スリランカ便り・カレーの食べ過ぎで74歳は寝たきり老人が普通
スリランカに行っている知人から、7月25日のブログ「NHKラジオ『渋谷極楽亭』と森口博子」について、次のようなメールが届きました。「私も森口さんが大好きです。勉強していることを、わざとらしくなく、さりげなく出すところがいい。逆に落語家の方が不勉強。そういうキャラにしているの?」。
海外邦人向けのNHKラジオ放送があるのは知っているが、娯楽番組もやっているのかと問い合わせ、ついでに、ブログに掲載したいので、そちらの生活などをメールしてきてください、とお願いしました。
さっそくメールが届きました。
知人は会社の1年先輩。多分65歳(誕生日が来てれば)。勤めも無事終えて、ボランティアで4月からスリランカに行ってます。何のお手伝いをしているのか詳しいことは知りません。なんでも魚料理を教えてるとか誰かが言っていた。
海に囲まれた島国なのに、魚料理のバリエーションが乏しいらしい。魚をおいしく食べられれば、食生活も豊かになり、貧困からの脱出にもつながるということか。
これは勝手な推測。間違ってたら訂正のメールが来るでしょう。
でもえらいです。65歳で知らない国に飛び込むなんて。
以下は現地のカレーの話。
◎ ◎
ラジオは聞いていません。あれは日本で聞いていたときの感想です。もうすぐ丸5ヶ月になります。
スリランカでブログ「多摩と入間の…」を見ています。スリランカといえば紅茶とカレー。特にカレーは3食カレーといわれるくらいで、まさにその通りです。
ただし日本のカレーとはまったく違います。たとえば街のレストランでカレーを食べるとき、写真のような、いろいろなカレーの入った壷からバイキングのよ うに選んで、皿に盛ります。
それを右手の先の方でまぜながら食べるのですが、この光景にはいまだに慣れません。もちろん食前と食後に手を洗うところはあります。
喫茶店と呼ぶ(現地語ではホテル)安いところでは、バイキングではなくて各種のカレーが盛られて出てきます。カレーは野菜、チキン、魚、ポークなどがありそれぞ れ辛さが違います。それを指でまぜながら自分の好みに仕立てるわけです。辛味調味料もいくつかついてきます。
驚きは食べる量です。日本で言う大盛りよりたくさんです。こんなに辛いものを、こんなにたくさん食べて、スリランカの人の平均寿命は高くありません。貧しいし、老人の食費に回すお金はありません。ごく一部の公務員を除いて年金もないし、老人は大変です。
私とコンビを組む74歳のボランティアは「初めて日本人 を見たけれど、スリランカで、74歳といえばみんな寝たきりなのに、どうしてそんなに元気なのか?」と質問されて「あまりたくさん食べないから」と答えてました。
何だか取りとめがないですが、武蔵野や相模がちょっとなつかしいです。
◎ ◎
植野さん、またお願いします。
第2弾が到着したので、善は急げで掲載します。
マチダさんの羽根付き餃子(7月31日の「羽根つき餃子の『你好』」のことです)に触発されました。究極のB級をお知らせします。
私は今、干物作りを教えるというこれもB級のシニアボランティアでスリランカのトリンコマリーという片田舎で一人暮らしをしたいます。
一人暮らしの友と言えば酒。こちらには特産の椰子の実(ココナツ)で作った蒸留酒、アラックがあります。ランクはいろいろあるようですが、B級ですのでまあ中間クラスのホワイトアラックという銘柄がお勧め。米や麦ほどの旨さはないものの、甲類よりはよほどまし、というくらい。
これにやはり特産のライムをたっ ぷり搾って、日本でも流行の炭酸をいれると、最高のB級?値段も中級とはいえ、最近の円高で4合瓶くらいのが650円前後(C級?)
つまみはマーボ茄子風を作ったり、牛肉と葱ですき焼き風を作ったり…。ボランティアに来てるんだか、B級に来てるんだかと、マチダさんには言われそうですが、世界のへき地で楽しむB級、これこそ究極!
◎ ◎
干物作りを教えてるんだ。どうやって食べるのかしら。
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