「いま やらねば いつ できる」平櫛田中さんの座右の銘@玉川上水を歩く会・その2
スタートは西武多摩湖線一橋学園駅。
前回は定休日のために寄れなかった平櫛田中(ひらくし でんちゅう)彫刻美術館へ。
同美術館については「六十、七十ははな垂れ小僧・平櫛田中の「鏡獅子」を見に行く@小平」で触れてますので良かったらどうぞ。
107歳で亡くなるまでの10年間を過ごした玉川上水沿いのお宅が美術館として開放されてます。
これはアトリエにあった「五十鈴老母原型」。
「赤福」の女将です。
ロビーにはブロンズの「天心先生記念像試作」が置かれてます。
烏帽子みたいな帽子をかぶってる。
衣装は奈良時代の朝服(官人が朝廷に出仕するときに用いた)。
なんでこんなヘンなのをまとってるの?
なんとこれが東京美術学校(芸大)の制服。
岡倉の反鹿鳴館と「我が国固有の美術の振興」がコラボしてこうなったんだって。
ただし、生徒や教官にはすこぶる不評だったそうな。
タイトルの「いま やらねば いつ できる」
こう続きます。
「わしが やらねば たれが やる」
記念館の客室に書が飾ってあります。
もとはアンドレ・ジイドの「贋金づくり」にあるらしい。
彫刻家仲間が飾っていたのが気に入り、いつしか座右の銘になったそうです。
この意気が長生きの秘訣なんでしょうねえ。
かねてから疑問に思っていた名前。
田中家から平櫛家に養子に行ったので両方を合わせたんだって。
木陰を歩いているんだけど風がないんだよね。
小金井公園までもう少しだけど貫井橋近くで休憩。
美術館から3㌔しか歩いてない。
だけどこたえたんだよね。
お昼も食べてないしね。
江戸東京たてもの園では、デ・ラランデ邸内「武蔵野茶房」と店蔵型休憩棟の「蔵」に分かれてランチ。
おっさんどもは「蔵」へ。
コップに半分、冷えたビールをわけてもらいました。
染み通った。
その後は三々五々、たてもの園と「ジブリの立体構造物展」を見学。
まだ歩きます。
浴恩館にも案内しなくちゃね。
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