JUKIミシンは「銃器ミシン」?・軍都多摩の軍需産業⑴
多摩の公園の戦争前の姿は、多くが軍事関連施設だった。
平和になった公園をブラブラ歩いて「公園と戦争」
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シリーズで取り上げてきた。
武藏野中央公園と中島飛行機など軍需産業だったところも多い。
あれこれ調べていたら、調布にあったジューキミシンも軍需産業だった。機関銃を作っていた。戦後は技術を生かしてミシンの製造に転換した。
それで、てっきり戦前の会社名は漢字表記で「銃器」かと思ったら違いました。東京重機工業株式会社だった。でも、この重機は、大辞泉の①「重工業に用いる機械」ではなくて②「重機関銃の略」の方だよね。広い意味では「銃器」だ。当たらずといえども遠くない。

今は引っ越して、跡地は狛江の慈恵会病院になっている。このあたりに本部があり工場は調布と狛江にまたがっていたという。調布から狛江行きの小田急バスに乗ると慈恵会の前を通る。大きな病院だ。
そもそも東京重機は九九式小銃などの武器製造のために設立された。民間企業として軍の小銃を製造したのは名古屋のマツダと東京重機だけだ。
戦後はミシンの製造に乗り出すが、名前は変えなかった。でも「重機」じゃミシンと釣り合わないからカタカナのジューキにしたんだ。今はJUKI。
ミシンは英語のマシーン。マシンガンを作っていた会社がミシンを作るようになるのは、ある種の必然か?
小金井の中央線線路際には蛇の目ミシンがあった。これも軍需産業だったのか?。今、あわててHPで見たら戦前から蛇の目ミシンでした。
軍需工場の多摩進出第一号は三鷹駅北口の横河電機。渋谷にあったが武蔵野町(市になってない)に5000坪の土地をもとめて移ってきたのが昭和5年(1930)。
航空計器、航空機用磁石発電機などを作っていた。
昭和6年(1931)満州事変、昭和7年上海事変勃発。日中戦争はますます拡大していく。
軍備拡張も急がなければならない。昭和8年には正田飛行機、三鷹航空が三鷹の下連雀で操業開始。
正田飛行機は戦後、プリンス自動車になる。プリンスの社名は皇太子のご成婚にちなむ。その前はたま自動車。
プリンス自動車は、立川飛行機の技術者が中心になって設立。正田飛行機がどのようにかかわっているのかは不明。プリンス(たま自動車)は正田飛行機の三鷹の跡地に、府中から越してきたのか。
今でも三鷹の狐久保交差点の近くに日産のショールームがある。ここにプリンス自動車があったのを覚えている。
続きます。
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