樹齢500年の椎・椿山荘最古の樹木@地下鉄の地上を歩く会・有楽町線の4回目
細川家伝来の美術品などを展示する永青文庫入り口の坂を下ると関口芭蕉庵。
江戸にでてきた芭蕉が神田川の改修工事に携わった際に住んでいたところ。
その後、隅田川沿いの深川芭蕉庵に移り住む。
関口というのは地名です。
神田川に堰(せき)をつくって、その水はまず今の後楽園あたりにあった水戸藩上屋敷に流され、次いで神田や日本橋に通じていた。
崖を利用した庭園です。
講談社グループが維持管理してるようです。
お隣は椿山荘。
樹齢500年の椎がご神木になってました。
高さ20㍍、根元周囲4・5㍍。
このあたりは南北朝時代から椿が自生する景勝地。
その頃にはあったんでしょうか。
江戸時代は久留里藩黒田氏の下屋敷。
明治になって山県有朋が自宅用に購入した。11年(1878)のこと
久留里藩からじゃないですよ。明治政府からです。
藩邸は藩の所有ではなく江戸幕府のもの。
明治政府は幕府の土地はすべて国有とした。
元勲ですから二束三文で手に入れたんでしょう。
大正7年(1918)に藤田財閥2代目の藤田平太郎が譲り受けた。
初代の伝三郎は「明治のえん罪事件ⅰ」「明治のえん罪事件ⅱ」で登場しました。
薩摩閥が占める警視庁が偽札事件と藤田組の関わりをでっち上げた事件です。
伝三郎は西南戦争でぼろ儲けした長州閥の政商です。
長州の雄・山県と政商との関係、興味津々です。
いきなりヘンな写真が出てきました。
椿山荘といやあホタルです。
孵ったばかりのホタルの幼虫です。
昭島のタケムラ君が繁殖用の種ホタルを捕獲、自宅で卵を産ませたのが孵化したんです。
3000匹も孵ったんだって。
七夕の頃に近所の立川堀に放流したそうです。
成虫になるのはほんの数パーセント。
来年も楽しませてほしいものです。
さて、椿山荘をひと回りしてようやく有楽町線の江戸川橋駅へ。
朝10時から歩いて、この日はたったの一駅でした。
終点の新木場駅にはいつ着くんでしょうか。
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