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2011年2月 6日 (日)

史跡の駅「おたカフェ」と東山道武藏路

サイモンとガーファンクルの「冬の散歩道」などを口ずさみながらせせらぎとともに「お鷹の道」を歩いた。真冬のウイークデーなので訪れる人も少ない。(散歩したのは1月13日のこと。アジア杯などがあってアップするのが延び延びになってました)。


Cimg1893

中央線の国分寺駅から歩いて15分くらい。大きな農家の間の小径を整備して、真姿の池湧水群から湧き出る水を集めた小川にそって歩く。静かだ。聞こえるのは流れる水の音だけ。

途中におたカフェがある。

こうして見ると、ケヤキの大木の邪魔をしないように建ててるんだ。客はひと組だけ。隠れ家の喫茶店の趣き。

向かいに「武蔵国分寺跡資料館」がある。東山道武蔵路発掘の成果を展示しているというので入ってみる。

東山道武蔵道は東山道の支線。相模国府あたりと群馬の新田を結ぶ道だ。

詳しくは「古代の道ははこんなに広いぞ」で取り上げたのでよかったら参照してください。

資料館は大きな農家の母屋のあとに建てたもので、広い庭が楽しめる。

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相模から上毛野までほぼ一直線に貫いている。

相模の箕輪駅は今の平塚辺りに比定されている。ここから三浦半島を通って房総半島に渡るのが、古い東海道。だから南が上総で北が下総。都に近い方が「上」となる。

東山道では群馬が上毛、栃木が下野。

「東海道」「東山道」といっても道の名前ではなく、地域を指す。北海道みたいなもんです。後に武蔵は東山道から東海道に編成替えになる。

武蔵路は府中にあった武蔵国府の横を通り、国分寺を抜け、所沢、川越へと北上していた。

とにかく広い。

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発掘の結果、こんなに広かったことが判明した。大和朝廷の勢威を見せつけたんですかね。まっすぐ行くと姿見の池を貫いている。大岡昇平「武蔵野夫人」のヤマ場のくだりに出てきます。地名は恋ケ窪。主人公が「恋」と気づく場面。

溝口健二監督の映画では田中絹代がポッと顔を赤らめてた。(モノクロ作品なので実際は赤くはないが、赤くなったと感じさせる)。

これが農家のあとに造られた資料館。庭は保存されている。

Cimg1895

1階が展示室。景色を邪魔していないのがいい。ひと通り展示を見た後に庭で深呼吸するのが気持ちいい。

これは資料館の門。国分寺村の名主、旧本多家の長屋門を残したもの。弘化5年(1848)に建てられた。東側には2間の座敷があり、幕末には名主の子息の本多雖軒(すいけん)が開業していたこともあったという。

Cimg1894_2

お鷹の道から国分寺跡を訪ね、武蔵路あとにびっくりして西国分寺駅から帰途につくーー古代の余韻に浸れるいい散歩道です。

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