきました。

こちらは「森の関」

やっぱり11月に雪が降ったのが影響してるんでしょうか。

寒さを経験してから12月に暖かかったものだから春到来と錯覚した。

この調子だと2月はスプリングエフェメラルが次々に咲くかも。


2017年1月10日 (火)

雪国で鍛えた下半身がモノを言った決定力@青森山田5−0前橋育英

野川公園から戻ってテレビをつけたら4−0でした。

なんで大差がついたんだろう。

それでも前橋育英は猛攻撃を仕掛けます。しかし決めきれません。

おなじみA大サッカー部OBマチダさんの選評を読んでよくわかりました。

決める選手がいたかいないかだったんですね。

       shoe    shoe     shoe


青森山田5-0前橋育英 どちらが勝っても初優勝。意外でした。

とっくに全国制覇していてももおかしくない名門の対決です。

「立ち上がりの15分」。

サッカーの鉄則通り前橋が仕掛けました。

ペースを握りはしたのですが、ここ1発が決まりません。

前半だけで少なくとも4回、フリーのチャンスがありました。

GKと1対1、がら空きのゴールへのミドル、右クロスからのヘッド、左サイドを破って折り返したど真ん中のミドル…。

ピッチか柔らかくなっていたことも影響したかもしれません。

ただそれ以上に決めたい気持ちが勝ちすぎて力んだようでした。

1点でも決まっていれば、一方的にはならなかったでしょう。

sagittariussagittarius

逆に前に出ていた分、カウンターで失点してしまいました。

前半23分、1本の長い縦パスから高橋に5戦連続ゴールを決められます。

さらに46分、相手陣でボールを奪われカウンターを食い失点、ほぼ試合が見えてしまいました。

準決勝の佐野日大戦で圧倒的に攻めていながら1点止まり。

パスワークなどはよく鍛えられて1級です。

しかし、ここ1番での決める力に?を感じていました。

つまりそのままの姿が決勝にも現れたということです。

runrun


青森は高橋、鳴海など決められる選手がいました。

何よりシュートが浮きません。

下が緩くても粘れる下半身は雪国だからこそ鍛えられた、を見事証明しました。

GK・広末のキックは見事。距離も出るし正確です。

高校生離れ、いやJでもそうはいないでしょう。

1発で攻め込める有効なパスです。3点くらいに貢献していたはずです。 

footfoot

※ミスター横浜の俊輔が磐田に。チームはどうなるんでしょうかねえ。

先月スカパーから「J」の中継ができなくなったとのお断りが届きました。

Jが2100億円(10年間)で放送権を売ったDAZNとの交渉が不調に終わったからだそうです。

来季の試合を見るには何やら手続きが必要。

手間のかかることと、たとえ契約しても我々が見られる画像は相当ひどいらしいのです。

一説によると放送も常時とは限らないとか。

月額放送料は1000円ほど安いのですが、最近かなり放送レベルがよくなっていたスカパーに慣れているせいか、イライラして見るのも嫌だなと感じています。

Jは金欠解決で1シーズン制に戻したのはいいのですが、お茶の間ファンのことなどは全く考えていない金の亡者に見えてきました。

TVがスポーツ隆盛に大きく貢献しているのは明らかです。

ピッチに行くサポーターだけがサポーターではありません。

潜在的ファンを大事にして、もっと掘り起こさないと頭打ちのまんまです。

                                 マチダ

2017年1月 9日 (月)

セツブンソウが咲いたよ・ただし2輪だけ@野川公園

午後から晴れたので野川公園。

おめあてはもちろんセツブンソウ。

先週つぼみを確認したので、もう開いてるでしょう。

Img_0704

ほらね、うっすらと紫がかった花がこっちを向いてます。

例年より1週間から10日は早いかな。

初めはカタクリ山の群生地に行ったんですが、どうも咲き具合が芳しくない。

横向きじゃなくて上を向いてるんです。

これしかないなら仕様がないかな。

念のため、いつもは遅れて咲くひょうたん池の第2群生地へ。

ちゃんと横を向いててくれました。


Img_0700

こちらは開きかけ。

つぼみが上がってきてるのがざっと10数本。

今週の後半には開くかな。

布団になっていた落ち葉はボランティアさんが払ってくれてますので、すぐにわかりますよ。

        chick     chick      chick

どうもバーダーさんの数が多い。

木道を行ったり来たりしている。

珍しい鳥が来てるんだろうか。

リュウキュウサンショウクイだそうです。

クイがついてるからクイナの類かなと素人考え。

琉球山椒食いなんだって。

鳴き声が「ヒリヒリン、ヒリヒリン」と聞こえるのでヒリヒリする山椒でも食べたんだろうって名付けた。

名前の通りに南にいて、四国あたりまでは確認されてるらしい。

近年北上の傾向があるようだが、それにしても東京とは珍しい。

飛んでる昆虫を捕まえるほど素早くて、なかなか見られないみたい。

「3日通ってるけど、まだ見てない」とおじさん。

いるのは確かなようで、それも2羽。

つがいだったら繁殖するのかな。

運が良かったら見られるでしょう。

こちらでサンショウクイとリュウキュウサンショウクイの写真が見られます。

2017年1月 8日 (日)

巨大な扇型の葉が面白いタビビトノキ@神代植物公園

何十回も前を通ってるんですが、幹ばかり見て面白さに気づきませんでした。

やや離れて見上げたら扇型の葉に「なんじゃこれは」

Img_0611

マダガスカル原産のタビビトノキ(旅人の木)。

葉の付け根を切ると水が出るので旅人がのどをうるおした。

あるいは扇のような葉が方向を指し示すからのネーミングとか言われてます。

Wikipediaだと幹がもっと伸びていて面白さに納得します。

ここのはもう天井に届いていて、これ以上は成長できないので、この姿のままでしょうか。

Img_0695

池の近くの八重寒紅。

青空ですので先週末の撮影です。

8日はあまりに寒いのと午後から雨予報なので引きこもり。

高校女子サッカーの決勝などを見てました。

勝った東京代表の十文字、個々の技術も高いし、パスの視野も広い。

いいサッカーをしてました。

主将村上の決勝ゴールもお見事。

佐々木則夫前なでしこ監督がスーパーバイザーをしてるんだ。

納得。


Img_0625

縁起が良さそうなのでタチバナの実。

いつか散歩の途中でいただいたことがあった。

焼きサンマに絞ったらさわやかだった。


2017年1月 7日 (土)

雪の耳飾りスノードロップ@神代植物公園

なぜか針葉樹林の中にスノードロップの一角があります。

日当たりが良くないのに、どうしてここを選んだんでしょう。

Img_0674

植物多様性センターにもあったんだけど、せっせと引っこ抜かれてしまいました。

外来種は目の敵にされてます。

出てくるものはそっとしとけばいいのにね。

ちっとも「多様性」ではありません。

早春の花は少ないので貴重なのにね。

西洋でも冬の間に咲くので大事にされてきたようです。

ドロップは「しずく」じゃなくて「耳飾り」と取ったほうがそれっぽいかな。

「ペンダント」「耳飾り」「ドロップ菓子」の意味もあります。

カンカンに入った佐久間のドロップ。

七色?のドロップが入ってた。何色が出てくるのかも楽しみだった。

久しくなめてないなあ。


Img_0685

ウグイスカグラも十数輪。

ウグイスが赤い実を食べる様子がお神楽を踊っているようなのでこの名になったという説。

葉が茂るとウグイスが隠れるほどなので隠れ、かぐれがカグラになったの説。

どっちでしょう。

実のなりは良くないけど、ほんのり甘くて酸っぱくてジューシーだよ。


Img_0680

梅園の梅。

こんなに咲いてます。

今年は梅まつりを早めるんじゃないかな。


2017年1月 6日 (金)

ゆっくり咲いてねユキワリイチゲのつぼみ@植物多様性センター

植物多様性センター(神代植物公園の分園)で1月の講座(29日)の申し込み。

テーマは「植物のおもしろ冬越し大作戦」。冬芽やロゼットの工夫、戦略について教えてもらいます。

2月の専門講座(21日)も受け付けていたので、こちらも「参加しまーす」

「埋土種子を利用した水生植物の保全について」

ぱっと浮かんだのは大賀ハス。

未知の世界が広がりそうだな。

用紙に記入して職員のおねえさんに「何か咲いてる?」

「ユキワリイチゲのつぼみが上がってます」

いつもより少し早いな。

Img_0661

まだつぼみを覆ってるガク(?でいいのかな)は硬そうです。

寒さから守るためにしっかりフタを閉じてます。

もうすぐ咲くと思うでしょ。

これがなかなか開かないんだな。

まだかな、まだかなと心待ちにしながら訪ねるのもいいもんです。

ざっと見たところつぼみは2つ。

去年は月末だったけど、今年はもう少し早いかな。


Img_0665

ニョキニョキと太い芽が顔を出してます。

春になればパラボラアンテナを開かせるアレです。

例年だと芽が確認できるのは1月中旬以降。

相当に早い。

本園でも芽を確認しましたが、こちらの方が数も格段に多い。

福寿草ですよ。

本園の福寿草園は球根がダメになったみたいで数が少ない。

分けてくれないかと話が来てるそうです。


Img_0669

つぼみばかりじゃフラストレーションがためるでしょうから咲いてるのを。

どこでもおなじみホトケノザ。

小さい花のわりに蜜標が目立ちます。

少ない虫たちに見つけてもらう策略でしょう。


2017年1月 5日 (木)

セツブンソウがお目覚めだよ@野川公園自然観察園

きっと咲いてるよ。

4日からオープンの自然観察園へいそいそ。

1年ぶりのご対面が叶うかなあ。

Img_0646

あたりは落ち葉で覆われてます。

ちょっと布団をはいでみると、おお!つぼみが半分開いてます。

思わずニコッとほほえんでしまいます。

これ一輪だけです。

早起き坊やなのね。


Img_0644

他の子たちはこんな状態。

起きようとはしてるんだけど、まだ丸まってる。

寒いもんね。

1週間もすれば伸びをしてほんのり紫の花を開いてくれることでしょう。

例年、ここのセツブンソウは正月明けには咲き出します。

芽を出してる株がいつもより多いみたいなので、来週には10株以上が見られると思います。

その頃にはボランティアさんが落ち葉を除いてくれるので、もっと見やすくなります。


Img_0639

ロウバイは先陣を切って見頃を迎えてます。

風が運んでくれる香りがさわやか。

体じゅうがリフレッシュされます。


Img_0652

陽だまりではオオイヌノフグリが星の瞬き。

真冬に瑠璃色の花を咲かせてくれるだけでもありがたい。


2017年1月 4日 (水)

♬ ほら 希望が ほのぼの・・新春三題@神代植物公園 

一生懸命にお正月らしくしてくれてるので、心の窓に灯火がポッとともりました。

ずぼらな年末を過ごしたせいか新年もさしたる感慨もなく、ましてや改まっての抱負など何もないグータラ人間。

いつものように向かうのは神代植物公園。

2日は入らなかった植物会館へ。

Img_0613

ボタンの庭が作られてます。

かすかではありますがボタンといえば正月の花のイメージがあります。

中国では新年を祝う花。

どこかでそんなことを記憶したんでしょうか。

まあ大輪だし華やかではあります。

これは冬牡丹。

春咲きのものを温度調節して正月に咲かせている。

なので葉が緑。

冬と春に咲くのは寒牡丹。

冬の花の時期には葉は落ちてます。

Img_0617

春の七草や演技者の寄せ植えも。

こちらはフキタンポポをあしらった赤い実の縁起物。

千両、万両、十両など。

少し正月気分になってきたぞ。


Img_0631

外にでりゃ箏(こと)の合奏。

岡戸朋子さん(左)と佐藤昌子さん。

和服もあでやかだし、箏の調べが春を呼んでる。

これが私のお正月。安上がりです。

♬ ちっちゃなたき火は 消えたけど  お空をみつめ ともしましょう

  心の窓に 灯を ホラ 希望がほのぼの わくでしょう   

 「心の窓に灯を」(作詞横井弘、作曲中田喜直)

2017年1月 3日 (火)

早くも見ごろの梅が・・マンサクも@神代植物公園

お出かけ日和の好天に誘われて早咲きの梅が新春を彩ってます。

太宰府天満宮の飛梅も年末に咲いたとか。

1997年以来のことで、この冬はあったかいんですね。

Img_0576

きっと昨年末に咲いてたんでしょう。

年末年始の休みが明けたら、もう見頃です。

梅林の入り口にさしかかると白梅が5分くらい咲いてるのが見えます。

いつも早いんだけど、今年は一気に開いている感じ。

なんて品種だったかなあ。

そうそう「冬至」でした。

1年経つとすっかり忘れてます。

早咲きで冬至の頃から咲くので名づけられたんでしょう。


Img_0570

東屋前では紅梅も。

品種は唐梅。古くからの銘品とか。

野球用具貰いたさにせっせと買ったけど紅梅キャラメルはまずかった。

金持ちの子なんか、中に入ってる野球カードだけ集めてキャラメルは捨ててました。

私らはまずくてもなめてました。

どうも紅梅というと思い出すのはそっちなんです。

風情がなくてすみません。

紅梅と白梅の違いは枝(幹)の断面が赤っぽければ紅梅、白いと白梅。

花の色だけじゃないんです。


Img_0568

園路沿いのロウバイは真っ盛り。

奥の方はこれからでしばらく楽しめそう。

マンサクは2、3本で開き始め。

黄色いリボンを伸ばしてるのはオレンジビューティ。


Img_0591

2日は毎年これの聞き始め。

小山兄弟の津軽三味線合奏「新春コンサート」。

「津軽じょんから」の曲弾きには感心しました。

いいもんですよ。

会場近くの紅梅「八重寒紅」は3分咲き。

梅と三味線、穏やかなお正月です。


2017年1月 2日 (月)

鹿島の強さは小笠原の頭脳的ファウルと鉄壁DF@天皇杯決勝

鹿島の勝負強さはどこからくるんでしょう。

過密日程で疲れもあるのに危なげない試合ぶり。

おなじみA大サッカー部OBのマチダさんが分析します。

      shoe    shoe    shoe

鹿島2−1川崎F 

120分の激闘。川崎はまたしてもタイトルを取れませんでした。

圧倒的攻撃力を備えていながら何が足りないのでしょうか。

僕は守備のあと1歩、いや半歩の詰めに問題があるように思えました。

中盤と最終ライン。体を寄せるのですが、鹿島に比べて甘い。

その分、パスを出されやすくなって最終ラインが崩されてしまうのではないでしょうか。

チーム風間の最大の欠点かもしれません。


sagittariussagittarius

先制された場面。前半42分鹿島の右CK。

ライナーのキックが入ります。

鹿島・山本は1歩引いてから鋭いヘディングシュート。

これがゴールを捉えました。

フリーになるスペースを自ら作ったいい動きです。

逆に川崎は山本のマーカーが動きに対処できなかったから失点しました。

タラレバにはなりますが、もう半歩でも体を寄せていたら、ああまできれいに合わせられることはなかったでしょう。

cancercancer


川崎は再三攻め込みながら鹿島のしつこい守りになかなかゴールを割れません。

やっと後半9分、小林が魅せます。

中盤右サイドのボールにパスをもらいに行く動作。

相手がつられて反応すると、パスはすぐ横にいた三好に。

その瞬間、小林は縦に走っていました。

1人で3人目の動きをして見せたのです。

きれいなスルーパスが出て、相手のチャージも肩でブロックしながら切れ込んで同点ゴール。

頭脳と体の強さがもたらした一撃です。

さらに19分には同じような位置で相手マークを大きな切り返しで外して左足でシュート。

しかし、左ポストに嫌われてしまいます。ほんの10センチが勝敗を分けたとも言えます。 

結局、延長でファブリシオに込められて、涙をのみました。

runrun


鹿島の勝負強さは再三述べているように、昌子、植田の壁がしっかりしているからです。

めったなことでは真ん中は破られないのですから安心して前に行けます。

それと小笠原の確信的ファウル。

試合が始まると必ずといっていいくらいファーストコンタクトを厳しくします。

だからイエローをもらうこともあります。

相手を怯ますと同時に味方を鼓舞する意味もあります。

この試合も開始早々やってのけました。

が、顔色一つ変えません。背中で示すキャプテンらしいプレーでした。

libralibra


超ハードなスケジュールにもかかわらず、しかも金崎を欠きながらも120分を戦える鹿島。

守備力、技術もありますがメンタルこそが一番の武器なのかもしれません。


さて、風間監督、大久保が去る川崎。

足りなかった何かをつかめるのでしょうか。

チームの再構築が見ものです。

      karaoke      karaoke     karaoke

※紅白ひどかったですねえ。

司会者2人とも、たどたどしすぎて話になりません。

相葉に至ってはオリンピック・パラリンピックのコーナーで、パラリンピックの選手の紹介を2度にわたって飛ばす始末。

声も通らないし、なんで司会になったか疑問だらけ。


全体の演出も小芝居が多く時間の無駄遣い。

しかもつなぎのタイミングがずれっぱなし。

変な間ができて盛り上がりようがありません。まるで学芸会。

あれで視聴者が喜ぶと思っているところが時代遅れです。

ゴジラがなんなんだい?妙にいじくらず、もっと歌中心にした方がまだ見られますよ。

出たい歌手、聞きたい歌手がいっぱい残っています。

SMAPにすがった品格疑問の会長も交代することだし、紅白も原点に返った方が評価が上がりますよ。


                                      マチダ

2017年1月 1日 (日)

まだ滞在中だよニシオジロビタキ@武蔵野公園・府中市

熱心なバーダーさんがどのくらいいるのかな?

初詣は後回しにして元日は武蔵野公園。

きっとニシオジロビタキはまだとどまってくれてるでしょう。

Img_0510

12月にいたバーベキュー広場のあたりを目指すが誰もいない。

はて、カメラマンの多さに嫌気がさして、他に移ってしまったのか。

他の鳥を狙ってたおじさんに聞いてみると「ほら、あっち」

いました。

場所を変えたようです。

どうやら常緑樹から落葉樹の方に誘導したようです。

ロウバイの植え込みに餌をまいて葉に邪魔されないようにした。

10分も待ってると来ました来ました。

ロウバイ林じゃなくて近くのこの杭がお気に入り。


Img_0531

ロウバイの梢にもやってきます。

ずっと狙ってるおじさんが「ロウバイが開いてきたよ。暖かいからね」

「あしたあたりは花とニシオジロビタキが撮れるぞ」

おそらくシベリアから渡ってきた珍鳥は、あちこち飛び回ってますが、必ず杭のあたりに戻ってきます。

珍鳥の習性などはこちらで触れてます。


私のカメラはキャノンのコンデジ。

ズームは30倍まであるので十分に狙えます。


Img_0518

この日のバーダーさんは正午過ぎで十数人。

元日にこの人数は多いのか少ないのか。

ニシオジロビタキは10分に1回くらいは来てくれるので狙いやすいですよ。


« 2016年12月 | トップページ | 2017年2月 »

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30