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2013年2月26日 (火)

チベットの英雄「ケサル大王」を知ってますか?

河口慧海、大谷探検隊、西蔵旅行記、スリー・イヤーズ・イン・チベット・・こんなふだんは出て来ない言葉を含んだメールが、わたしのパソコンを飛び交ってます。

少年少女のころのロマン、あこがれが一挙に噴出したんでしょう。

こんなドキュメント映画を見たんです。

Dsc07626

「チベット天空の英雄 ケサル大王」。

たまたま完成前のラッシュ映像を見た友人が熱いメールをよこしたんです。

小金井の現代座で上映会があるよ、と。

ケサルなんて初耳です。

チベットに王様がいたことも知らない。

百聞は一見にしかず。

客なんて少ないと思ってたのに満員でした。

大谷寿一監督がケサル大王の名前を聞いたのは2006年。

以来、毎年のように東チベット(青海省)を訪れ、人々の中に息づいている大王の姿を追います。

ラサのあるチベット自治区には外国人は入れません。

東チベットでも極秘の撮影です。

大王伝の語り部たちが今もいます。

文字の読めないおじいさんには、子どものころ天啓が下り、3日間とめどなく語り始めたんです。

世界最長の英雄叙事詩をですよ。

ダライ・ラマの後継探しと似てますね。

ある語り部は、見たこともない文字が浮かび、それに従って現在も大王伝を書き足している。

高度4000㍍の都市。

草が生えた「黄金の丘」の美しいこと。息を飲みました。

大王ゆかりの湖の透明度ったらなかった。

吐蕃に嫁いだ(640年)文成公主のモニュメント(?)も出てきた。

本当にそんな大王がいたのか。


Dsc07622

実在の証明を試みてる学者もいる。

11世紀ごろのことだそうです。

7〜9世紀、チベット帝国(吐蕃)は敦煌からネパールまでを版図にした強国だった。

だから唐もやむなく文成公主を差し出した。

その後帝国が崩壊、各地に小国が分立したころの話だね。

東チベットを治めた王と、密教をもたらした僧の事歴が合わさって「ケサル大王」がつくられていったようです。

ラサの方との関係は分からない。

ラストにチベットの現状を憂い、平和を願う「旗の仏塔」が出てきます。

赤、青、緑、黄の布で山や大地を表現。

人々が総出でつくっていきます。

完成した塔には目を見張りました。

帰り道、「行ってみたいね」とうなづきあいました。

青春のロマンが刺激されました。(現実問題はちょっとおいといて)。

     pencil     pencil

河口慧海の著書「西蔵旅行記」を自ら英訳したのが「スリー・イヤーズ・イン・チベット」

このタイトルをふまえてブラピ主演映画のタイトルが「セブン・イヤーズ・・」になった。

「西蔵旅行記」は未読ですが、西川一三「秘境西域八年の潜行」(中公文庫)をむさぼるように読んだ。

「チベット潜行十年」(木村肥佐生、同)も続けて読んだな。


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コメント

ん・・現代座?
ウチの近くにそんな劇場があったなんて知りませんでした。coldsweats01
河口慧海の「西蔵旅行記」
日本の三蔵法師と言われる慧海、興味をそそりますね。
昨年、円仁の「入唐求法巡礼行記」を入手しましたがまだ読んでいません。
また読みたい本が増えてしまいます。
読まなきゃ!

芙蓉酔人さん。
住宅街の中です。通りから入っているので気づきにくいと思います。
現代座は山田洋次監督の「同胞」のモデルになった劇団です。当時の名前は「統一劇場」で、その後分裂。「ふるさときゃらばん」「現代座」などに分かれたようです。

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