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2012年5月の記事

2012年5月31日 (木)

100年後に建てられた北条氏照の墓&山椒みたいなサンショウバラ

八王子城手前の山の中腹に北条氏照の墓がある。

落城から1世紀後の元禄2年(1689)、100回忌の追善として建てられた。

逆に言えば、100年経たなければ、許されなかったのかもしれない。

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小田原で自刃した氏照は小田原の伝心庵に葬られたといわれ、

ここは、いわゆる引き墓。

お参りのためにある。

両墓制でも、埋葬墓とは別に引き墓を設けるが、少し意味合いが異なりそうだ。

城からは離れたところに、ひっそりと造られたお墓。


ほかは何もない。

帰農した北条の家臣たちが、ひそかにお参りしていたのか。

右は家臣の中山家範、左はその孫の水戸藩家老中山備前守信治の墓。

家範は勇敢に戦って自刃したが、その武勇を聞いた徳川家康が、その子を取り立てたのだ。

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 → テイカカズラでしょうか。

八王子城跡近くに咲いてました。

タネから芽生えたんでしょうか、10〜15㌢と低い丈にしては大きな花をつけてました。

スクリュー型の花が特徴だから、間違いないでしょう。

気根を出して大きな木にしがみついて伸びていくようだ。

テイカは藤原定家。

式子(しょくし)内親王を慕うあまり不思議な草になった定家が、ツルを伸ばして内親王の墓に墓にからみついたという。

能の「定家」は、この話をテーマにしてるんだそうだ。

雨で本丸に登るのをあきらめたので時間に余裕がある。

ぶらぶら歩いて多摩森林科学園に行ってみようか。

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入り口で見慣れない花が咲いてました。

葉は、どう見てもサンショウ。

でも、サンショウじゃない。

「変わった花だなあ」

鳥見を終えたおじさんも寄ってきます。

どこかに名前が書いてあるはずだ。

やっぱりありました。

サンショウバラだって。

これでもバラ科バラ属。

日本固有種なんだ。

富士箱根地方に特有で、別名ハコネバラ。

それで箱根町と山中湖村の花。

陽当たりを求めて、さえぎる木のない火山に移っていって富士山や箱根に残ったんだそうだ。

お初を見せてもらいました。

テクテク歩きは三文の得でした。


2012年5月30日 (水)

「日本100名城」八王子城跡を訪ねて@高尾駅からバス

関東屈指の山城と言われ、難攻不落を誇ったんだろうけど、一日も持たないで落ちてしまった。

人数の差はあっても、そんなに簡単に城が落ちてしまうものなのか。

守備3000に対して攻撃側は1万5000。


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北条氏照の館があった御主殿から曵き橋を見おろす。

戦時には、この橋を落として侵入を防ぐ。

ほかに道はない。

下は城山川が流れ、城壁を上ってくるのは容易ではない。

本丸は標高460㍍の山頂部にあって、ここからは歩いて4、50分はかかる。

上から大石も落とされるだろうし、こんな山城を攻めるのも大変だ。

最初に城壁に取り付く雑兵はイヤだろうね。

攻めたのは前田利家、上杉景勝ら。

天正18年(1590)6月23日落城。

八王子城が落ち、丸裸にされた小田原の北条氏直は7月5日に降伏した。

北条方でなおも持ちこたえていたのは埼玉県行田市の忍城。

石田三成の水攻めにも耐え、城を明け渡したのは7月14日。

震災で延期になっていた映画「のぼうの城」は今秋に公開される。


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すぐ下にある御主殿の滝です。

落城時に婦女子が滝上で自刃、次々に滝に身を投げたと言います。

川は三日三晩赤く染まったという。

細い流れと小さな滝です。

当時はもっと深い滝壺があったのか。

悲劇を伝説に仮託したんでしょう。

濡れた岩に滑らないように慎重に川まで下りてみる。

御主殿は陽当たりもよく広々としているが、

ここは木立にさえぎられて日も届かない。

おまけに雨も降り止まない。

なんか霊気を感じるような感じないような・・。

雨の中、酔狂に八王子城跡を訪ねる人は少ない。

いるのは鳥見の人たちだけ。

ヤマドリを狙ってるみたいです。

こっちも、目論みがある。

ネコノメがあるんじゃないかとにらんでる。


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裏高尾にあるんだったら御主殿の滝にあってもおかしくない。

これは何でしょうね。

ヨゴレネコノメでしょうか。

ひとつかみだけですが、へばりついてました。

シャガはあちこちで咲いてましたね。

武蔵野地区とはひと月くらいのズレでしょうか。

八王子神社に詣でて本丸まで登ろうと考えていたけど、

あいにくの雨。

滑って捻挫でもしたら、助けも呼べない。

無理は禁物なのであきらめました。

(5月25日に訪れました)。


2012年5月29日 (火)

岩崎家の別荘だった殿ケ谷戸庭園のシライトソウ@JR国分寺駅徒歩3分

シライトソウを見に国分寺の殿ケ谷戸(とのがやと)庭園に。

昨年秋、国の名勝に指定された和洋折衷の回遊式林泉庭園です。

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林があって湧き水を貯めた池があるから林泉庭園。

こんな言葉があるんですね。

ハケ(国分寺崖線)を利用して西洋式と和の両方の庭がある。

先日訪ねた旧古河庭園(東京都北区)と同じです。

部屋からながめるのは西洋式、崖を下りると日本式。

あんなに広くはないですけどね。

あちこちに別荘がある岩崎家にとっては、東京近郊の手軽な施設だったんでしょうか。

多摩川の鮎などを供したのかな。

国分寺駅南口から歩いて3分。

こんな場所が残されたのは、住民パワーのおかげです。

マンション建設だかの話が持ち上がり、

緑を残せと住民が反対運動を展開。

結局、東京都が買収、公園として公開することになった。

1974年(昭和49)のことです。

都知事は美濃部亮吉さん。

隣町小金井の滄浪泉園も同じ経過をたどっている。

(滄浪泉園のブログはこちらにつづいてます)。

おかげで名勝が残された。


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シライトソウは、崖中腹の下の方に、けっこうまとまって咲いてました。

見た通りの名前。

ちょっと遠いのが残念。

白い花が何本も真っすぐ上を向いていて、自然と顔がほころびます。

けなげでいとしい。

いいものを見たなあ、と和やかな気持ちになりました。

藤棚の下や茶室前ではお年寄りのグループが、お弁当を広げてました。

緑あふれる5月の風が、さわやかに頬をなでていきました。


2012年5月28日 (月)

コウホネの黄金とヒツジグサの純白@神代植物公園水生植物園

こっちにも足を伸ばさないとね。

本園はバラ目当てのお客さんで混んでるので、水生植物園に避難。

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湧き水を貯めた池にコウホネが咲いてます。

黄色というより黄金色。

川骨、あるいは河骨。

花とは似つかないすごい名前。

根茎が白骨みたいなんだそうです。

見たことはないですけどね。

絶滅危惧種のヒメコウホネも一緒にあるはずなんだけど、

花期が終わったのか、これからなのか。

葉で区別できるらしいけど、やや離れているのでよくわかりません。


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ヒツジグサはしっかり咲いてます。

ヒツジの刻に開くのでヒツジグサ。

実際には午前11時ごろから午後2時過ぎまでのようです。

真っ昼間に純白が輝いてるのが印象的だったんですかね。

アヤメなんかも終わったので水生植物園は、

静かなもんです。

帰りは深大寺門から入って本園に。


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はるか頭上に咲いてるのは、

写真に撮っても白い点になっちゃうのであきらめていた。

若木があるじゃないですか。

ホオノキです。

ホウノキがホオノキになったそうだ。

ホウは包む。

おにぎりも包めるし、朴葉味噌なんかもおいしい。

葉は芳香があって殺菌作用もある。

材は下駄にも家具にもなる。

役に立ってます。


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花茎がひときわ伸びて目立ったのがこれ。

ハナウドです。

大きいものは2㍍にもなるというから、それでウドなんでしょうか。

でもウドはウコギ科ですが、こっちはセリ科です。

見事なもんですよ。


2012年5月27日 (日)

チャンス!セッコクが目の前で見られるよ@神代植物公園

セッコクが咲いてるというので野草園に急ぐ。

気がせくなあ。心持ち早足です。

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でも、見つけられない。

ボランティアのおばちゃんが草むしりをしてるから訊いてみよう。

「あら、通り過ぎたわね。案内してあげる」

なーんだ。入り口にありました。

「筑波かどこかから、もらってきたみたいよ。

去年は少ししか咲かなかったけど、ことしはいっぱい咲いたわね」

梅の木に着生してる。

ちょうど目の高さ。

手を伸ばせばデジカメでもズームを使わずに撮れる近さ。

こんなに間近に見られるとは思わなかった。


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引きで撮ってみます。

葉は上に伸びてる。

下に伸びた茎に花がつく。

面白いねえ。

ラン科です。デンドロビウムの仲間。

高尾山で見られるのは有名ですね。

6号路の琵琶滝から500㍍くらい登ったところ。

弁天丸から上の杉木立でも、かなりの数が見られるそうです。

ケーブルカーの清滝駅と高尾山駅の桜の木にも着生してる。

6号路から移植したものです。

ちょうど6月の10日くらいまでが見ごろ。

高尾山で見る前にここで勉強していくのもいいかも。

写真を撮っていると、次々に人が寄ってきます。

誰かが注目してないと気づかない。

「セッコクです」

にわか説明員に早変わり。

「どんな字を書くの?」

あれれ、説明できないや。

石斛。

ほかに何か咲いてる?

ボランティアのおばちゃん、またまた手を休めて案内してくれます。


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ヤブムラサキです。

向かい側にあるムラサキシキブはまだ花をつけてないが、こっちは咲き始め。

「葉を触ってみて?」

なるほど。

ヤブムラサキはやわらかい。

ヤマブキショウマも満開です。

4、5日前は咲いてなかったような・・・。

「そうよ。3日見ないと変わっちゃうわね」

春が終わって、のんびりしてもいいかと思ったが夏の始まりです。

また忙しくなるかな。

ストライカーは監督不向き・崖っぷちガンバの松浪監督にマチダが思う

ガンバ、崖っぷちです。

西野さんが就任した神戸は、負けたけどムードはいいみたい。

A大サッカー部OBのマチダさんが、ピンチヒッター松浪監督に持論を展開します。

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G大阪ねえ。監督選びから躓きました。

西野監督に変えて外国人にしたのはいいけれど、戦術が浸透しないまま更迭。

松浪コーチにあとを委ねました。

しかしMR.ガンバと呼ばれたのは現役時代のことです。

ストライカーとして活躍した功績はあるものの、指揮官としての腕前は未知数のままでした。

前にも述べましたが点取り屋たちには独特の世界観があります。

唯我独尊、自己中心で譲ることがない。

松浪監督の人格とか人柄とは全く関係なく、こうでなければストライカーとしての役目を果たせないのです。

しかし、これほど指揮官に不向きなポジションもないのです。

本田じゃないけれど強烈な「俺が」がユニホームを着ていたわけですから。

あの釜本さんにしても監督では成功していません。

ペレにしても同様です。実績からしたら不敗の監督であってもいいはずなのに、文化人の道を歩きました。


選手に受け入れられやすい監督なんて、友達以外何物でもありませんよ。

勝って実績を積んでこそ、畏敬の念を持たれるわけでしょう?

フロントの責任は大きいのではないのでしょうか。

強豪チームと呼ばれ思考にアカがついてきた選手にも、むろん責任はあります。

立て直しのカンフル剤はあるのでしょうかね。


仙台は後半立ち上がりからリズムをつかみました。

梁の動きも良く、面白いほどボールが回りだし、ウイルソンの芸術的ゴールでリード。

このままなら完全に勝利パターン、と思ったところで選手交代です。

途端に川崎が生き生きし出しました。

「なぜ変えたんだろう」。

手倉森監督の采配に疑問を持ちました。

翌日の新聞では田村、菅井の両SBが体調不良だったとのこと。

主力のDF2人もケガで欠いています。

やむを得ないツギハギ采配だったと理解したものの、2人も体調不良というのも釈然としません。

つまるところ選手の力量格差の問題。

このままで「優勝」となると厳しいかも。

オランダに競り勝ったU-23は、よく踏みとどまりました。

                         マチダ

2012年5月26日 (土)

どうやって?脳がないのに「擬態」してるキツネアザミの忍法@野川公園

木の枝そっくりの昆虫や、周囲の色に溶け込んで身を隠すカメレオンやカマキリなど、動物の擬態はいっぱいあります。

キツネアザミも擬態でしょう。

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遠目にはアザミそっくり。

葉にトゲがないので、すぐに分かりますがね。

これって、アザミと思わせて鳥や動物が葉や実を食べにくるのを、

防いでるんでしょう。

生きる知恵。

気の遠くなるような長い年月をかけて、たどり着いたんでしょうね。

でも、どうやってアザミの姿が分かったの?

目もないし、脳だってない。

不思議だよね。


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← 石じゃないよ。

サボテンだよ。

石に似せたんだ。

周りに石があって、石は鳥も獣も食べないということを、

どうやって知ったの?

「(植物は)自分の周りの環境変化を体のいろいろな部分で感じ取り、

その信号を成長する組織に送って適切な反応を起こします」。

アザミや石に化ける忍術も、「適切な反応」ってわけだ。

「人が学ぶ 植物の知恵」(東京農工大学出版会)という本に出てました。

目や耳や鼻の代わりをする器官があるんだ。

動物とは違うが、五感らしきものを持ってる。

こうもありました。

「環境の変化を感じ取ってから、反応を起こすまでの様々な機構が、現在では解明されています」


その仕組みをぜひ、知りたいな。

図書館で本を探してみよう。

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ワニグチソウです。

鰐口草。

お寺や神社にぶら下がってる銅鑼みたいなもんです。

似てますかねえ。

わたしゃ、ホルスタインを思いました。

ポエムじゃないですね。


2012年5月25日 (金)

これがヤグルマソウだい@神代植物公園

この年まで別の花のことだと思ってました。

子どものころ、学校の花壇かなんかで、もっと色鮮やかな花をヤグルマソウと教わった。

どこが矢車なんだか、ちっとも分からなかった。

腑には落ちなかったけど、その花がヤグルマソウだとインプットしてました。

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神代植物公園の野草園で見慣れない大きな葉と白い花が目に留まりました。

ヤグルマソウと名札が立ててあります。

思わずガッテンしました。

5枚の大きな葉は、まさに矢車。

今にもくるくる回りそうです。

漫画「矢車剣之助」の衣装の模様に使われていたのが、この葉だ。

知らないでしょうね。

時々買ってもらった月刊誌「少年」の人気漫画(堀江卓作)。

映画になり、テレビ化もされた。

剣之助役は手塚茂夫(のちに、しげお)。

うっかり八兵衛・高橋元太郎が抜けたあとのスリー・ファンキーズに加入した。

女の子に大人気でしたよ。

??じゃあ、インプットされてたのは、なんて花なんだ??

こちらも、いわゆるヤグルマソウ、正式にはヤグルマギク。

ツタンカーメンの棺にも入っていたという由緒ある花。ドイツの国花だそうです。


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ひとつじゃ寂しいので、もういっちょう。

ミヤマナルコユリ。

花は一列みたいですが左右に分かれてます。

写真の撮り方が悪い。

正面から狙わないと花のつき方が判別できません。

ナルコユリと見分ける大事なポイントなのにね。


2012年5月24日 (木)

やっぱり本田が要&さすがの香川・日本2ー0アゼルバイジャン

ワールドカップ最終予選直前のテストマッチ。

まだ噛み合わないところも見られたが、けがから復帰した本田が仕切ってました。

Jリーグの試合を控えているために遠藤は欠場したが、代わりにボランチに入った長谷部の香川へのスルーパスはドンピシャでした。

A大サッカー部OBのマチダさんも、本田、香川は安心してみていたようです。

マチダさん、アゼルバイジャン監督フォクツのプレーを実際に見てるんです。

さすがです。

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本田は本田であり、香川は香川でした。

やはり本田は要です。

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視野が広く、出すパスは有効です。

いいところは走れよというのではなく「走らんか、コラッ!」というパスです。

あの中田英に近いものがあるでしょう。

2度のケガによるブランクは感じさせませんでしたね。

後遺症も見た限りなさそうなので、ホッとしました。

香川の先制点はさすが。自信満々のゴールでした。

得点に関して香川の比重をもっと増やすようなスタイルを作り上げないと。

岡崎一人では苦しくなります。

守りで気になったのは、栗原が2失点モノのミスをしたことです。

後半早々、左サイドで置き去りにされました。

追いかけ方に必死さがなく“仕方ないや”感が見えました。

あんなに足が遅かったのかと、思われても致し方のないテレンコプレーでした。

さらに半ばごろ、ボールウォッチャーになり完全に裏に抜け出されました。

最終ラインを任せられるかというと、ウーン、厳しいところですね。

酒井宏は内田より使えますよ。

細貝はそこそこチームに馴染んでいました。

宮市はもう少し見たかった。

全体的にはチームとしての一体感は、もう一つ。まあ、勝ったから65点ですか。


アゼルバイジャンの監督はフォクツなんですね。うかつにも知りませんでした。

あの、最強西独のサイドバック(フルバック)。

小柄ですがスッポンのような守備はまぶたに焼き付いています。

当時、日本代表のウイングは快足・杉山隆一さん。

その足にほれ込んだアルゼンチンが20万㌦(当時7200万円、現在の6億円くらいかな)でオファー、黄金の足として話題になりました。

日独親善試合で選手フォクツは杉山を密着マークで、ぴたりと押さえ込むのを目の前で見みました。

おそらく長友よりタフでスピードがあったかもしれません。

日本勝利の余韻と45年以上前の残像を楽しみました。
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2012年5月23日 (水)

高校生が保護してる絶滅危惧種トウサワトラノオ&オモゴウテンナンショウ

栃木県内では絶滅したと思われていたトウサワトラノオが数年前に発見された。

井戸を掘ったあとに生えてきたんだそうだ。

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きっと、ずーーっと地中で芽を出す機会を待ってたんだね。

大賀ハスの例もあるし、植物の生命力には感心させられる。

悼沢虎の尾と書くようですが、「悼」の意味が分かりません。

哀悼、追悼のいたむだよね。

「棹」の間違いかなあ。唐沢表記もある。

地名かなあ。

サワトラノオより花が大型だそうです。

群生地は、ここ栃木県下野市と愛知県だけ。

昨年春、柵をつくって保全地に指定、小山北桜高校が保護活動を行っている。

06年の発見後、株数が減少、09年にはほとんど咲かなかったという。

そこで農業化学部の生徒たちが人工栽培に取り組んだ。

専門機関などを訪ねて情報を収集、無菌播種による増殖法を確立した。

えらいねえ。

絶滅危惧の1A類というから、もう一歩手前ということでしょう。

現地に行ったわけではありません。

新宿御苑のエコハウスに展示されてました。この展示では絶滅危惧のIB類となってました。


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オモゴウテンナンショウです。

面河天南星。

面河は愛媛県の面河渓(おもごけい)から。

これはIB類。

危険性が高い種です。

分布は中国地方と四国。

昨年初冬、神代植物公園でショクダイオオコンニャクの花を見て以来、サトイモ科に興味があります。

稲作伝来以前に列島に住んでいた人たちのお腹を満たしたのはサトイモ。

今でもハレの食事にサトイモが使われますね。

はるか縄文の記憶がつながってるんです。


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イソノギク。葉が違います。

いわゆる菊葉じゃない。

沖縄や南西諸島の海岸に生育してる。

秋に咲くオキナワノギクというのもあって、東海岸に生育。

イソノギクは夏の花で西海岸でしか咲かない。

両種ともタネが黒潮に乗って中国から流れ着いたんだろうか。

それで西と東で別々に環境に適応した。

菊の原産地は中国ですからね。

日本に渡ってきたのは平安時代です。


2012年5月22日 (火)

来年も頼むよノビルの花&こりゃ何じゃヤセウツボ@野川公園自然観察園

春先はごちそうさま。

近所の空き地でノビルを摘んできて、味噌和えを大きなタッパいっぱいにつくりました。

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おかげで風邪なんかひきません。

お世話になってるのに花を見たことがないな。

そろそろ咲いてるだろう。

自然観察園の草が生えるままにしている方で探すとありました。

細い花茎がニョロっと立ってます。

先っぽには小さな小さなネギ坊主。

ユリ科(ネギ科にする人もいる)ネギ属ですからね。

咲いてるのはないのかな?

ありました。

形が崩れてるけど、これは花でしょう。

花の下あたりにムカゴをつくる。

ムカゴが先に大きくなると、花をつけないのもあるようだ。

ムカゴは遠くへ運ばれる。(多分、鳥によって)

ほかに地中の球も分かれて、そこから芽を出す。

陣地拡大と新天地探し。

二方面作戦で子孫を増やしていく。

どこにでも生えてるわけだ。うれしいことだけど。


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これは何でしょね。去年も教わった気がするけど忘却。

ちょうどボランティアさんが来たので質問。

ヤセウツボだって。

緑一色の中の茶色だから、いやでも目につきます。

寄生植物なんです。宿主の根から栄養を取って自分ではつくらない。

だから光合成をするための葉緑素が必要ないんです。

そうだよな。

生きるために必要ないことはしない。

合理的です。

マメ科、キク科、セリ科植物などに寄生する。

宿主を極度に減らしてしまうため、要注意外来生物に指定されている。

1937年ごろに千葉県で最初に発見された。

牧草などに混じって侵入したようだ。


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湧き水のせせらぎに、

ミゾホウズキが黄色い花をつけてました。

ホウズキのような実をつけるそうです。


2012年5月21日 (月)

熊谷の聖天堂が国宝指定へ・こっちは都内唯一の国宝建造物だい@東村山市正福寺地蔵堂

埼玉県熊谷市の妻沼聖天山歓喜院の本殿「聖天堂」が、国宝に指定されることになった。

「埼玉日光」と称されるだけにキンキラキン。

写真で見ただけだけど、その装飾たるや、東照宮にも負けじ劣らじ。

熊谷市のHPによると、1760年の再建で「東照宮の修復にも参加した職人たちによって、優れた技術が惜しみなくつぎ込まれた」んだそうだ。

埼玉県では建造物としては初の国宝になる。

東京には、国宝の建造物がいくつか、ありそうだけど、多摩・東村山の正福寺千体地蔵堂だけなんですね。

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江戸の建物は火事で焼けちゃったんでしょうか。

それとも歴史が浅いせいか。

なんか不思議です。

鎌倉文化の禅宗様式ですから派手さはありません。

円覚寺舎利殿と並ぶというんだから、格調高いんです。

でも、見る目がない私なんかには価値が分かりません。

情けないです。

堂内なげしの上には、小さな木造の地蔵さんが890体奉納されてるそうだ。

祈願の際に1体を借り、願いが叶うともう1体を添えて返納した。

公開日にだけ見られる。

地蔵堂の西側に回ると、お地蔵さんがいっぱい置かれてました。


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今でもお地蔵さんを借りる風習がつづいているんでしょうか。

東村山は、古代には東山道武蔵路、その後は鎌倉街道が通るなど開けた所で、

文化が根付く経済力もあったのだろう。

歩いてみて分かったが、小さな川がいくつか流れている。

三鷹、武蔵野、小金井なんかと違って田んぼで米がつくれたんだろう。

その分、ゆとりが生じたか。

このへんの川は、みんな北ないし北東に流れて、おおざっぱに言って荒川に注ぐ。

玉川上水の南側はみんな多摩川に流れ込む。

玉川上水が尾根を通ってるからね。

その川筋が高低差の境目。

文化は川伝いに伝播していくとすれば、玉川上水の北と南ではちょっと違うような気がする。

ン十年多摩に住んでるけど、東村山に行ったのは初めてだもんね。


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西武線東村山駅を下りたら、やっぱり「だいじょぶだぁ饅頭」を売ってました。

食べたことはないです。


ドログバのヘッドにマチダが感嘆!

A大サッカー部OBのマチダさん、欧州CLからJリーグと今週も大忙し。

        shoe    shoe   shoe

《欧州CL》

チェルシー、ドログバのヘディング、ものすごかったですねえ。

頭だけでコースを変えるのではなく、体全体がゴールを向いていました。

PKを与え、同点にし、PK戦も自らのキックで決着。

持っているという言葉はあまり好きではないのですが、勝負運はどうやらスター中心に回るようになっているようです。

バイエルンは大魚を逸しました。流れはつかんでいました。

でも優勢勝ちはないのですからどこかで1点…の心境でしょう。

左からのセンタリングに左足のボレーをジャストミートできなかった場面では、李を貸してやりたいくらいでした。

《Jリーグ》

清水、広島、そして仙台。走る距離に比例して上位を占めているようです。

よく走るとは、1プレーに関して全力で長い距離を走り切るということです。

特に仙台は他チームが25㍍のところを30㍍は行っているのではないでしょうか。

それに走る意識を持つ選手の比率がプラスされているかもしれません。

先制点を挙げた梁の動きは、ケガから復帰して間もないとはとても思えないほどです。

とことんボールにからみついて行った結果、ツキを呼び込んでゴールに結び付けました。

梁の存在はとてつもなく大きな影響を与えています。

昇格して健闘している鳥栖は、FC東京相手にあと一息、悔しい1戦でした。

前半2-0とリードしながらサッカーで1番面白いパターンの2-3逆転を喫してしまいました。

しかし60分くらいまではよく走っていました。

カウンター狙いなので、なおさら足を使う作戦が徹底されていました。

キャンプ、練習で相当絞られているはずです。元韓国代表の尹監督だもの。

                               マチダ

2012年5月20日 (日)

実がなったら食べてみたいなサルナシ&ハイサイじゃないよサイハイラン@調布野草園

棚にツル性の木が広がってます。

見上げると白い花がびっしりとついている。

このごろは木の花も見るようにしてるんです。

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サルナシです。

確か去年も見たな。

すっかり忘れてます。

忘却とは忘れ去ることなり。

(ラジオのナレーションで聴くと、意味がありそうに聴こえたんだから不思議だ。子どものころ流れてたのは知ってます「君の名は」)

猿が好んで食べるのでついた名前。

これを木の穴にため込んで、できるのがサル酒。

うまいのかな。

キウイフルーツの親戚なんだって。

シナサルナシがニュージーランドに持ち込まれて改良されたのがキウイ。

サルナシもキウイと同じ甘酸っぱい味だそうです。

縦に切った断面写真を見ると、なるほどキウイです。

秋になって実が落ちてたら拾ってみよう。

マタタビ科だから猫が先に食べちゃうかな。


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これも去年見たが忘れてます。

サイハイラン。

采配蘭。

頭の中で「ハイサイおじさん」の歌が流れてしまう。

脳の回路が混線してるだけ。すみません。

采配なんて思い浮かばないもんね。

ぼろぼろになった傘のお化けみたい。

これでも花です。

れっきとしたラン科のサイハイラン属。

もっと紅紫をしてるはずなんだけど、

だらしなく下がって表面の薄茶しか見えない。

時期が悪いのか、時間が悪いのか。

あっ、心がけが悪いのか。

納得。

手元のコンパクト植物図鑑にも出ているから、奥多摩でも見られそうだ。

ユキノシタもちゃんと咲いてました。


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昔は、どこの家でも北側の日のささない場所に植えてましたよね。

こんなにも美しい花をつけるなんて全然、知りませんでした。

シモヤケには葉の汁を塗ればいいし、ヤケド、かぶれにも効く。

子どものひきつけ、扁桃腺炎にもいいんだって。

万能薬だね。

それで各家庭で植えてたんです。

そうそう、葉を天ぷらにしてもおいしいよ。

2012年5月19日 (土)

まだ赤い実がついてるよアリドオシ・千両万両有り通し@神代植物公園

——アリドオシなんてのがあるんだ?

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つぶやいていたら、通りかかったおばちゃんが

「トゲがあるでしょ。蟻を通すのよ」

って、教えてくれました。

1つだけど赤い実がついてる。

突然、ぴたっと一致しました。

そうかflair

正月の縁起物に使われるアリドオシ、つまり一両だ、と。

昨年の暮れ、千両、万両、百両、十両、一両をまとめてブログに掲載しました。

その時は、一両はアリドオシと覚えてたんですが、身についてない知識はダメですね。

すっかり忘れてました。

真っ白い花と赤い実のコントラストが、周囲の緑に映えてます。

接写のために近づいたら指を刺されてしまいました。

ホント、蟻も通しそうに鋭いトゲだよ。

10両、ヤブコウジは6月ごろに咲くというんで、しっかり葉の裏をのぞいてつぼみをチェックしてます。


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バテイコウ、馬蹄香。

大きな葉っぱに小さな花。

このアンバランスで目を留めてしまいます。

中国中南部からの渡来植物です。

一見、ひそやかなんだけど、ピュアな黄色で存在を主張してる。

けなげです。

このきわどさで園芸用に持ち込まれたんでしょうか。

どうも下ばかり見てます。

しっかり見てないと小さな花は見逃しちゃうんです。

でも最近は上も見るようにしてます。

大きな木が花をつけてるんでね。


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ユリノキです。

ユリには見えないけどね。

で、チューリップの木ともいうようだ。

街路樹用に明治初期に持ち込まれた。


2012年5月18日 (金)

春の花はそろそろラスト・バイカイカリソウがかわいいよ@神代植物公園

セツブンソウに始まった春の花も、だいたいが目的を果たしたようです。

花は樹木に移ってますね。

トチノキとかマユミ、ニシキギ、タニウツギなんかが花をつけてます。

そこで名残惜しい春の花たちを・・。

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これはバイカイカリソウなんですが、花弁が落ちてしまったんでしょうか。

梅花、梅の花には見えません。

でも、カゲロウが飛んでるみたい。

これはこれでかわいいでしょ。

西日本に見られるイカリソウの仲間です。

とってもちっちゃい。

ほかの花は残ってませんでしたので、咲き終わりでしょう。

来年はちゃんと見たいと思ってますが、タイミングが合うかどうか。

幸運を祈りましょう。


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ヤマオダマキ。

苧環(おだまき)は、中を空洞にして巻いた麻の糸玉のこと。

なんだけど、ちゃんと認識してません。

私の中では、静御前の「しづやしづ しづのをだまき くり返し 昔を今に なすよしもがな」

が、何となく頭にあって、全く別の詩がごっちゃになってました。

思い違いなのか、いい加減に学んできたせいか。

その詩は、

   まだあげ初めし前髪の


   林檎のもとに見えしとき


   前にさしたる花櫛の


   花ある君と思ひけり

女の子の髪がくるっとカールしてるのが、おだまきだと思ってたんです。

それで「あげ初めし」が、おだまきと重なってた。音が似てるでしょ。

静御前と島崎藤村「初恋」がごっちゃになった。

恐ろしいですね。

おだまきの髪飾りや帯留めがあるから、おだまきの髪型があると覚えちまったんですね。

恥ずかしい。

山に行くと青紫のミヤマオダマキが見られる。

たんなるオダマキは園芸種。


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もういっちょう。

ミヤマヨメナです。

これの園芸種がミヤコワスレ。

青が濃いのを選抜していったんです。

江戸時代の園芸家は、経験でメンデルの法則を知ってましたからね。

すごいもんです。

公園の新緑も深い緑に変わってきた。

アジサイもつぼみを持ってる。

季節はめぐって春から夏へ・・・。

2012年5月17日 (木)

ケシにクラクラしたんでタケノコご飯で毒消し@東村山のギャラリー喫茶「四季の花」

西武拝島線東大和市駅そばの薬用植物園で、禁断のケシをながめてから園内を一巡りすると、もうお昼。

決めてあるんです。タケノコご飯。

庭で採れたタケノコをつかった5月限定メニュー。

食べたいでしょ。

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東村山駅から歩いて10分ほど。

ギャラリー喫茶「四季の花」って看板が出てます。

民家のダイニングがお店になってる。

八カ国が見渡せるという八国山へは歩いて10分くらい。

上野、下野、常陸、安房、相模、駿河、信濃、甲斐の八カ国の山々が眺望できたというんだけど、

ホントかいな。

それほど見晴らしがよかったということでしょうね。


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お待ちかねのタケノコご飯。

赤えんどう、ひよこ豆、ひたし豆も入って体に良さそう。

お吸い物はとろろとわかめ。

ニンジン、コンニャク、ごぼうの煮物に、つくし。

まだついてるよ。

フキに菜っ葉。

十分に散歩もしたのでペロッと食べちゃいました。

ごちそうさま。

これでいくらだと思います?

650円!

先日登った奥多摩の馬頭刈山の話をしていたら、

「屏風岩があるでしょ・・」とママさん(なんて呼べばいいのかな。飲み屋じゃないからな)。

「あれ登ったの?」

「練習だから」とこともなげに言う。

ほぼ垂直の岩ですよ。

正真正銘の元祖山ガール。

高校時代は紅一点の山岳部。

山岳部は重いリュックを担いで、階段を上り下りしてた記憶しかない。

雲行きが怪しくなってきたので、雷雨をやり過ごさせてもらう。

小降りになったが、八国山はあきらめて、国宝の千体地蔵堂がある正福寺へ行くとするか。

                ☆   ☆

ギャラリー喫茶「四季の花」は、東村山市諏訪町2−4−4。

営業は1日から15日。1、8月はお休み。

タケノコご飯は、もうおしまいです。

ブログ「はてなのゆりさん」に地図があります。


お見事!玉田のFK・サッカー漬けマチダのACL

おなじみA大サッカー部OBのマチダさん。

ACLもちゃんと観戦してます。

      foot     shoe     foot


名古屋は順当。相手が弱すぎです。

でも、玉田のFKは見事。

上を狙わず足元をカーブをかけて抜いた技術はさすがです。

ときたまうならせるプレーがあるかと思うと、裏切りの凡プレーをするのが玉田です。

嫌いじゃないのですが、落胆が大きい分、厳しい見方が多くなります。


FC東京は、あれだけチャンスを逃していては勝てません。

決勝Tで当たる広州恒大は強いですよ。パスは正確だしパワーもある。苦しいですねFCは。

2012年5月16日 (水)

再び曽根中生監督と・がれき処理の新発明を引っさげて南相馬へ行くんだって

20年以上の沈黙を破って昨年の湯布院映画祭に登場、映画ファンをびっくりさせた曽根中生監督。

東京・渋谷のユーロスペースで行われている特集上映「生き続けるロマンポルノ」(6月1日まで)初日舞台挨拶(12日)のために上京したので、お会いしました。

この間、何をしてたのかはこちらこちらで書きましたので、興味のある方はクリックしてください。

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大分県臼杵市在住の曽根監督、上京にはもうひとつの目的があるんです。

今ごろは南相馬にいるはずです。

何をするのか。

がれき処理のための装置を「発明」したんです。

「磁粉体製造装置」といって、がれきから磁粉体を取り出す燻焼炉で、磁力によって物体を炭化、灰化するんだそうだ。

できた磁粉体は有機肥料になるという。

これについて現地で話しあうんだそうです。

国も興味を示しているようです。

今や発明家ですからね。

がれき以外でも鉄高炉の掃除にも応用できるようです。(うろ覚えです)

実用化できれば特許料がしこたまはいるようです。

「映画がつくれるよ」曽根さんもその気は失せてないようです。

「やりたい作品がつくれるな」

と岡田裕プロデューサー。

テレビ局がつくる映画がヒットしてる今の映画には、言いたいことがいっぱいあるようです。

お2人は、鈴木清順監督作品の脚本名具流八郎のメンバー。

清順さんの次回作の消息から、撮影中は居眠りしてて「カット」の声がかかると起き出す監督(有名ですね)など、昔話のあれこれ。

まだ全盛期の撮影所にいましたから、おおらかなエピソードがいっぱい。

北一輝が登場する「けんかえれじい」のラストカット。

その日になって大部屋の緑川宏が呼ばれた。

ラッシュを見るまで会津若松駅にいるあの男が北一輝だとは、助監督の曽根さんも気づかなかった。

この清順マジックに撮影所が騒然となったんだって。

私が先日、小平の薬用植物園にケシを見に行ったのは、「続・けんかえれじい」の景色を体験したかったからなんです。

「続・けんかえれじい」の脚本は曽根さん。

カラー作品を想定してる。

満州へ渡った南部麒六がケシ畑に寝転ぶ極彩色のシーンが焼きついて忘れられない。

確か「映画評論」に掲載されたんだ。

南相馬ではNHKの取材を受けるというから、「磁粉体製造装置」って、とてつもない夢の装置なのかもしれないですぞ。

2012年5月15日 (火)

野川公園でニッコウキスゲが・・ムサシノキスゲとの違いは?

三鷹、小金井、調布にまたがる都立の野川公園でニッコウキスゲが開花。

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本当かいなと観察センターの人に確認しました。

ボランティアさんなど詳しい人が「間違いない」とお墨付きを与えたそうです。

日光や信州の霧ヶ峰などの開花は7月上旬ですから大分早い。

平地はあったかいからね。

そばにムサシノキスゲも花をつけてるので比べてみる。

まず花茎が短い。

花は、赤みが少なくて黄色に近い。

日光で見たことはないので、そのほかは分かりません。

ムサシノキスゲは、ニッコウキスゲの変種ですから、大きな違いはない。

氷河期が終わって小山に取り残されたニッコウキスゲが、暖地の気候に適応したんです。

ご自分で比べてみたい方は、前回ムサシノキスゲを掲載してますのでクリックしてみてください。

本当は日光などに出かけた方がいいんでしょうが、“実物”に出合えただけでも良しとしますか。

もやもやは晴れてないけどね。

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ヤブニンジンです。

ずっと気になってたんだけど名前が分からなかった。

葉がニンジンに似てる。

野川公園では、開花情報にも入れていない。

無視されてるんです。

野の花からも仲間はずれ。

しかし元気よく、やたらはびこってます。

4月中旬には咲いてたから花期も長い。

小さくていとしい花です。

みんなが見向きもしないから、余計にかわいくなっちゃいます。


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お次はセリバヒエンソウ。

これも思う存分に仲間を増やしてる。

ツバメが飛んでるようなので飛燕草。

しっぽのように伸びた花をツバメに見立てた。

トンボにも見えます。

明治になって中国から渡来した。

東京中心に勢力を広げて今じゃどこまで見られるのか。

現在は黄色い花だらけで区別がついてない。

ケキツネノボタン、オヘビイチゴ、ニガナ、オオジシバリ、ウマノアシガタ・・。

ま、気長にひとつひとつ覚えていきます。


2012年5月14日 (月)

おなじみボラギノールにも使われているムラサキが咲き始めました@調布野草園

もう咲いたんだ。

「ことしは10日ほど早いね」

寒い冬だったのにどうしたんでしょう。

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去年は少女を案内して見に行ったな。

「ムラサキグサの花を見たい」と少女からメッセージ@なので調布野草園に案内——これを書いたのは6月10日でした。

その前にも行ってる。

ムラサキについては、そちらであれこれ書いていますので、お時間のある方はクリックしてみてください。

紫の衣服を好んだのは斉の恒公。

以来、紫は高貴な色になっている。

紫色をつくりだすムラサキの根(紫根)は、武蔵、相模、常陸、信濃などが毎年1200〜1800㌔も供出していた。

すごい量だね。

秀吉は紫紺染めの陣羽織を用いたし、吉宗は吹上御苑に紫殿を造らせ、武蔵野のムラサキ栽培を奨励した。

薬にもなります。

ひび、あかぎれ、クツズレ、湿疹に効く。

「紫雲膏」をつくったのは華岡青洲。

がまの油にも1%入っている。

有名ですね、ボラギノール。

これにもシコンエキスが使われている。

新ボラギノール軟膏20㌘中0・18㍉㌘だそうです。

ムラサキ科の学名はBoraginaceae。ボラギナセアと読むんでしょうか。

以上のうんちくは「グリーンブックス ムラサキの観察と栽培」(大滝末男、ニューサイエンス社)を参考にしました。

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チゴユリはもう終わっていてオオチゴユリ。

そういわれりゃチゴユリよりも大きい。

花(花被片)がやや緑色を帯びるので見分けられます。

えらそうに書いてますが、これだけだったらどちらか分からないでしょう。

でも、チゴじゃないですね。

小学校中学年くらい。

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← せいぜい15㌢から20㌢ですが、ほかの草に負けないで目立ちます。

コバノタツナミ。

白も紫も同じです。

最近、気に入ってます。

あちこちに行くたびに新しいのが咲いてるので、

駆け足で紹介です。

どんどん取り上げていかないと、追っ付かない。

2012年5月13日 (日)

ほら、こんなにムサシノキスゲが・・キスゲフェスティバル@府中・浅間山

じゃーん!すごいでしょ。

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ムサシノキスゲが真っ盛りです。

こんなにまとまっているのは初めて見ました。

12、13日は府中の浅間山(せんげんやま)公園でキスゲフェスティバル。

出店が出るわけじゃありません。

四季の花や訪れる鳥たちのパネル展示があるくらい。

ちょうど盛りのムサシノキスゲを鑑賞しながらたっぷりと、

自然を満喫してもらう趣向。

ガイドウオークがあったので参加。

野の花ばかりではなくて蝶、鳥、虫についても教えてもらえる。

黒いアゲハが飛んできた。

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レンジャーさんが捕虫網を取り出すが、なかなか素早い。

捕まえられなかったがジャコウアゲハ。

ここで黒いアゲハの見分け方。

クロアゲハ、カラスアゲハとの違いを、用意した写真で説明してくれる。

コミスジ、ダイミョウセセリやオオヒラタシデムシ、アオオサムシは捕まえて参加者に見せてくれた。

ためになるなあ。

自然がたっぷりな中をのんびりと進んでいきます。

新緑を見てるだけでも十分。

肝心のムサシノキスゲはどうなんでしょう。


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数日前(7日)よりは咲いてますが、ことしは少ないようです。

地元からガイドウオークに参加した人も「去年は多かったのにねえ」

と言ってました。

でも緑の中の鮮やかな黄は、生命力があふれてる感じです。

ちょっと待て。

最初の写真は何なんだ?

すみません。

ズルしちゃいました。

帰りに寄った多磨墓地の花壇に植えられてたものです。

管理事務所脇にあったんです。

浅間山からタネをもらって丹精込めてるんでしょう。

多磨墓地にお寄りの節はぜひどうぞ。

FC東京・梶山のゴールに「欧州を見た」・マチダのJ

天才梶山がようやく開花したようです。

A大サッカー部OBマチダさんも感心してます。

きょうのスポニチも「背中にも目が付いているような視野の広さ。これが梶山だ」と褒めてました。


      foot       foot      foot

FC東京、梶山のゴールに思わず「ホホーッ!」。

オーバーに言えば天才覚醒の瞬間です。

札幌がまだ眠っているような立ち上がり1分。

左サイドをきれいなワンツーで抜け出た石川がゴロのクロス。

ゴールを右斜め後ろに背負った梶山は振り向きもしないで右アウトでこするとコースを変えゴール右隅へ。

敵も味方も唖然でしょう。

サイドを使った精度の高いセンタリングからの得点はG大阪vs仙台でもありました。

リードされた仙台は後半投入された梁が左からやや巻き気味に高いボールを放り込み、赤嶺にドンピシャリ。

貴重な引き分け弾に結び付けました。

名古屋は右深くからケネディが強いゴロを返すと、ニアに走り込んでいた玉田がダイレクトでドスンと決勝ゴール。

玉突きのショットのように脚に当ててコースを変えるだけでいい、理想的な形でした。

上記はいずれも、欧州レベルのプレーといえます。

しかし、もったいないケースは山とありました。

出し手にもう少し余裕があればもっとゴールが見られたはずです。


得点シーンにはスタンドも沸きます。

クロスの精度アップは、動員に頭打ち感のあるJの新たな課題の一つかもしれません。

                              マチダ

2012年5月12日 (土)

あの大鹿村名物ヒマラヤの青いケシ@小平・薬用植物園

きょうはさわやかなケシです。

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ヒマラヤの青いケシーー。

薬事資料室に展示してあるので魅力半減ですが、これも見たかったんだ。

何とも言えんです。

淡いブルーの世界に引き込まれそう。

原産地はもちろんヒマラヤ山脈やチベット、ミャンマーです。

世界一しあわせな国ブータンの国花です。

この青いケシを日本に紹介したのは中尾佐助氏。

岩波新書の「栽培植物と農耕の起源」は、何度か引用させてもらいました。

ブータンの植物などを調査した中尾氏が「ヒマラヤの花」(毎日新聞社、1964年)などで、

ヒマラヤの青いケシとして紹介。

一躍有名になった。

去年、「秘境ブータン」が岩波現代文庫で再刊されたんだけど、読みそびれていた。

さっそく買わなくちゃ。

あの大鹿村の名物なんですね。

映画「大鹿村騒動記」に出てこなかったよな。

中村農園が標高1500㍍の大池高原で5000株以上を栽培している。

行ってみたいね。

大鹿歌舞伎のころじゃなくて6月から7月くらいが見ごろ。

というわけで、ケシではなくてメコノプシスという品種。

ポピーです。


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こちらは本物。

紫八重。

つづく2枚はアツミゲシ。

愛知県の渥美半島で大繁殖していたのが1964年に発見された。

それこそ大騒ぎ。

警察はもちろん自衛隊まで出動して駆除に当たった。


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火炎放射器で焼きつくし、重機まで繰り出した。

それでも完全駆除は出来ず、全国各地で花を咲かせているのが見られるという。


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さて、ここ薬用植物園で育てられたケシはどうするんでしょう。

タネは残して、根こそぎ厚生省に納めます。

係官が立ち会って焼却処分するんでしょうか。

大した量じゃないのでモルヒネ精製は出来ないんじゃないか。

末期がん患者に使用するモルヒネはどうしてるんでしょうか。

主にオーストラリア、次いでインドから輸入してるそうです。

取引するのは商社ではなくて国家同士。

「これからはミャンマーからの輸入が増えるのかな?」

と訊いたけど、国同士の厳重管理のもとじゃないと取引しないので、

当分あり得ないとのこと。

ミャンマー奥地はケシ栽培のゴールデン・トライアングル。

黄金の三角地帯。

30年以上前、黄金の三角地帯に踏み入った某出版社の社長がいたな。

熱っぽく語っていたのを聞いた覚えがある。


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医療用のモルヒネです。

第一三共やタケダの三角マークがあった。

真ん中の瓶のラベルにはモルヒネと書いてあります。

これさえ一般人は見ることもないですよね。

もち論ガラスケースに入ってます。

中身もなくて空箱でしょう。

2回にわたったケシのお勉強はここまで。


2012年5月11日 (金)

♬どう咲きゃいいのさ この私・妖しく開く禁断の花ケシにノックアウト!@小平・薬用植物園

この毒々しい紅を見てくださいよ。

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深紅ですかねえ。

美しいを通り越してます。

クラクラしそうです。

それに、なんですかね、シワの寄り方。

写真に撮ると紙でつくったみたい。

ハカマオニゲシというんだそうです。

中央アジアの原産で、栽培してもいいオニゲシとは近縁。

区別は、葉や茎の剛毛、葉の深裂などだそうです。

これの栽培などは「麻薬及び向精神薬取締法」で禁止されてます。

おやっと思ったあなた、鋭いです。


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こちらはいわゆるケシの園芸種。

毒々しさは消えていますね。

園芸種といったって日本では禁止されてます。

こっちは「あへん法」です。


主にタネ(ケシ坊主)を傷つけて、出てくる汁からアヘンを採取する。

精製したのがモルヒネ。

ハカマオニゲシはアヘンが含まれてないんですかね。

日本じゃ、1本でも違法ですが、ヨーロッパでは観賞用に数本なら認められてるようです。

アヘンをとるほどじゃないですからね。

紅いのは目に良くないですね。

めまいがしそう。

白いのも見てください。


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「一貫種」と書いてありました。

ーーなんですか?一貫って。

係の人に聞きます。

「10アールでアヘンが一貫(3・75㌔)採れたそうですよ」

アヘンがたくさん採れるように、昭和初期に日本で品種改良したそうです。

その必要があったのは軍隊ですかね。

陸軍は生物兵器初めいろんな研究をしてます。

満州国ではケシを栽培して、アヘンを上海などで売っていた。

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お前はどうして厳戒のケシに近づいたんだ!

疑問はごもっとも。

年に2、3回だけ二重フェンスの中に入れるんです。

先着70人。9時半からですが8時半には並びました。


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奥の方におじさん、おばさんが大勢いるでしょ。

並んだ人はみんな入れたようです。

入場前には「花も葉も触れてはダメ」

「落ちた葉も花も拾ってはいけない」

禁止事項が言い渡されます。

中には要所要所に係員がいて見張ってます。

おじさん、おばさんばかりですから心配はないですけどね。

研究用には筑波などでも栽培されているが、一般に鑑賞させるのはここだけのようです。

はて?ここで栽培したケシはどうするのか。気になりますね。

すでにケシ坊主も出来ている。

医療用のモルヒネをつくるのか?

その疑問には近くお答えします。

青いケシもお見せします

5月25日までは外側のフェンスを開けて、中フェンス越しに眺められるようです。


        ×       ×

所在地は小平ですが、西武拝島線の東大和市駅そばです。

正式には東京都薬用植物園。

徒歩2、3分。入場無料。

キンランも雑木林にいっぱい。

ケシ目当てじゃなくても楽しめるよ。


2012年5月10日 (木)

♬花はおそかった!突風に痛めつけられたカザグルマ@調布の野草園

おっカザグルマが咲いてるな。

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近づいたら花弁がボロボロです。

ちょっと目を離すと時機を失してしまうからな。

花の追っかけは、浮気してると微笑んでくれません。

浅間山ばかり目がいってたからな。

二股は、二兎を逃します。

「この間の雷雨ですっかりやられてしまった」

係に人に訊いたら、6日の雨、風でこんなになっちゃったそうです。

なかなかドンピシャの日にあえないな。

去年見た井の頭公園のもピークを過ぎてた。

準絶滅危惧種になってます。

カザグルマはクレマチスの原種です。

シーボルトが日本から持ち出して、大輪のクレマチスになったんです。

いきさつはこちらで書いてます。

もう少し詳しく書くと、

イギリスにはクレマチスの原種は1種類しかなかった。

シーボルトが日本から持ち帰ったカザグルマが、大輪園芸種のもとになり、世界的なブームが起こった。

そのクレマチスが明治末から大正に逆輸入されて、日本でもブームになった。


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ミヤコワスレは真っ盛りでした。

佐渡に流された順徳上皇が、この花を愛でていれば都を忘れられると歌を詠んだことからのネーミング。

でもその歌は

「いかにして 契りおきけむ 白菊を 都忘れと 名づくるも憂し」です。

ミヤコワスレは白菊じゃない。

実はミヤコワスレは、ミヤマヨメナの園芸種。

つくられたのは江戸時代だそうです。

園芸種とはいえケバケバしくなくて素朴な感じですから好ましい。

こんなのも入り口近くの鉢に植えられてました。


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タイリントキソウ。

大輪朱鷺(鴇)草。

トキソウに似ていて、大輪なので。

トキソウとは別種で台湾などの原産。

わずかに灰色のかかった淡紅色が、トキ色ですから、こんな色なんでしょう。

唐突に五木寛之「朱鷺の墓」を思い出した。

このころの五木はかなり読んだな。

これと「内灘夫人」。

五木の北陸ものは好きだったな。

忘れちゃったけど・・。


2012年5月 9日 (水)

ササバギンランも豊作だよ@府中・浅間山(せんげんやま)公園

じゃあ、ギンランはどうなんだ?

は〜い、前回の続きです。

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ギンランよりも葉が細いササバギンランが、あちこちですっくと立ち上がってます。

去年はあまり見かけなかったのに、そこかしこにあります。

神社がある堂山の西のふもとが一番多いかな。

なんか周期があるんでしょうか。

ところがギンランはあまり見かけない。

時期的にもササバのあとになるようだけど、

丁寧に探しまくっても出合えない。

そのうちにササバとギンランの見分け方が分かんなくなってしまいました。

葉が細いか、やや大きいかと目を皿にしたんだけど、

みんな同じに見え出した。

すれ違ったおばちゃんに訊いてみると、

「ササバより背が低い」

というので、適当にバシャ。

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これなんかどうでしょう。

小さくて花が葉の先よりも下にある。

葉も心持ち広いような・・。

自信ないです。

分かったつもりだったんだけどなあ。

ただ、数は少ないです。

        ☆     ☆

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イチヤクソウがつぼみを持ってます。

一薬草。

一斉に開いたら、真っ白い花が緑に映えそうです。

同じ株は毎年は花をつけないみたいです。

あとどのくらいで咲くのかな。

帰りはキスゲ橋を渡って多磨墓地へ。

著名人などのでかいお墓を眺めながら帰ります。

  ☆   ☆


  ☆   ☆


  ☆   ☆

橋の上がいい匂いに包まれてる。

甘い香りです。

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ニセアカシアです。

道路に植えた街路樹が、ちょうど橋の高さで花をつけてる。

ニセアカシアの蜂蜜も人気です。

レンゲが終わった頃に咲くので、ミツバチもこれからせっせと蜜を集める。

ふだんは、はるか頭上に咲いてるので香りに気づかない。

ちょうど花が橋の脇にきてる。

演出だとしたらしゃれてるね。

2012年5月 8日 (火)

キンラン当たり年!ムサシノキスゲはもうちょっと待ってね@府中・浅間山(せんげんやま)最新情報

大型連休も終わったというのに、まだですね。

やっぱり冬の寒さの影響でしょうか。

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山全体で15〜20株程度。

少ないです。

ムサシノキスゲそのものが、あまり出てないんじゃないかって気がします。

去年は5月10日に行って真っ盛りでした。

キスゲ目当てに出かけて来た人たちはみんな、おかしいなって顔をしてます。

浅間神社のある堂山の女坂で話したご夫婦は

「ことしは花が小さい。もっと鋭角のはずだが・・」

って、納得いかないご様子でした。

ちらほら見られるのは堂山の西斜面。

中山はまだです。

東屋があるところです。

いち早く咲き始めたのもあったんですが、すでに散ってしまいました。

あちこちに小群落を形成してるはずなんですが、どうしちゃったんでしょう。

新小金井街道沿いの斜面は3、4株。

少ないですよね。

すれ違ったおばあちゃんも「咲いてませんね」

残念がってました。

毎年、楽しみにきてるのでしょう。

見ごろは週末かな。

12、13の土日は、ちょうどキスゲ祭りもやってます。

ボランティアさんがガイドもしてくれます。


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そのかわりにキンランが当たり年です。

北と北東をのぞいてどこでも見られます。

これなんか仕切りからはみ出して咲いてます。

去年も同じところにあった。

やっぱりこの花を撮った。

1年ぶりのこんにちはです。

すぐそばに元気のいいのもあります。

絶滅危惧種もちゃんと下草を刈って、適度の日光が当たるようにしてやれば、

生育できるんです。

環境がすべて。

きのうNHKのEテレで阿寒湖のことをやっていた。

ダケカンバなどの立ち枯れの原因のひとつが、いわゆる光化学スモッグだとか。

交通規制が必要なのか?

そうじゃないんです。

偏西風に乗ってはるばるロシアや中国からやってくる。

規制なんか出来ませんね。

途上国に、発展するな、なんていえませんもんね。


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写真には何株写ってますかねえ。

15はあるでしょう。

ふつうに生えてます。

堂山の女坂の途中です。

こんなにあるんならいいか・・なんて考えてもダメですよ。

木についてる菌と共生してますから。

庭には菌がないので根付きません。

やはり野に置け・・ですよ。

長くなったのでギンラン、ササバギンランなどについては、またあした。

5月7日現在の開花状況です。


2012年5月 7日 (月)

お初特集だよムレスズメ、センダイタイゲキ、ムベなど@神代植物公園

きょうは初ものの在庫一掃セールです。

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葉の真ん中から茎が出てジミーな花をつけてる。

最近、こんなのに興味を持ってます。

気を惹かないのがいいんです。

目を凝らさないと分かんないんだけど、そのくせしっかりと工夫をしてる。

名前も訳が分からなくて刺激されます。

センダイタイゲキ。何のイメージもできないでしょ。

センダイは仙台。最初に見つかったところ。

タイゲキは大戟。これは意味不明。

漢方の名前のようです。

トウダイグサを漢方で大戟というようだ。

トウダイグサ科です。

絶滅危惧種だよ。


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ムレスズメです。

赤くなっているのも同じ花です。

だんだんと赤みを帯びるそうです。

雀が群れてるようだというんですが、まだ実感できてません。

園芸用としてはおなじみのようだが、私はお初でした。

江戸時代に中国からもたらされた。

マメ科です。

そんな花ですな。

↓ これは「珍しいのが咲いてるよ」とすれ違ったおじさんに教えてもらいました。


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ムベ。

宜(むべ)なるかなのムベ。

アケビ科です。

名前の由来については、天智天皇うんぬんの説がありますが、

なんか出来すぎていて眉につばをつけてます。

それはともかく、形が面白い。

これらの写真は4月26日のものです。

もう咲いてないでしょうね。すみません。

花の命はホントに短い。

ちょっとほかのことを書いてると時機を失してしまう。

ということで在庫一掃のバーゲンセールでした。


清水の大前がいいねえとマチダがほれぼれ@首位攻防戦

大型連休は出かけないのが一番。

ジジイは混んでるときには、おとなしくサッカーを見てます。

おなじみA大サッカー部OBのマチダさんもJリーグ観戦でした。

     shoe     shoe     shoe

仙台-清水(0-1)大前は嫌な選手ですねえ。というか嫌な選手になりました。

最上級の褒め言葉です。

小さいけれどがっしりした下半身。足は短くてもモーター仕掛けのように疲れを知りません。縦横に動き回り、相手は捕まえるのに苦労します。

僕が現役のころ一番嫌いだったのが同じようなタイプの豆タンク野郎でした。

あまりにもうるさいので、ちょっとラフに当たったところ見事にはね返され、こちらが捻挫したトホホな思い出があります。

首位攻防戦は高木からの左クロスに大前がタイミングよく抜け出て決めました。

前節でも高木-大前が同様のパターンで得点しています。

清水は地味ながら着実に若返りが進んでいるようです。

2チームに共通しているのは、よく走ること。だから上位にいるといえます。

清水のDFヨンアビンがイエロー2枚で退場になりました。

前節は2人退場で劇的勝利しています。レッドに強い清水ですね。

今回の判定にはいささか疑問が残ります。

1回目は相手FWが勝手にぶつかってきたように見受けられました。

イエローほど悪質ではありません。

問題なのは2枚目。ボールを奪いに行って相手右側から腰を入れ肩でぶつかりました。これは許されたプレーです。

特にDFにとってファウルにされたら競り合い禁止同然の処置です。

審判には正しく判定する目を養ってほしい。退場者が出ると試合はつまらなくなりますから。

柏-広島(2-5)柏は攻撃に夢中になり過ぎです。

攻め攻め攻めの1本ヤリは勇ましいのですが、DF陣、特に真ん中がしっかりしないと、ズタボロにされてしまいます。

昨年はもう少し守る意識があったように思えます。攻・攻・守くらいの割合でね。


                        マチダ

2012年5月 6日 (日)

ジャケ写はジュリー本人が撮ったんだ@マキシシングル「3月8日の雲」

「横浜の自宅近くを散歩していたら、青空にぽっかりと白い雲が浮かんでいた。

携帯電話のカメラで思わず3枚、撮った」。

そうか。

あのジャケット写真は沢田本人が撮ったんだ。

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憲法記念日の5月3日、朝日新聞に沢田研二と山本太郎のインタビューがあった。

「この間、タブーと向き合ってきた2人に聞いた」。

沢田の記事は、白い雲の話が導入部。

昨年の3月8日に撮った白い雲は、もう同じ気持ちでは見られない。

改めてジャケットに歌詞に、沢田が込めた思いを見つめ直しながら、曲を聴いている。

記事は「芸能界でいま、反原発ソングを堂々と歌える歌手は多くない」それなのになぜと沢田に問う。

沢田も「テレビに出られなくなるよ」と言われたことがあるそうだ。

「それでいい。18歳でこの世界に入り、いつまでもアイドルじゃないだろ。

昔はジュリー、今はジジイ。太ったっていいじゃない」。

                  ☆     ☆

5月5日、日本中の原発が停止した日に。

マキシシングル「3月8日の雲」の内容については、こちらで触れてます。


2012年5月 5日 (土)

豊島氏の最前線・崖の上の台地に築かれた平塚城をしのぶ@地下鉄の地上を歩く・南北線

神奈川の平塚じゃないですよ。東京の北区、京浜東北線の上中里駅から南は切り通しの急な坂になっていて、崖上にあるのが平塚神社。

平安時代には豊島郡の郡衙があったところで豊島氏の館があった。

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背後は切り立った崖。下の線路には東北新幹線や京浜東北線が走ってる。

荒川が削った台地。防御にふさわしい場所です。

中沢新一「アースダイバー」でいう岬です。

縄文時代にはここまで海がきていた。

貝塚があり、飛鳥山には古墳もある。

神社の西側では大規模な発掘調査をやっていた。

いにしえからの聖なる地です。

豊島氏は秩父氏の支流。

荒川を下って勢力を伸ばしてきました。

平安時代にはここが最前線。

源義家らが後三年の役の帰路、この館に逗留。

もてなしに感謝して鎧と十一面観音を賜ったという。

神社の裏手が小高くなっていて鎧が埋められているという。

聖なるところなので立ち入り禁止になってます。

その塚が平なので平塚。


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豊島氏はその後、石神井川をさかのぼって勢力を拡大していく。

となりの飛鳥山を削って隅田川に注いでいるのは石神井川です。

としま園の中にあった練馬城、石神井公園の石神井城などを築いた。

いろいろあって最後には太田道灌と対峙、江古田・沼袋の戦いで惨敗して没落してしまった。

散歩ガールたちは神社の入り口にある和菓子の平塚亭つるおかに入っていきます。

なんか聞いたことがあるなあと思っていたら、「浅見光彦」はこの近くに住んでるんです。

それで、たびたび小説に登場する。

豆大福が名物らしい。

時期なので柏餅を食べようかとも考えたが、さっきチョコ乗せフランスパンを食べたので我慢。

ちょっと歩いて滝野川公園の「地震の科学館」。

体験コーナーで震度6の揺れ(7だったかな)。

座っていても床に手をついて支えるほど。

地震対策は怠りないように。

2012年5月 4日 (金)

イチリン、ニリン、サンリン、少し飛ばしてクリンソウ@野川公園自然観察園

イチリンソウはもう終わり。早く咲き出していたニリンソウは、まだ頑張ってます。

サンリンソウってのもあるんですね。ニリンソウによく似ている。

見たことはないですが、3輪咲いてないと見分けはつかないでしょう。

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クリンソウも、花茎が2つ、3つと伸びてくるのかと思ったら違いました。

♪ふたりは ニリンソウ

ということでネーミングされたんじゃないんです。

五重塔などの先端にある飾りが九輪、それをイメージさせたらしい。

花も赤紫で、清楚というより派手です。

サクラソウ科です。

葉がそうですね。

学名はPrimula japonica、プリムラ・ジャポニカ。

といって日本の固有種というわけでもなさそうです。

ジャポニカといっても中国原産のものもありますからね。

シーボルトたち西洋人が、最初に日本で見つけたってことです。

ちなみにサクラソウの学名は Primula sieboldii、プリムラ・シーボルディ。

シーボルトが報告したんですかね。

いわゆるプリムラはセイヨウサクラソウ、あるいは園芸品種。


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コンロンソウです。

名の通り真っ白な花です。

崑崙の雪を思わせるってんですから詩的です。

黄河の源流にあるという伝説の山。

私なんか崑崙と聞くだけで血が熱くなります。

若い頃、山田正紀の「崑崙遊撃隊」なんて夢中になって読みました。

辺境へのあこがれがありましたね。

「蒙古放浪歌」の心情と同じです。

シオンの時も同じことを書きました

シオンの学名はAster tataricus 韃靼の星。

崑崙や韃靼と聞くとたぎっちゃうんです。

条件反射。

♬ 胸に秘めたる大願あれど  

  生きて帰らん望みはもたじ

若かったんですね。


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キンランもつぼみが開いてます。

写真を撮ったのは4月30日ですから、もう見ごろでしょう。

ということは府中の浅間山(せんげんやま)に行かなくちゃならない。

キンランを見るなら浅間山の方が見事です。

ちょうどキスゲ祭りも5、6日と12、13日にやっている。

ムサシノキスゲとキンラン、ギンラン、ササバギンランの競演は見逃せないですよ。


2012年5月 3日 (木)

旧古河庭園の洋館には仏間がある・東京北区@地下鉄の地上を歩く・南北線

地下を地下鉄が走ってる道路をたどってます。今回は南北線の駒込から王子あたりまで。

短いです。

旧古河庭園、飛鳥山公園で時間を取られちゃうだろうというリーダーの読みです。

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まずは旧古河庭園にある洋館の見学。

古川財閥のお屋敷です。

リーダーが往復はがきでちゃんと申し込んでくれてます。

定員未満だと当日でも可能みたいです。

ガイドさんがついて約1時間、案内してくれます(税込み525円)。

これが大正解。

中にちゃんと和室があるんです。そうは見せない作り方に妙に感心しました。

正面の写真はおなじみですから、まずは横から。

シュロの向こうのサンルームは、なんと喫煙室。

左手庭のバラを愛でながら、紫煙をくゆらせる。いいねえ。

奥はビリヤード室。

遊び疲れたらちょっとスモーキングタイムてなわけです。

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設計はジョサイア・コンドル。

三菱一号館、鹿鳴館、ニコライ堂、島津忠重邸(現・清泉女子大学本部)などを明治末から大正初めにかけて手がけました。

「ジョサイア・コンドルが愛した日本展」が三菱一号館美術館で開催中です。(6月20日まで、入場無料)

2階に上がるとガイドさんが「ここはチャペル」とドアを開けてくれました。

ところが左の押し入れが少し開けてあって、なんと仏壇が。

畳が敷いてあってチャペル変じて仏間に。

受けましたね。

北側は客間。

廊下からみてると洋室なんですが、重厚なドアを開けて入ると、畳とふすまで和室。

この落差で異空間に紛れ込んだよう。

庭に面したダイニングではお茶もできます(別料金)。

もうすぐバラが見ごろだから、ぜいたくな時間が楽しめそうです。


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洋館に住んでいたのはたったの3人。

料理人、召使いなど使用人は30人以上もいたといいます。

戦前のブルジョアはお金持ちだねえ。

庭園は、武蔵野台地の斜面を利用して、上が洋風、低地が日本庭園。

NHK「ブラタモリ」でも紹介してましたね。

ぶらぶら歩きます。

カネコさんが、切ったフランスパンと板チョコをくれました。

パンにチョコを乗せて食べる。

これがうまい。

誰が考えたんだ?

今回、タジマさんが初参加。

ン十年ぶりだけど、すぐに時空を越えちゃいましたね。

まだ午前中、近くの無量寺に寄って、平塚神社、滝野川公園くらいでランチかな。

私の目的は平塚神社の地形の確認。

豊島氏の城跡です。

太田道灌に滅ぼされたんだよね。

まだまだ歩きます。(4月28日 晴れ)


2012年5月 2日 (水)

絶滅寸前ノウルシの花に接近遭遇@神代植物公園の水生植物園

ここに絶滅危惧種のノウルシがあるのは知ってましたが、花と遭遇するのは初めてです。

環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧Ⅱ類(VU)ですから、絶滅の危険が増大している種です。

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花が面白いので画面いっぱいにしてみました。

ねっ、かわいいでしょ。

黄色いのは花じゃなくて苞葉。上の楕円形のは果実のようです。

その上のが花なのかな。

ということは咲き出してからもう日が経ってるんだ。

葉の黄緑もやさしい。

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湿地にこんなに群落を形成してます。

触ってはいけません。

茎を切ってしまうと乳液みたいのが出てきて、かぶれます。

それでノウルシ。

こうした花のつき方はトウダイグサ科ですね。

「春植物」といわれていてタネを飛ばし終えると枯れてしまう。

6月ごろには姿を消して、地下茎の生活に入る。

ヒガンバナの葉も、もう枯れてきてますもんね。

セツブンソウの葉も、もうすぐ影も形もなくなってしまうでしょう。

水生植物園の一番南の方にあります。


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途中でいっぱい群れて咲いていたのがサワオグルマ。

上から撮ったので木道が写ってます。

これは勢いがいいので絶滅の恐れはなさそうです。

車輪を思わせる花なので小車。

沢など湿地を好むのでサワオグルマ。

アヤメも咲いてました。

ハナショウブは職人さんがせっせと手入れをしてました。

もう少しです。

入り口近くにはシラン。


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シランも純粋野生種は絶滅危惧種なんですが、園芸種が紛れ込んでいるので、さほど珍しくはないですね。

ここのは野生種なんでしょうか。

区別の仕方を知りません。

5月1日、調布の野草園に行く予定だったが、空模様があやしいので手前の水生植物園にして正解だった。


2012年5月 1日 (火)

ハンカチノキは「植物界のパンダ」なのだ&深山含笑花にご対面@神代植物公園

中国の奥地でハンカチノキを発見したのは生物学者でイエズス会宣教師のアルマン・ダヴィッド(Armand David)。

聞き覚えのある人は黒柳徹子か安住紳一郎アナクラスです。

そう、西洋人として初めてパンダを「発見」した人です。

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1869年、そんなに古いんですね。

そして同時にハンカチノキも西欧社会に紹介した。

神代植物公園で咲き出したというので、すっ飛んで見に行きました。

小石川植物園、新宿御苑にもあるそうです。

ひらひらしてるのは花じゃなくて苞葉。

葉っぱですな。

真ん中の黒いところ(実際は茶色)に雌しべひとつと多数の雄しべが集まってます。

花びらは退化してます。

開園30周年で植えられたというから20年前。

10年前からようやく花をつけるようになりました。

芝生広場のすぐ北に2本あります。

        bud      bud       bud


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工事が終わってようやく深山含笑花にお目にかかりました。

グリーンギャラリー改め植物多様性センターの奥にあります。

意味深げな名前に惹かれてます。

この木についてはブログ開始の頃に触れてます。

ボケボケ写真なので撮り直したいとずっと考えてました。

それなのに工事中で立ち入り禁止。

ようやく撮り直しましたが、望遠がないのでここまで。

相済みません。

もう散ってると思ってたんですが、寒さで開花が遅れたんでしょうか。

てっぺんだけ花をつけてます。

花をよく見たいのなら双眼鏡が必要です。

来年までにはカメラをなんとかするかな。

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