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2012年12月21日 (金)

Xマスにはこんな映画を・フランク・キャプラ「群衆」@イブの夜の絶望と希望

街に「聖夜」などが流れると、クリスマスが大きな意味を持つ映画が見たくなる。

だって、しあわせをプレゼントしてくれるんだもん。

去年は「めぐり逢い」、おととしは「三十四丁目の奇跡」だった。

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ことしは「群衆」(1941年)ね。

フランク・キャプラ監督、ゲイリー・クーパー、バーバラ・スタンウィック共演。

新聞のコラムで1通の投書が紹介された。

職を失った男がイブの夜12時に市庁舎から飛び降りて自殺する、と。

大反響を呼ぶが女性記者アン(スタンウィック)のねつ造だった。

新聞社は、これを利用して1人の男を投書の主ジョン・ドゥーに仕立てる。

(原題Meet John Doe)

ジョンになった男(クーパー)は元野球選手。

肩を壊してホーボーとなってあちこちを旅してる。

(列車に無賃乗車しながら各地を訪ね職を得る労働者。ウディ・ガスリーの歌「ホーボーズ・ララバイ」が有名ですね。映画じゃ「北国の帝王」)

果たしてジョンは人気者になり、彼の説く「隣人愛」は全米を熱狂のウズに巻き込んでいく。

やがて迎えるクリスマス・イブ。

雪がしんしんと降っている。

市庁舎は厳重な警戒が敷かれている。

群衆によってヒーローに祭り上げられたジョンは、同じ群衆に絶望の淵に落とされていた。

果たしてジョンは飛び降りるのか・・。


    heart   spade   diamond   club

キャプラ監督、やっぱりうまいです。

雪がつつむ静寂。

なんとかしてジョンを救いたいと願う観客を、さらに突き落とします。

この無音の緊張感、非情に時計だけが時を刻む。

映画を見る醍醐味です。

導入部のテンポの良さも舌を巻く。

ガラス戸に文字を描いてるペインターを使って、経営者が変わった新聞社の混乱ぶりを見事に表現してる。

アカデミー11部門ノミネートの「スミス都へ行く」にテーマが似てるかな。

それであまり評価されてないようだが、クリスマスにあったかい心になります。

そして古き良きアメリカン・デモクラシーに力を与えられます。

戦後民主主義教育で育ったからね。


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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

「群衆」、いい映画のようですね。
主役は違うけれど、キャプラ監督の「素晴らしき哉、人生!」を録画して昨夜観たばかり…。
天使にじれったさを感じながら…。でもひき込まれて…。古くても良いものは見応えがあります。
「スミス都へ行く」も少し前に録画して観ました。
「群衆」は知りませんでした。coldsweats01
いずれにしても、ほんとですね。クリスマスは、クリスチャンではなくても
あったかい心になります。
イエス・キリストがこの世に生まれたということを記念する日、
人々のこれからの良き日々を願う日ですものね。

かたつむりさん。

昔のハリウッド映画はいいです。脚本がしっかりしてる。

「素晴らしき哉、人生!」最高です。クリスマス映画ベスト1に選ばれてました。

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