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2016年10月 8日 (土)

クマガイソウ移植作戦を実施@高尾山レンジャーの専門講座

2日にあった東京都レンジャーの方の専門講座。

タイトルは「高尾の植物多様性と登山マナー」。先着30人でしたので告知直後に申し込みました。

9月には「ブラタモリ」でも高尾山を取り上げてたが、それよりも詳しい話が聞けそう。

あわよくば珍しい植物の耳より情報などが得られるかなといそいそと植物多様性センター(神代植物公園)へ。

Dscn5286

講師は甲把(がっぱ)収さん。珍しい苗字です。

「高知の絶滅危惧種です」と自己紹介しながら笑わせてくれます。

東京都レンジャーって何をしてるの?

日本語にすると東京都自然保護指導員。だいたいわかりますね。

多摩地区と小笠原で19人が活動していて、高尾山を担当してるのはわずかに3人。

あの広い地域の自然保護や登山マナーの啓発、登山道の整備などを行っているのです。

植物保護で危惧されるのはニホンジカの進出。

奥多摩ではお花畑の壊滅などの被害が出ているが、ついに高尾山周辺にも群れが現れたという。

暖温帯と冷温帯の境目に位置する高尾山が植物の宝庫なのは有名です。

約1200種類が確認されていてキク科だけでも105種もあるんだって。

食害が心配です。

       bud     bud     bud

身を乗り出して謹聴したのはクマガイソウ移植作戦。

杉の伐採予定地にクマガイソウの生息地があったので植物多様性センターなどの技術指導も得て移植した。

今年春に移植地で開花を確認したので成功したようです。

気になるのはどの辺?

どうも日影林道あたりのようです。

来年の春まで日影林道から一丁平へ抜ける萩原作業道が通行止めになってます。

通行解除になったら注意深く探しながら登ってみようかな。

ちなみに高尾山で確認されているクマガイソウの生息地は5カ所93個体だそうです。

       cherry    cherry   cherry

宝庫なだけに盗掘被害も深刻。

これまではひた隠しにしてきたが方針転換して名前などを書いたタグをそばに立てた。

オープンにしたことで逆に被害が減った。

ラン科を中心に71個のタグを立てたが被害は2件にとどまった。

珍しい植物の情報も。

ツレサギソウ=もみじ台南巻き道、ツチアケビ=湖の道、キバナノショウキラン=沢沿い、

ムヨウラン=3号路、イナモリソウ=1、6号路など。

     camera     camera    camera

撮影では近づきたくなる気持ちをぐっと抑えて望遠やズームで狙ってくださいとのお願いも。

一歩前進して踏み出すと根を傷めたり傾斜が崩れたりしてしまう。

どこかの会社のトイレに「仕事も小便も一歩前進」なんて標語が貼ってあった。

撮影では一歩前進でなく一歩後退くらいの気持ちで狙いましょうね。

日影沢のニリンソウ群生地。

ロープが張ってありますね。

人が立ち入らなくなったのでこの5年くらいで植生が随分と回復してました。

比較したスライドが映し出されて一目瞭然。

「一人くらいいいや」がいけないんです。よーくわかりました。

      cherryblossom      cherryblossom     cherryblossom

東京都レンジャーの活動については

「東京都レンジャー 委託事業報告書 高尾」

「都レンジャーニュース」

委託事業報告書は絶滅危惧種などの詳細も書かれていて興味深いよ。

36ページにわたって高尾山の現状が報告されてます。

南高尾に設けられた私設ベンチの問題点にも触れていて、ありがたく利用していたんですが、無断設置なんです。

土地所有者との話し合いを求めていて、即撤去ということにはならないみたい。


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