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2013年3月 4日 (月)

「オオカミの護符」小倉美惠子さんの映画と講演の会@小平

土蔵に貼られていた「護符」をきっかけに、オオカミとお百姓たちの営みについて旅を重ねた小倉さん。

映画と講演会があるというので、いそいそと出かけた。

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ドキュメント映画「オオカミの護符」をポイントで上映しながら、お札から見えてくる農村共同体の姿に強い関心を抱き始めている様子を語っていく。

「それは土地とともに生きてきた先祖の暮らしを知ることでもありました」

小倉さんは川崎市宮前区の出身だが、多摩の村々でも講を組んで御嶽山にお参りしてお札をいただいてきた。

「オオカミの護符」は火除けや盗難除けのご利益にまで広がっているが、本来は害獣除け。

害獣は農作物を食べるシカやイノシシ。

オオカミは、それを防いでくれる大事なけもの。

害獣とされたのは明治維新後です。

牧畜が導入されると狼は羊などを襲う怖い存在になった。

欧州流の考え方です。

狂犬病の流行も大きい。

江戸時代には1732年、長崎で流行があったが、明治後に各地で報告されている。

そもそも日本にはなかったんでしょう。

それが開国で広まってしまった。

政府は毒饅頭を大量にばらまいたりして撲滅につとめた。

野犬ばかりでなく狼も食べてしまった。

近代化がニホンオオカミを絶滅に追い込んだといえるでしょう。

だからおイヌ様の信仰は農村地区に残るだけになっている。

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かつて村々は、各種の講をつくって生活を支えてきた。

道普請から屋根葺き、冠婚葬祭・・。

お上に頼らないで共同体が解決してきた。

だから、ここから外される村八分は重大な意味を持っていた。

近代化で得たもの、そして失ったもの。

「おイヌ様に導かれていくうちに、私たちの未来につながるものがあると知りました」

先祖の暮らしをもう一度見直してみよう。

便利さがもたらしたひずみが各所で噴き出している。

これが小倉さんの現在の思いのようでした。

著書の紹介と感想についてはこちらにあります。

よろしく。

後日、「こんなの見つけた」とメール。

各地のお札の写真が届きました。

7116

これは檜原村・大嶽神社。

渋谷・宮益坂の御嶽神社のもある。

ほかに埼玉・長瀞町の宝登山神社、大田区・北嶺町の御嶽(おんたけ)神社などもある。

そういえばわが家の鎮守さまは御嶽神社だった。

深大寺近くの兄弟が江戸時代に移住して開拓した新田です。

御嶽講が今でもあるのかもしれない。

お札が貼られてないか確認しにいってみよう。


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コメント

え~ッ 「オオカミの護符」の上映と小倉さんの講演が小平であったんですかcoldsweats02

聞きたかったなぁ。

散歩人さんのブログで紹介されてすぐにアマゾンで購入し、面白くて一気に読みました。

今や本棚で宮本常一や藤森栄一の本たちと並んでいます。

映画も見たいと思いプロダクションのサイトをチョクチョク見ていましたが気付きませんでした。

散歩人さんはどうやって知ったの?

また、府中か国分寺あたりでやってくれないかな。

芙蓉酔人さん、今晩は。

小平に住んでいる友人が教えてくれました。

映画というより、映画の一部を上映しながらの講演会でした。

きのう、練馬区の神社で護符を発見、騒いでいたら、「うちの土蔵にも貼ってある」。

昭島の友人です。旧家にはちゃんと貼ってあるんですね。

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