UFOならぬさざえキャッチャー&不老山薬師温泉@房総千倉・館山
休暇村館山に泊まって翌朝は南房をひとっ走り。
小舟が浮かんでいるのが分かりますか? 海女舟です。
昔は済州島の海女さんが、はるばる漁場を求めて潜りにやってきた。
泉靖一氏の「済州島」によれば、彼女たちが島外に出稼ぎをはじめたのは1900年のはじめごろからだという。
最初は日本に行った。
ついで陸地(朝鮮半島)沿岸に進出した。はるか北朝鮮の江原道までゆき、そこに出稼ぎにきていた日本の伊勢海女と激しい競争を演じて完全にこれを駆逐したという。 ーー「街道をゆく28 耽羅紀行」(司馬遼太郎、朝日文庫)
同書によると、海女がいるのは日本と韓国だけ。両国あわせて3万人。そのうちの2万3000人は済州島にいる。30年近く前の数字だから今は減っているんだろう。
クニなどなかったころ、済州島の海女たちが黒潮に乗って伊勢や房総にやってきて、そのまま住み着き技術を伝えた。
そんな想像も許されるだろう。
海女さんの獲物を売っている海市場ちくらで土産用の海産物を物色。
懐かしいUFOキャッチャーを発見。
よく見たらさざえキャッチャーだった。
沈んでるさざえは結構でかい。
これじゃ、とてもつかめそうにない。
おっさん一人がチャレンジしたが案の定、アームが見当違いの方向に動いてアウト。
買った方が安そうだ。
ここは飯がうまいので評判のようだが、宿でたらふく朝ご飯を食べたばかりなのでパス。
おっさんたちはやっぱり温泉だわね。
それにしても日差しが強い。
完全に夏だ。
海の反射がギラギラしてるもん。
ギラギラは過ぎてしまったおっさんたちは不老山薬師湯温泉を目指す。
青年は荒野をめざすのにね。
↓薬師温泉の入り口。
↓こんな洞窟を通って温泉へ。
湯上がりはやっぱり生ビール。築200年という古民家を移築した大広間でゆったり。けっこうざんした。
(館山行は6月5、6日でした)。
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Nice!!な情報でした
とくに・・さざえキャッチャー。
200円で、やる価値ありでしょう~。
ゲットできなくてもです。
投稿: | 2011年6月20日 (月) 09時07分