フォト
無料ブログはココログ

« なるほど透けてますスカシユリ@植物多様性センター | トップページ | 参道から一歩入れば谷戸(やと)が広がってた・清正井など@明治神宮 »

2016年6月25日 (土)

森の中は準絶滅危惧種のタシロランがいっぱい@明治神宮

神宮の森にはタシロランが数え切れないほど出てくる。

そんな話を耳にしたのは去年の夏だったか。多分、マヤランやサガミランを話題にする中で聞いたんだと思う。

すでにタシロランの時期は過ぎていたので来年こそはと誓っていたのでした。

金曜日は両親ともデイサービスにお世話になってるので昼飯を用意しなくてもいい。

夕方までは自由時間だ。さあ行くぞ。いざ明治神宮へ(24日)。

Dscn3618

この写真は確かに明治神宮ですよという証拠です。

観察してきた人に訊いたら「どこでも見られるわよ」

そう言われても見つからないかも。なんて不安も。

原宿駅を降りて参道を進む。

右側に多いとかの情報があったが、ありゃ砂利道を掘って工事中。

仕方なく左側に寄って林縁に目をこらす。

まだ早いのか、見つけ方が悪いのか。見つかりません。

人のいない脇道を探してもない。


Dscn3610

参道に戻って明治神宮御苑の入り口手前でようやくご対面。

1本に花が10数個ずつついてます。

全身がほぼ黄味がかった白。蜜標の赤い斑点が見て取れます。

ということは虫がやってきて受粉するんだな。

立ち止まって見渡すとあちこちにある。

タシロランは明治末期に長崎県で田代善太郎博士が発見、牧野富太郎博士が命名した。

葉を分解する菌類から養分をもらっているので葉緑素を持ってません。

関東から南に分布してますが各地で個体数を減らしてるようです。

明治神宮の他に三浦半島の大楠山などでも見られるようです。

環境省のデータでは準絶滅危惧種。


Dscn3633

近寄ってみましょう。これはまだ芽を出したばかりで伸びる途中の株です。

ラン科ですから花は左右対称です。

下に唇弁があって蜜標がついてる。左右に突き出てるのは側弁でしょうか、側萼片でしょうか。

写真ではわかりませんが上部に花粉塊が見えたような気がしますが。


Dscn3640

こんな状態でまとまって生えてるところもあります。

タシロランが見られるのは都内ではおそらく明治神宮だけでしょう。

わずか100年で造られた人工の自然林。

日本全国から樹木が集められた時にタシロランのタネも一緒に運ばれたんでしょう。

神宮の森では歩道に落ちた落ち葉も捨てずに森に戻されています。

そうした環境がタシロランに最適だった。

       🌺        🌺      🌺

2週間ほどが見頃です。

目立ったのは拝殿から西参道に入ったところ。

そして芝生広場から北参道への入り口。

全く日の当たらない深い森よりも、薄日が漏れてくる林縁を好むようです。

ほぼ1周してきましたが、100株以上は見ましたね。


« なるほど透けてますスカシユリ@植物多様性センター | トップページ | 参道から一歩入れば谷戸(やと)が広がってた・清正井など@明治神宮 »

野の草や木」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« なるほど透けてますスカシユリ@植物多様性センター | トップページ | 参道から一歩入れば谷戸(やと)が広がってた・清正井など@明治神宮 »

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30