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2011年7月 8日 (金)

韓国、台湾の人たちも水行する琵琶滝@高尾山

何十年も気になっている。蛇滝の横を通って高尾山頂を目指した。そこにはハングル文字の道しるべ(多分)が立てられていた。20年以上前だ。

在日、あるいは韓国の人たちにとっても霊場なんだ。だが、どうして?

今回のルートは琵琶滝コース。

Cimg4029

琵琶滝もきっと韓国系、朝鮮系の人にとっても聖地だろう。それを確かめてこよう。

ケーブルカーの清滝駅横が琵琶滝コースの入り口。アジサイが見頃で箱根登山鉄道みたい。

おじさんとおばさんのグループなので、谷川沿いのこのコースが涼しいだろうという幹事さんの配慮です。

みんな地元の三多摩育ちだから子供のころから高尾山は何度も経験しているのでペース配分は心得ている。

「1年のときの遠足は高尾山だったね」と1年A組で同じクラスだった女性が同意を求めてきたが、すっかり忘れている。

ハイ、高校の同窓グループです。

ズルして登らなかったのかもしれない。クラスごとにコースを選んで、てんでに行ってたんです。

高校の屋上に集合してバンザイを三唱して解散した先輩たちがいたので、高校所在地以外の場所に行かなければならないとの決まりができたそうだ。

みんなやる気がないから近場ですまそうとする。高尾山はまじめな方です。

2年は確か野猿峠。そのころでも峠なんてありませんが、それっぽいので選択した。ほぼ住宅街。家から自転車で行って、すぐに帰ってきました。

3年は井の頭公園だったかな。

おしゃべりしながら30分も歩くと琵琶滝。

Cimg4040

水行をしている人がいるが、姿は見えないようになっている。

けっこうな水量だ。

左下に女性が手を合わせているのが見えます。

滝の大きさが分かります。

連れの人なのかな。

いまでこそ高尾山は手頃なハイキングコースだが平安時代は深山の趣きだったろう。

国府のあった府中から多摩川沿いに歩いて支流の浅川の源流へと進む。

道らしい道はなかった。

甲州街道が整備されたのは江戸のはじめ。それ以前は、檜原村と山梨県・上野原村の境をなす笹尾根を通り甲州に抜けていた。

だから高尾山への道はないに等しい。

山伏たちの格好の修行の場だった。


Cimg4041_2


滝の入り口横に寄進者の名が木札に書かれている。

延、黄、具(じゃなくて貝だ)、金、伊、李。

別のところにも韓国の姓が多い。

韓、姜、金、曺、裵、康、呉。

各地をめぐっているわけはないが、日本の宗教施設では見たことがない。

高尾山は神仏混交の様相を色濃く残しているが真言宗です。

琵琶滝の手前には大師の岩屋があった。弘法大師ですね。

韓国には密教は伝わっているが、真言宗ではないし弘法大師空海を敬う必要もない。

それではなぜ韓国、朝鮮系の人たちが、ここで水行を行うのか。

詳しいことは分からないので、こんな空想を楽しんでみる。

彼らは堂(タン)と呼ばれた聖地と同じような霊気を感じ取った。

堂はかつて朝鮮半島のどの村にもあった。今では儒教を国境とした李朝支配により大きく変質、済州島などに残るだけになってしまったという。

堂のありようは沖縄の御嶽(うたき)に似ているという。

原始神道もそのようなものだったと勝手に思っている。

村の巨木などの一画を聖なる地とする堂と深山の滝行はスケールが異なるが、自然崇拝の根っこは同じではないか。

きっかけは最初に滝に打たれた人に霊験新たかな神秘が宿り、それが口コミで広まっただけかもしれない。

Cimg4043

でも東アジアの民俗が古代に共通して持っていたのはアニミズム、自然崇拝だった。

その原始の心が日本人ばかりでなく朝鮮半島の人たちをも高尾山に向かわせていると考えれば、視野は俄然、東アジアに広がって豊かになる。

極東の島国は孤立してるわけではなく国際色にあふれているんです。

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