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2015年5月30日 (土)

田んぼが除染土を詰めた黒いバッグでおおわれていく・・・@福島県飯舘村

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こんな黒いバッグが農地だった土地に大量に置かれていってます。

雑草とはいえ緑の土地が黒に侵蝕されているのは異様としかいいようがありません。

「花仙人」大久保金一さんのところをあとにしてNPO法人「ふくしま再生の会」の方々に村内を案内してもらいます。

村内のあちこちに置かれていた黒いバッグが、ここ比曾川流域に集められています。

2年間の約束で農地を借り上げて、あくまでも一時的に保管してるんです。

この日は日曜日だったので村内は車の通行も少なく静かなもんでした。

たまに自宅に戻った村民を見かける程度。

ところが平日になるとダンプカーが行き交う道路になります。

除染作業員はなんと7000人とか。

自宅周辺や農地の表土をはぎ取り袋に詰め、砂を撒きます。

正面の山は砂を採取して禿げ山になった。やがては姿を消してしまうことでしょう。

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飯舘村は飯館牛でも有名でした。

村内には飯館牛を販売するミートプラザや農産物直売所が併設された「旬のひろば いいたて」のしゃれた建物もありました。

350頭の牛がいなくなった牛舎。

上にはエサの藁が残されたままです。

近くで牛を飼っていた方が自宅の見回りで戻ってこられてました。

「子供は外で遊んでも大丈夫。何を食べてもかまわない。こう断言した御用学者の説明会の翌日に全村避難だもんなあ」

いまでも怒りが収まらない。

2011年4月10日に御用学者の説明会があって翌11日に避難指示区域の方針発表だったのか。

福島市内に住む友人も同じ学者の説明会に出て、すっかり安心してました。

「そんなはずはない。市内だって放射線量はそうとうに高い。チェルノブイリのことなど詳しく調べてみな」。

その後「だまされた」と地団駄踏んで悔しがってました。

Img_4430

黒いバッグは高さが1㍍ほど。

フレコンバッグというみたいです。

5段積みではるか向こうまで続いてます。

やがては比曾川流域の農地が埋め尽くされます。

前夜、宿泊した霊山トレーニングセンターでドローンで上空から撮った映像を見せてもらいました。

草が繁った農地の一画が真っ黒になっていて、恐怖感を覚えます。

これが増え続けて、やがては豊かだった農地が黒一色に染まってしまいます。

村民はどんな思いで見ているのか。

これをどうするのか。

国が設定した大熊町と双葉町にまたがる16平方㌔の中間貯蔵施設に運ぶつもりでしょう。

しかし用地の買収は遅々として進んでいない。

飯舘村では長泥地区をのぞく村内の避難指示解除の目標を「遅くとも平成29年春」としている。

それまでにこの黒い巨大な塊が撤去されるんだろうか。

除草されなくなった農地には草だけでなく柳が繁って林になっている。

もう除草機では歯が立たない。

2015年5月、福島県飯舘村の現実の一端です。


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