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2010年6月19日 (土)

きょうは桜桃忌、そして松田優作

雨も上がったので桜桃忌に行って来ました。三鷹市の禅林寺には次から次へと太宰ファンが訪れてきます。70過ぎの夫婦から20代のカップルまでファン層は幅広い。

墓前では行儀よくお参りの順番を待っている。列は途切れない。花束はどんどん増えている。サクランボ、お酒、ビール、そしてゴールデンバット。バットの封を切り、1本を抜き出して火をつけ、一口吸ってから線香の代わりに備える若者もいる。

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太宰の向かいは森鴎外の墓。関東大震災で被災した向島の弘福寺から1923年(大正12)に移されたものだ。「森林太郎の墓」とだけ刻まれている。他のことは記さないようにという鴎外の遺言なのだ。かつて、この墓域に土足で上がったりした心ない太宰ファンがいたので、フェンスが置かれロープでガードしている。こちらにもちゃんと花が備えられている。

午後2時からは本堂左手の建物で桜桃忌の集会。100人以上が参加している。太宰の弟子、小野才八郎さんが太宰の作品と思い出を話している。他の弟子たちは既に旅立ち、小野さん一人になってしまったという。小野さんは90歳だという。

小野さんは「太宰治再読」(審美社)などで師の言行を思い出しながら、改めて見落としていた新事実を発見、作品解釈の幅を広げているんだという。

禅林寺の門前ではボランティアのガイドが無料ガイドツアーへの参加を呼びかけていた。ゆかりの場所を無料で案内して三鷹駅に戻るのだと言う。旧居周辺、入水場所、山崎富江下宿などを巡るツアーだ。「みたか観光ガイド協会」の人たちのボランティアなのだ。数人が集まれば随時案内している。ご苦労様です。

ビラに書いてあったのでついでにツアーの宣伝を。3月から11月までの第4日曜日に「太宰治の足跡案内」(2時間半)を行っている。9時50分三鷹駅南口デッキ、のぼりの下に集合だそうだ。

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(鴎外の墓)     
         (鴎外の墓の周囲はロープで囲われていた)

禅林寺は禅宗ではなく黄檗宗。ここ十数年は葬儀が行われることが多く、松田優作もここだった。はじめて会ったのは砧の東宝撮影所。「狼の紋章」で映画デビューした時だ。主演志垣太郎。高校を暴力で制圧した紫垣と敵対する不良番長だった。1973年。同年放送の「太陽にほえろ!」のジーパン刑事にはもう決まっていたのか。

「ともだち」の千葉ロケにも行った。「竜馬暗殺」のころは、ゴールデン街で一緒になったっけ。まだ若かった優作が発するギラギラしたエネルギーの緊張感がたまらなかった。

優作は西多摩霊園に眠っている。墓には「無」とだけ彫られている。一周忌に参ったきりだ。ゆっくりと行ってみよう。

優作の無念にも思いを馳せながら禅林寺を後にした。

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