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2015年9月29日 (火)

都内初の伊豆の長八展@武蔵野市立吉祥寺美術館

左官屋さんがこねた漆喰を器用に壁に塗っていくのを見るのが好きでした。

Img_6538


左手に持った板に漆喰を乗せ、右手のコテで少しずつ取っては塗っていく。

最後にコテでならすと塗り跡も残らず白い壁が完成。

職人さんはえらいなと尊敬してました。

そのコテで絵を描き、塑像を造って芸術の域に達したのが伊豆の長八です。

最初に長八の名を知ったのは伊豆の松崎に海水浴に行ったとき。

もう何十年も前です。

そのときには多分、伊豆の長八美術館には行かなかった。

     pencil   pencil

長八は本名入江長八(1815〜1889)。

幕末から明治初めに江戸、東京で活躍した伊豆松崎出身の左官です。

漆喰壁にコテを使って浮彫と彩色を施した装飾は「鏝絵(こてえ)」と呼ばれ、長八はその第一人者です。

     run    run    run

開催中なのは知ってたんですがぐずぐずしてたら小平の☆さんから興奮冷めやらぬメール。

背中を押されていってきました。

「生誕200年記念 伊豆の長八ー幕末・明治の空前絶後の鏝絵師」

↓これをご覧ください。二見が浦です。


Img_6541

沈む夕陽の左に富士山。

これは絵はがきを複写したものですのでコテ技法は分からないです。

寄せる波、松の細かな枝はしっかりと書き込まれてます。

びっくりしたのは人物。

海辺に砂粒みたいな点があるでしょ。

これが人物なんです。

実物では老若男女はもちろん、着物まで描き分けてるのが分かるんです。

ただただ感嘆しますよ。

会場の外に弟子が使ったコテが展示されてました。

私ゃ、壁塗りの20㌢くらいなのしか知りませんでしたが、1、2㌢のものまである。

入場料はなんと100円(65歳以上無料)。武蔵野市は太っ腹です。

買い物ついでに寄ってみる価値は大です。

私が気に入ったのは波だけを描いた「漣の屏風」。伝長八作の「清水次郎長肖像」は鏝絵とは思えない渋さ。

傑作といわれる「神農像」の細かい細工もすばらしい。


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