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2010年8月16日 (月)

映画「レオニー」のコピーが最後の仕事だった

お母さん、

私はこの子を連れて

日本という国に行きます。


映画「レオニー」のメーンコピーだ。

Cimg0542


赤ん坊を抱き、額にキスをする女性の写真が、込められた決意をにじませる。下部では「天才彫刻家イサム・ノグチの原点ーーー母、レオニー・ギルモアの波乱に満ちた生涯」と、メーンを補う。

「レオニー」については、「松井久子監督の『レオニー』⑴「松井久子監督の『レオニー』⑵試写松井久子監督の『レオニー』⑶イサムの父で書いたので、よろしかったら、そちらをご覧ください。

簡単に説明すると、レオニーは生まれたばかりのイサムを連れて父の国に来てしまう。それなのに父親が実にひどいやつ。母子を捨てて日本人女性と結婚してしまう。明治時代ですよ。父なし子を抱えたアメリカ人をどんなに好奇の目で見たことか。それでもレオニーは逆境を切り開いてイサムを育て上げる。

父親は野口米次郎。戦前は慶大教授としてそれなりに知られた詩人だった。演じるのは中村獅童。

メーンコピーの「日本という国」に、レオニーの決意や無謀さ、待ち受ける困難などがすべて含まれている。

14日は通夜、15日が葬儀だった。斎場の入り口には、この映画のポスターがそっと置かれ、
「このコピーが最後の仕事になりました」と小さな白い紙が張られていた。

体調が思わしくないとは聞いていたが、最後まで映画に携わっていたんだ。列席していた松井久子監督と思い出話をしていたら、配給先についてもいろいろと力を貸してくれたという。

そんな中で作品の本質をつき、すべてを凝縮したコピーを考えだした。「これだ」と衆議一決したという。

団塊の世代の女性が単身、アメリカに渡って作り上げた「レオニー」は11月20日、角川シネマ新宿などで公開される。

山下健一郎さん、お世話になりました。

もう一度コピーを掲載します。


お母さん、

私はこの子を連れて

日本という国に行きます。


                ◎          ◎

映画プロデューサーの山下健一郎氏(やました・けんいちろう)が10日午後7時17分、胆管細胞がんのため都内の病院で死去。70歳。島根県出身。「瀬戸内少年野球団」「片翼だけの天使」などを手掛けた。宣伝作品は「エマニュエル夫人」「ジョニーは戦場に行った」「デルス・ウザーラ」など。

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