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2015年8月13日 (木)

キリストがあらわれた!隠れキリシタンの魔鏡@澤田美喜記念館・大磯

JR大磯駅前にエリザベス・サンダースホームがあります。

混血孤児救済のために澤田美喜が1948年に設立した施設としてあまりにも有名です。

現在も81人の子どもたちを預かっているそうです。

ホームと小中学校の聖ステパノ学園の敷地には入れませんが、小高いところに澤田美喜記念館・隠れキリシタン資料館があります。

Img_5598

澤田美喜さんのレリーフの横から約10㍍くらい登ります。

三菱財閥の創始者岩崎弥太郎の孫として美喜はなに不自由なく育ちました。

生家は上野不忍池近くの「都立旧岩崎邸庭園」になってます。

ホームも岩崎家の別荘で、美喜さんも療養のために訪れていました。

戦後、孤児救済事業のために行動を開始した美喜さんですが、大磯の別荘は財産税のために物納されていました。

政府に掛け合うと買い戻し額は400万円。

財産を換金したり寄付で何とか集めたそうです。


Img_5611

記念館ではとっても素敵な係の方が丁寧に説明してくださいました。

建物はノアの方舟を模したものだそうです。

上空から見ないと分かりませんが平面図を見ると舟の形です。

そういわれれば入り口は舳先かな。

美喜が集めた隠れキリシタンの遺物はなんと800点。

初めて目にするものばかりで驚きの連続。

踏み絵に使った版木、精巧に彫られていて、これを踏まざるを得なかったキリシタンの胸中に心が痛みます。

また、いろんなものにキリスト像やマリアを隠したんですね。

観音様の背中に扉があって開くとマリア様などなど・・・。

いちいち声をあげて見入ってしまいました。

圧巻は魔鏡。一見すると普通の銅鏡なんですが、光を当てて反射させるとあら不思議。

壁には十字架のキリストと、それを見つめる聖母マリアが映し出されます。

目に見えない細かい凹凸が鏡面にあり隠れた模様が浮かび上がる仕組み。

すでに前漢時代にはつくられていて、卑弥呼の鏡「三角縁神獣鏡」も魔鏡だったとの説もある。


Img_5607

記念館の横から大磯の海岸を望みます。

高台にあるのがよくわかります。

村岡花子も何度かホームを訪れているようです。

美喜の夫は外交官の澤田廉三。

花子が教会で出会った初恋の相手の帝大生が澤田です。

いろいろつながってくるもんですなあ。

国鉄総裁が謎の死を遂げた下山事件。

自殺ということで捜査は打ち切られたが、松本清張「日本の黒い霧」のGHQ謀略説が起こした波紋は大きい。

実行犯のひとりとして名前の挙がった人物は戦前の上海で謀略に関わっていた。

事件後に美喜の私設秘書としてホームで保護されていたという。

複雑怪奇ですなあ。


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コメント

マイマイさん。すみません。あれこれいじくっていたらせっかくいただいたコメントが消えてしまいました。

そうです。Mさんです。当時、キリスト教関連施設がキャノン機関とかの隠れ蓑に使われていたようです。

麹町だったかの澤田邸もそうでした。

キリスト教布教を先兵にした西欧の植民地支配と重なりますね。

メールに残っていたので復原。


M氏ですね。
松本清張「日本の黒い霧」は読んでいませんが、柴田哲孝「下山事件-最後の証言」が興味深いことを書いています。

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