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2011年9月18日 (日)

日本中のヒガンバナは「きょうだい」なのだ@神代植物公園

お彼岸を前にヒガンバナが成長してます。あちこちから開花の便りも聞かれますが、多摩地区のは、つぼみのつき初めが多いのかな。

Cimg4986

老人週間で60歳以上は無料なもんで神代植物公園をうろうろ。

雑木林で目を凝らすと、芽を出してました。

茎が伸びてつぼみを付けてるのもあるが、芽生えたばかりのはいとしいです。

こんなのがあちこちからニュキニョキ出てます。

ヒガンバナは、10月から翌年4月までが栄養成長期。

葉で光合成して球根に栄養を送る。花が終わった後に葉が出てきます。

5月から9月は生殖成長期。

地中の球根を成長させ開花の準備をする。

9月中旬のわずかな期間が花期です。

日本中のヒガンバナは、ほぼ同じ時期に赤や白の花を咲かせる。寒暖の差もあるのに不思議でしょ。

夏の終わりのサルスベリは、北から南に順々に咲いてくんでしょ。

実は、日本中のヒガンバナはみんな、きょうだいなんです。

きょうだいは、正確ではないです。皆クローンなんです。

遺伝子も同じ。1つの球根をつぎつぎに分けて植えていき、それが日本中に広まったんです。


Cimg4988

どうしてそんなことが分かるのかって?

ヒガンバナの花は、あだ花。それで実をつけることができない。

はしょって説明すると、染色体のまとまりが3組なんです。

奇数だと花粉と胚珠が受精しても、もとの染色体と同じにならない。

人工的に3倍体につくられた種なしスイカに種がないのと同じです。

3倍体植物の悲しい宿命です。

このため、花が終わって球根が大きくなると分球して2つに、さらに分かれて4つに増えていきます。

こうして同じ場所にどんどん増えていきます。

でも、元の球根にいろいろな種類があれば、クローンにはならないだろうって?

それがどうやら同じ球根らしいんです。

原産地は中国の揚子江付近。

揚子江といえば稲作伝来ですね。

持ち込まれたのは縄文の終わりか弥生の初めでしょう。

球根が一人で歩いてきたわけではありません。

モミとヒガンバナの球根を携え人たちがやってきたんです。

たまたま荷物の中に紛れ込んでいたんじゃなさそうです。

一緒に大事に持ち込んだんです。

揚子江から直接ではなしに山東半島を経由して半島に一時滞在して、それから日本列島に来たらしい。

「越」の民、呉越の越です。


Cimg4994

もうすぐ開きそうなつぼみもありました。

彼らが持ってきたヒガンバナの球根はわずかで、同じ株だった。

このわずかな球根が日本中に広がったのだ。

球根でしか増えないものが、どうして全国にあるのか。

ヒガンバナは人間にとって、あるいは稲作にとって、とっても大切な植物なんです。

死人花、幽霊花、捨て子花などといって気味悪がっていてはバチが当たります。

倭人が生き延びてこられた理由の一つにヒガンバナの存在があるんです。

ウソじゃないです。

続きは次回に。


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