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2016年8月30日 (火)

怪談累ヶ淵の怨霊を鎮めた祐天上人・祐天寺@目黒区散歩その1・地下鉄の地上を歩く会の番外編

5カ月ぶりの参加です。この間に副都心線は踏破して8月は例年通りの番外編。暑いからね。

さて今回は目黒区の住人の企画、立案。

東横線祐天寺駅に集合。通学で東横線を使ってたんだけど祐天寺で降りたのはこれが初めて。

まずは祐天寺を目指します。


Dscn4696


吉祥寺に同名のお寺はありませんが祐天寺にはたいそうなお寺があります。

芝増上寺の住職もつとめた祐天上人の遺言で弟子が建立した古刹です。

五代将軍綱吉の養女竹姫が寄進した仁王門をくぐると「かさね塚」なるものが。

「かさね」で思い当たるのは怪談噺の「真景累ヶ淵」しかない。

説明を読むと「寛文八年の頃、上人飯沼弘経寺に在住の頃、累(かさね)一族の怨霊を化益された事績あり」。

累ヶ淵は実話だったんですか。

飯沼は茨城県常総市、弘経寺(ぐぎょうじ)は千姫ゆかりの名刹。

上人はここでも修行していたんでしょうか。

       typhoon     typhoon     typhoon

こんな話が常総市に伝わっていたそうです。

両親を亡くした「累」が流れ者を婿に迎えるが、こいつが飛んだ食わせ者。

家屋敷が目的で、別な女と一緒になるために「累」を川に突き落として殺してしまう。

別な女はすぐに死亡、流れ者が妻にする女は次々になくなってしまう。

ようやく6人目の後妻との間に「菊」という女の子が生まれた。

ところが「菊」に「累」が乗り移って流れ者の悪事を語り始める。

この話を聞いたのが祐天上人。

念仏の力で無地に怨霊を鎮めた。しかしなおも怨霊が「菊」を苦しめる。

この霊は「累」の父親が殺した「累」の母親の連れ子だった。

      thunder      thunder     thunder

江戸時代には広く流布していた話のようです。

これを鶴屋南北が「法縣松成田利剣」中の一幕舞踊「色彩間苅豆」(いろもようちょっとかりまめ)として歌舞伎で上演。

その後、三遊亭円朝も「真景累ヶ淵」として怪談噺に仕立てた。

歌舞伎、落語とも設定は変えてあって浪人者とその妻「累」の因縁にしてあります。

なんども映画化されてますが見た記憶がない。

なんとなく知ってっるのは三遊亭圓生の落語を聞いたことがあるからでしょうか。

累一族の怨霊話が事実に基づいていて、しかも祐天寺と関係があったなんて、これを知るだけでも祐天寺に参ったご利益です。

この塚は大正15年(1926)に累一族の霊を弔うために尾上梅幸、市村羽左衛門、清元延寿太夫などが施主となって建立。


Dscn4700

境内は工事中で阿弥陀堂などには目隠しの幕が張られて拝観できません。

悪事はかさねてはいないものの善行も行っていないわが身。

本堂にお参りして上人の功徳にあやかろうと手を合わせました。


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