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2011年7月21日 (木)

ぬばたまの・・・真っ黒い実が見たいな・ヒオウギ@調布野草園

その昔、「ぬばたまの」という枕詞は国語の授業で何度も聞いた。語感が現代語にはないものなので印象に残っているが、意味については考えたこともない。

たとえば、こんな歌があります。柿本人麻呂です。

Cimg4217_2

ぬばたまの  夜さり来れば  巻向の

 川音(かはと)高しも  嵐かも疾(と)き

夜になって巻向川の川音が高くなってきた。上流の方は嵐かもしれない。

花を知るまでは、情景を歌っただけで面白くないと、上っ面だけをなぞっていた。

いつものようにあさはかです。

ぬばたまは、黒や夜にかかる枕詞。

「ぬばたまの漆黒の闇があたりをつつむ夜」と冒頭を思い描くとどうでしょう。

漆黒が全体を支配し、川のとどろきが激しく迫ってきます。

不安な心理状態もうかがわれる。

不吉な予感かもしれない。

ぬばたまと呼ばれる真っ黒な実をつけるのがヒオウギです。

京都の夏を告げる祇園祭で家庭に飾られます。厄除です。

葉は名前の通りですね。檜扇は実際に見たことはないが薄い檜の板でつくった扇。映画かなんかで見てるのかな。

名前をつけなさいと宿題が出されたら、みんなヒオウギとつけそうだ。おかしいね。

花はこんなです。

Cimg4216_2

アヤメ科ですからね。

立派な葉に比べて、遠慮してる感じがする。

秋になると真っ黒な実がなるんだ。

写真で見ると、ほんとに真っ黒。見てみたいな。

(秋になってヒオウギの真っ黒な実に出合いました。写真などはこちら

それにしても、ぬばたまのぬばってなんだろう。

たまは丸い実だから、ぬばに意味がありそうだ。

不気味な語感。ぬばが、うばやむばに音韻変化してるけど、ぬばが原型。

古代人が闇に抱いたイメージが伝わってくるようだ。

きょう(21日)、行ったばかりだから、2、3日でつぼみのやつも咲きそうだ。

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