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2013年10月 3日 (木)

♬そうよ あなたは似ている・白鳳の微笑み興福寺と深大寺@国宝 興福寺仏頭展

興福寺仏頭は、左右に居並ぶ木造十二神将立像を見下ろすように置かれてます。

Dsc01575

空気が凝縮され、そこから光が放たれているような気にさえなります。

なんという優しさ。

焼け残った頭部だけだが98・5㌢。

元は丈六と言いますので4㍍85㌢。

つまりお釈迦様の身長と同じ1丈6尺の大きさ。

見上げるような大きさだったんです。

丈六より大きいと大仏というそうな。

国立博物館で開かれた興福寺の阿修羅展は大変な人気だった。

もう4年前になるのか。

芸大美術館の仏頭展は国宝の数々をゆっくりと見られるので、何度も戻ったりして確認しました。

仏頭の奥に展示されているのは深大寺の釈迦如来倚像。

Dsc01728

「似てるわねえ」

おばちゃんが声に出して言ってました。

そっくりです。

深大寺の方が目が細く口が小さいかな。

「頬が丸く眉が弧を描いて鼻梁に通じる若々しい面相は仏頭に通じ・・」

と解説にもありました。

仏頭が造られたのは685年(天武天皇の14年)。

深大寺の方の年代は不明ながら、ともに白鳳期の作です。

似ているのは何か深いわけがあるのかもしれません。

2体について教えていただいたのは、いつもコメントを頂く芙蓉酔人さん。

ありがとうございます。

何度も往復して比べてみました。

こんな歌を口ずさみながら・・。

♬そうよあなたは似ている 初恋の人に

好きだった

「初恋の人に似ている」(作詞北山修、作曲加藤和彦)


Dsc01724

ところで仏頭は元から興福寺にあったものではありません。

悪行三昧で名高い僧兵どもが1187年に飛鳥の山田寺から強奪してきたものです。

平重衡に焼き討ちにされ本尊などほとんどを焼失。

本尊再建がなかなか進まないために山田寺の薬師三尊に目をつけたようです。

山田寺は蘇我氏ですから、文句も言えなかったんでしょう。

1411年には火災で所在不明に。

500年後の1937年に仏頭が再発見されたんです。

破損物でありながら異例の国宝指定。

白鳳の貴公子の呼び名がふさわしい顔立ちでした。


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コメント

いつも暗いガラス越しに見ていたので、深大寺の釈迦如来様がこんなににこやかで優しい表情していることが分かりませんでしたね。

この笑顔で、みんなを守ってくださっていると知って、深大寺に寄る楽しみが増えました。
如来様でこの笑顔は稀ですよねぇ。

通りすがりのおばちゃん。
深大寺釈迦如来は、芸大美術館で売ってたポストカードを複写したものです。

お釈迦様は11月の末まで上野に引っ越し中です。念のため。
上野に行く機会がありましたらぜひ2つの白鳳の微笑みを比べてみてください。

奈良時代の白鳳期と呼ばれるほぼ同時代に飛鳥の地で造られた
二体の仏像が奇しくも同じような歴史をたどり、
今こうして1300年ぶりに並んでいる風景を見られることに感動します。
いつも厨子の中に座っているお姿に見慣れているので、
お釈迦様も少し緊張している様に見えるのは私だけでしょうか。

芙蓉酔人さん。
ありがとうございました。
何度も行ったり来たりして仏頭と釈迦如来を比べてみました。
頭の形は同じですね。

何度見ても白鳳の微笑みを吸い寄せられるように凝視してしまいました。

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