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2011年12月21日 (水)

むかし、昔のバナナはあずき粒大のタネがいっぱいあったんだとさ

ガキの頃、バナナはぜいたく品で、めったに食べられなかった。

お客さんが手土産に持ってきてくれて、ようやくありつくことが出来たくらい。

それも年に何回か。

今じゃ、1房100円の安いのもあるので、有り難がらないが、昔ゃ、栄養たっぷりとか、ひとくさり聞かされるのが常だった。

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さすが舶来の果物、タネがない。

不思議にも思わなかったけど、よく考えれば謎です。

タネ無しのスイカとかも作られたけど、相変わらずスイカにはタネがある。

タネ無しの代表はぶどうでしょ。でも、中にはタネの痕跡が入ってることがある。

バナナにはパーフェクトにタネがない。

お目にかかったことがありません。


 banana    banana 


 banana    banana   
   

昔のバナナにはタネがあったんです。

野生のバナナには、あずき粒大の硬い種子が詰まっていて、とても食べられたものではなかった。

現在の栽培バナナの先祖は、マレー半島あたりのムサ・アクミナータという種類。

味も香りも良かったがタネだらけ。

この中から、雌花が受粉しなくてもタネ無しの果実の出来る性質を持った変わりものを選び出していったんです。

これを保護していったのが人類最初の農業。

農業の始まりはイモでも小麦でも米でもなくて、バナナと考えてる学者もいるそうです。

それはいつごろか。


「バナナが栽培化された最初の年代はおそるべき古さであると推測される。

それを一万年以上に見積もる人もあれば、数千年と考える人もある。

直接の証明はないが、私は五〇〇〇年以上昔と推定している」

(「栽培植物と農耕の起源」中尾佐助、岩波新書)

バイオじゃなくて自然の中から食べやすくておいしいものを捜して、それを育てていった祖先の営みに感謝。

(写真は神代植物公園の温室で)

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