フォト
無料ブログはココログ

« 関東最古の宝来山古墳が造られたのは3世紀後半らしい@大田区田園調布 | トップページ | 「名古屋は上がり目なし」悪童マチダがJリーグ中間総括 »

2011年5月22日 (日)

《「世界的映画監督」の貧困な想像力》に拍手 by赤川次郎

作家の赤川次郎って、こんな時事的な発言もするんだ。知らなかったなあ。平易に指摘していてしかも的を射てる。失礼な言い方ながら、見直しました。

5月20日の朝日新聞夕刊5ページの連載コラム「三毛猫ホームズ 芸術三昧」、いつもはパスしがちなんだけど見出しに惹かれて読みはじめた。「想像力ない原発論議」。

Cimg3203


※写真は野川公園のキショウブ。帰化植物なので、やたらはびこってます。

和種のショウブには黄色がなかったので明治時代にヨーロッパから輸入したのが、水を伝って繁殖してしまった。

※ちょっとゲージツ的に撮ってみました。俗で貧困なゲージツ精神! 本文とは関係ありません。為念。

赤川さんは、「目に見えず、臭いもしない放射能の恐怖は、人間の想像力への挑戦のようだ」と振っておいて、作家と映画監督がこの挑戦をどう受け止めたのか例を挙げる。

原発推進の立場の某作家(誰のことでしょう?)は、モチをのどに詰まらせてお年寄りが亡くなるが、モチは禁止しない、同様に北野武は、交通事故の年間死亡者を考えて、自動車に乗るのをやめようとはいわない——。

北野武がどこでこのような発言をしたのか、ほとんどテレビも見ないし、雑誌も読まないので確認はしてません。

北野武はもっと直感的に本質を見抜く人だと思っていた。

こんな俗なたとえをする人だったなんて。そのへんのおっさんと同じレベルだね。

赤川さんは、まず貧しい想像力の作家と映画監督に、子供でも分かるようにジャブを放つ。

「もし年寄りが一人、モチを喉に詰まらせて死んだら、その家から半径20㌔の住民は避難しなければならず、何十年も故郷に帰れないとしたら、そんなものを誰が食べるだろうか」

「車が一台事故を起こす度に、その車を石棺で覆わなければならなかったら、日本中の道路はどこも走れなくなるだろう。そんな乗り物が普及するはずもない」。

Cimg3390_2


※これはムラサキシキブ。うす紫の花が咲くまでもうちょっと。ムラサキシキミと呼ばれていたのをシキブにしちゃったんだそうだ。

そしてとどめを刺す。

「『モチ』だの『車』だの、『普通の事故』になぞらえること自体、原発の最大の問題点を無視した無意味な議論である。

『世界的映画監督』の想像力はこの程度のものなのか」。

小気味いいね。

そういえば、この10年の北野武作品はずれているようだ。「BROTHER」はやくざ映画のオマージュにもなってなかったし、「座頭市」は殺陣のアイデアだけ、「監督・ばんざい!」は見たような気もするが覚えてない。その程度。

「アウトレイジ」は「BROTHER」に失望したので見ていない。

赤川さんの作品は、まともに読んだことはないが、仕事がらみで必要に迫られたときに、場面転換の緩急がうまいなと思ったことはある。


Cimg3243


※ハンショウヅル。半鐘みたいだからですね。半鐘も見かけなくなったなあ。

1948年の早生まれで国立(くにたち)の桐朋高校卒。サラリーマン時代に同じ学年のやつがいたな。

隣の市の高校だから、やや親近感がある。まじめな感じの人で、作家といわれなければ有能な公務員。

時おりリベラルな発言をしているらしい。知りませんでした。

来週も読んでみよう。

« 関東最古の宝来山古墳が造られたのは3世紀後半らしい@大田区田園調布 | トップページ | 「名古屋は上がり目なし」悪童マチダがJリーグ中間総括 »

ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1320081/40075728

この記事へのトラックバック一覧です: 《「世界的映画監督」の貧困な想像力》に拍手 by赤川次郎:

« 関東最古の宝来山古墳が造られたのは3世紀後半らしい@大田区田園調布 | トップページ | 「名古屋は上がり目なし」悪童マチダがJリーグ中間総括 »

2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31