フォト
無料ブログはココログ

« 安酒にはカトゥレット(カツレツ)がお似合い・スリランカ便り | トップページ | でかいパピルスになぜか感動・植物公園の温室 »

2010年9月29日 (水)

寄席でたっぷり落語にひたった・池袋演芸場

友人と池袋演芸場に行ってきた。久しぶりの寄席、馬鹿笑いはしなかったけど、堪能して帰りがてらの酒もうまかった。

この日(29日)は開園時間が午後2時と遅かった(いつもは午後零時半)ので2000円と割安料金。それでも5時過ぎまでたっぷりと落語を聞けるのだから安い。

《池袋らしい場末の雰囲気の中にある演芸場》

Cimg0937

池袋駅西口を地上に出て徒歩1分。けばけばしい通りの小さなビルの地下が演芸場だ。こぢんまりしていて小劇場の趣。落語を楽しむには最適、というより贅沢な環境だ。

キャパは100もない。雨のせいか、ほぼ3分の入り。出てくる演者が一様に寂しそうな顔をする。落語ブームはホールや独演会に限られているのか。

これで色物も含めて10組が出るのだから割り(ギャラ)はボランティア並みだろう。

割りは入場者数によって支払われるので、入りが悪いと少なくなる。2000×30=60000、これを10で割ったら?

1時45分になったら開演前だというのに若い衆が1人出てきた。そうだ、そうだ、前座があるんだった。その名は三遊亭ありがとう。師匠の歌之介の趣味のようだ。一番弟子を「ありがとう」にして、二番弟子を「ございます」とつけるのだと張り切っているらしい。


《切符売り場》

Cimg0932

三遊亭天どん「粗忽長屋」、三遊亭窓輝「ぞろぞろ」と進んで、9月に二つ目になったばかりの柳家緑君が「たらちね」。

緑君でろっくん。まだ21歳。昔は30を前にして前座なんて人がたくさんいた。今はどうだか分からないが、かなり若い二つ目だろう。平成生まれで初の二つ目だそうだ。

なかなか達者だ。場数を踏んでいけばいい噺家になるだろう。

中入り前は三遊亭吉窓の「本膳」。このへんから素直に楽しんでいる自分に気づく。

みんな古典をしっかり聴かせてくれるのがうれしい。

古今亭菊太楼が「家見舞い」、古今亭菊之丞は「天狗裁き」。自分の見た夢を女房に話さなかったことから、隠し事をしてると喧嘩になり、隣の兄貴分が仲裁に入り、さらに大家も出てきて、お白洲に訴え出る騒ぎに。そこでも奉行が怒りだして縛られてしまう。さらに天狗まで登場と、ささいな夫婦喧嘩がシュールな展開に。

どうなることかと身を乗り出してました。

                        《入り口は喫茶店の横》

Cimg0931

トリは三遊亭萬窓が人情噺「柳田格之進」の一席。

正直者の格之進は、それが災いして長屋暮らしの浪人。両替商と気が合い、離れの座敷で碁を楽しむ。ところが50両がなくなり番頭が長屋に確認にくる。

このまま出てこなければ訴え出るという番頭に格之進は「あしたまでに50両を用意する」ときっぱり言って、どこからか工面してくるが、それから行方知れずになってしまう。その折り、番頭は「50両が出てきたら番頭と主人の首を差し上げる」と約束、年末の大掃除で額の裏から50両が…。

もとは講談なので、笑いの要素は少ないが、どんどん引き込まれていく。たっぷり45分、聴かせてもらいました。

前座から終わりまで約3時間半、あっという間だった。ほどよく笑って心が軽くなった。

« 安酒にはカトゥレット(カツレツ)がお似合い・スリランカ便り | トップページ | でかいパピルスになぜか感動・植物公園の温室 »

芸能・アイドル」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1320081/36976614

この記事へのトラックバック一覧です: 寄席でたっぷり落語にひたった・池袋演芸場:

« 安酒にはカトゥレット(カツレツ)がお似合い・スリランカ便り | トップページ | でかいパピルスになぜか感動・植物公園の温室 »

2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30