ヨブの涙に見えますかジュズ玉@野川公園
数珠玉を取ってきて、なんに使いましたか。
女の子たちは首飾りや腕輪をこしらえた。
わんぱくたちはつぶてにしたのかなあ。
使うあてもないのに、とにかく集めてただけかなあ。
数珠という言葉には、なにがしかの神秘性を感じていたのかもしれない。
遠い日の記憶です。
学名は、Coix lacryma-jobi、英名ではJob's tears。
ヨブの涙。
ラクリマ・クリスティーというロックバンドがあった。(今もあるのか?)
訳すとキリストの涙なんだ。
大したネーミングだ。
そういわれりゃ、涙に見えないこともない。
サタンのために、すべての財産、家庭、健康を失い、自己の生を呪うヨブの涙。
ゲーテはこれをもとに「ファウスト」を発想、ドストエフスキーは「カラマゾフの兄弟」を構想したんだそうです。
旧約聖書を読まないといけないかな。
ムサシアブミの実です。
涼しくなると色づいて、真っ赤になります。
枯れ草に赤、キレイですよ。
こちらは宗教とは関係ありません。
そのかわりに古代史にちょっとかかわります。
仏炎苞の形が、武蔵で作られた鐙(あぶみ)のようだったという。
馬に乗りやすい形の鐙だったんでしょう。
つくったのは武蔵の国の渡来人。
騎馬民族の伝統を受け継いで列島にやってきたんでしょう。
高句麗も百済も騎馬民族です。
韓流の歴史ドラマを見ると、それがよくわかります。
その移民たちが列島にやってきたんだから、鐙つくりなんかはお手の物だったでしょう。
地味ついでにイシミカワの花。
よく似たママコノシリヌグイは、金平糖みたいなピンクの花を咲かせますが、緑で目立ちません。
そのかわりにブルーの実が美しい。
実が石のように硬いので石実皮との説もありますが、名前の由来ははっきりしません。
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