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2013年2月13日 (水)

超満員だった「知って備える立川断層」講演会@首都大学東京・山崎晴雄教授

午後4時半開始なので、余裕を見て小平市中央公民館に4時前に到着したんですが、ギリギリでした。

すでに入場開始していて、やっと最後列に座れました。

このためロビーにモニターを設置して、そちらにも収容。

定員150人のところ250人が聴講。

さらに、あきらめて帰った人が200人もいたそうです。

みんな関心が高い。9日のことです。

Dsc07411

人ごとじゃないですからね。

立川断層は近くの武蔵村山や立川市を通ってる。

山崎教授は、のっけから立川断層帯の重点調査観測チームの見解を批判します。

武蔵村山市・日産跡地での「榎トレンチ」掘削のことです。

「横ずれは前から指摘されていた。今ごろ発表するのは“予算”をつけてもらうため」

「あそこを掘ったって何も分かりはしません。反対したので調査チームから外されました」

「期待はずれで、誤った、支離滅裂な説明」

そういわれても素人には判断が出来ません。

どうやら山崎教授は、横ずれ判明で、震度6強の範囲拡大とする発表がお気に召さないようだ。


Dsc07374

これが横ずれの証拠とされる個所。

説明は、現地見学会その1その2その3をお読みください。

写真を見せてこんな例も示しました。

活断層が動いた真上の民家が倒壊してません。

「活断層の上だからといって地震動が大きいわけではありません」

「地震でもっと怖いのは火災です。そちらの対策の方が大切」

「関東大震災でも多摩地区の被害は軽微です」

「耐震対策をしておけば、そんなに恐れることはない」

そうは言われてもねえ。

阪神淡路大震災だって、活断層が動いて大きな被害をもたらした。

じゃ、次はいつ動くんだ。

山崎教授の見解は、5〜6000年が再来間隔。

2000年前に動いているので3〜4000年は動かない。

国は再来間隔が1〜1.5万年。

2〜1.3万年前に動いているので、いつ動いてもおかしくない。

学者によって見解が違うんじゃ、私らは判断できません。

ただ活断層が動いて危険なのは地盤の弱いところというのは一致してるようです。

地盤の軟弱なところは震動が増幅して伝えられるんです。

谷筋なんかは危ない。

関東大震災でも武蔵野より多摩丘陵あたりの被害が大きかった。

Dsc07409

参加者の頭は白いものが目立ちます。

巧みな話術に笑いも起きてました。

山崎教授はこんな発表をしてます。

東北電力東通原発などの耐震安全性をめぐってのワーキンググループの見解。

「2施設の沖合に考慮すべき活断層はない」。

これにはグループの中にも異論があった。

「断層が動いた証拠がある」。

取りまとめ役だった山崎教授は、こんな説明をしている。

「リスク評価と社会的影響を総合判断して、結論を出すしかなかった」。

簡単にいえば、原発推進のためには、あるものもないとした・・ということか。

教授は立川断層帯を構成する埼玉県側の名栗断層を活断層と認めてません。

このため強震域が縮小する。

「地震の規模は断層の面積に比例する」ためです。

講演は大変に興味深かったし、ためになった。

ですが、山崎教授の「風評化する活断層」などの見解は、何らかの意図があると見ていいでしょう。


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旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

散歩人さんの立川断層レポートは多摩地区に生活する私たちには
とても感心のある問題ですね。
断層がいつ動くかは誰にも判らないと思います。
でも、いざという時の準備はしておく必要がありますね。
散歩人さんのレポートを見ながら考えて行きたいと思います。think

芙蓉酔人さん。

わが家も耐震工事をしなければいけないのですが、諸般の事情で手を付けてません。

この間に大地震が来ないことを願うばかりです。

現地で観て来ました。横ずれの根拠は断層面の傾斜が急だから。これ以外には無いそうです。周辺を歩けば拝島線と交差したダラダラとした坂(撓曲)があります。横ずれでこの坂がどうやってできたか説明できますか?
トレンチの壁面をみると分かるのですが、今回、断層面としている粘土が見えている場所から西側では、ローム層の基底がほぼ平坦なのに対して、それよりも東側にいくとダラダラとした坂と同じようにローム層の基底が緩やかに高くなっています。このことについて、現地で解説を求めましたが、すみません調査不足ですとのこと。
もっと言うと、礫層の配列が粘土の見えている場所の僅かに西側(残堀川の下)からすでに乱れているように見えました。また、岩盤同士を境する断層では大根がすりおろされる要領で断層粘土ができるのですが、ここは礫層の中です(粘土ができる環境にない)ので、断層粘土ではないと思います。
つっこみ処ろは、まだあるのですが、大学で囓ったことがあるだけなので、やめておきます。ただ、私の大学時代にゼミでこのデータだけで横ずれとの解釈を示せば留年まっしぐらだったと思います。

匿名さん。コメントありがとうございます。

当方、高校で地学を習っただけなので専門知識は皆無です。

なるほど、横ずれの根拠はあいまいなようです。

だらだら坂は帰りのバスから確認しました。

先ほどの匿名のものですが、少しだけ付け加えさせてください。多くの断層は、完全な縦ずれ、横ずれというものではなく、両方の成分が混ざってます。ですので、どちらの成分が大きいか?ということです。
おそらく、山崎先生も以前から横ずれ成分も多少はあるだろうという認識を持っておられたはず、と思います。
ついでに、少しややこしいですが、もし縦ずれ成分があの坂の高さとして、それを超える量の横ずれがあれば横ずれ断層です(現地で解説をされていた佐藤先生はこちらの解釈です)。逆に、あの坂よりも横ずれの量が少なければ縦ずれです。
ですので、横ずれだとすると、断層の変位量(坂道の高さの量+「それ以上」の横ずれの量)の見積もりが大きくなり、被害想定も厳しくなるというとこです。
縦ずれなら「それ以下」となり、被害想定も小さくなります。…本当はもっと複雑なんだと思いますが。
私の中での結論では、やっぱり今回の調査でも結論が出たとは言えない・・・難しい‼ってとこです。

匿名さん。

ありがとうございます。

縦ずれと横ずれの考え方が少し分かりました。

やっぱり,断層粘土ではありませんでしたね。

匿名さん。
さすがです。
しかし専門家がどうして見誤るのでしょうか。見学に訪れた人の指摘で再調査したとのこと。
なにか予断があったのでしょうか。

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