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2011年6月11日 (土)

クサノオウは「草の王」じゃなくて「瘡(くさ)の王」@野川公園

春から初夏の花は花期が短いな。10日もチェックにいかないと、もう次の花に移っている。競うように花を咲かせ、受粉を済ませたら順番を譲っている。

だいたいが地面近くの、つまり小さいのから大きいのに移り変わっているようだ。よくできたシステムだ。

Cimg3574_2

そんな中でいつまでも花がついてるのがこいつクサノオウ。そろそろ終わりだけど大型連休の前からまだ黄色い花をつけている。

きれいな黄色なんで目立つんだよな。

名前の由来は草の王かと思ったが、どうやら違うらしい。とてもじゃないが「王」って柄じゃない。王とつけるんなら、もっと威厳のある花だろう。

薬草なんですね。毒草でもある。傷を付けると黄色い液が出て来る。これにはモルヒネに似た神経抑制作用があるらしい。でも、ジャンキーがモルヒネ代わりに使ったって話は聞かないな。

間違って飲むと消化器の粘膜がやられて死に至ることもあるという。おお怖っ。

薬草としては皮膚病に効く。タムシグサ、イボクサ、ヒゼン(皮癬)グサなどの地方名がある。広く知られてるんですね。

それで瘡(くさ)の王。瘡は湿疹、皮膚のできもの。母音が交代してかさともいいますね。かさっかきなんて昔はいいました。


雑学的には、臭いと同根の言葉です。できものはつぶれると臭いからでしょう。

「くさ」はこれでいいとして「王」はどうなんだ。

「くさなおる」が「くさのうる」→「くさのう」と音便系になり、やがて「のう」に「王」の字が充てられた。

あるいは、昔はできもので命を落とすことが多かった。思い出せないけど、歴史上の人物でもいたよな。

それほど怖いできものを治すから「王」。両方が重なっているかもしれない。

きょうは語源の雑学でした。

Cimg3594

これも不思議な名前。イボタノキ。

イボタロウムシ、いぼた蠟虫が寄生して、ロウを採る。

イボタはイボのことか・・・。わかりません。

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コメント

ピンポーン。いぼをとることからイボトリノキと呼ばれ、それが詰まってイボタノキになったようですよ。漢字では虫白蝋と書くなんてこの可愛い白い花のイメージが結びつかないですね。ロウを塗って敷居のすべりを良くする、家具の艶出し、ロウソク、日本刀の手入れに使ったそうです。他にも昔の人はサイカチから石鹸を作ったり、薬用だけでなく知恵が一杯・・・自然界と共生していた。

annoy なるほど。イボトリ→イボタね。サンキュー。

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