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2011年2月 9日 (水)

オオイヌノフグリ・ミチタネツケバナ@野川公園観察会その2

三鷹、調布、府中の市境近くにある野川公園の野草観察会に参加している。もうフクジュソウが見事な黄色い花を咲かせているのは前回紹介した。

立春を過ぎたら、野の草は春です。フクジュソウやセツブンソウのほかにも目を凝らすと小さな花が咲いてます。

Cimg2025

枯れ葉の間からコバルトブルーの花が顔を出している。オオイヌノフグリ。道ばたによく咲いてた花だ。子供のころはあまりに小さい花なので見向きもしなかった。摘んでも花輪にもならないもんね。

でも最近は「道ばた」に雑草が生えてないので見かけなくなった。田んぼの畦などに行けばいっぱい生えてるのだろう。

かわいい花です。明治の初め頃にヨーロッパから伝わった。わざわざ持ってきたのだろうか。それほどの価値があるようには見えない。多分、輸入した穀物などに種が混じっていて、自然に広がったのだろう。

学名はVeronica persica。ヴェロニカ・ペルシャだろう。ペルシャ原産のヴェロニカ。ヴェロニカ、ベロニカはキリスト教の聖者の名前。

十字架を背負いゴルゴダの丘へと進むキリストをあわれみ、額の汗を拭くようにベールを差し出したのがヴェロニカ。汗を拭ったキリストはベールを彼女に返した。奇跡が起こった。そのベールにはキリストの顔が浮かび上がっていたーー。

この言い伝えから絵画や彫像のベロニカは聖顔布を手にした姿で描かれるんだそうだ。

Cimg2027_2

そんな聖者の学名がついたかれんな植物についた和名がオオイヌノフグリ。イヌのフグリ(陰嚢)だなんて激しい落差だ。いいんだろうか。(そもそもの学名はveronicaではなかったという)。

別名は瑠璃唐草、天人唐草、星の瞳。ベロニカにはこっちの方がふさわしい。

和種にイヌノフグリが存在していたので、この名になった。イヌノフグリよりも大きいのでオオがついた。フグリが大きいわけではない。

イヌノフグリの実は、そういう形をしているらしいが、オオイヌノフグリの実はそうではないようだ。

でも、日本で普通にベロニカと呼んでいるのはルリトラノオ。動物のしっぽのような茎にびっしりと花がついてるやつです。どちらもゴマノハグサ科で近種だ。

ベロニカもこれで救われるだろう。

Cimg2029_3

こちらはミチタネツケバナ。変わった名前だ。路種浸け花。ボランティアの人に教わったから気づいたけど、普通は見過ごしてしまう。

タネツケバナというのは時期をさしている。苗をつくる前には、種籾(もみ)をあらかじめ水に浸けておく。種を浸ける頃に花を咲かせるので種浸け花。そうやって季節を知ったんですね。

えらいもんだ。

もっと咲いてます。それは次回に。

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