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2010年5月21日 (金)

何だこれは・天命反転住宅・その2・斜めの床

雨が上がったので午後から「三鷹天命反転住宅」をじっくり見物にいってきました。(5月20日)。きっかけは20日の朝刊に出ていた建築家・荒川修作さんの訃報。奇抜でカラフルな住宅の作者だ。

改めてじっくりと眺めた。見慣れたせいか違和感はない。でも、はじめての人はびっくりするだろうな。おや、人が住んでいる。女の人の姿がカーテンの向こうで動いた。郵便屋さんも配達に来た。どんな構造なのか。

歩いて2、3分のところにある三鷹西部図書館で荒川さんの著書「三鷹天命反転住宅 ヘレンケラーのために」(水声社)を広げる。(近所のよしみでちゃんと置いてあるんです)。建築の様子が数ページにわたってカラー写真で紹介されている。

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なるほど。簡単にいってしまえば、部屋の大きさの箱を横に並べ、その間に同じ高さの土管を配したものだ。箱には窓や扉をつけ、土管は円くくりぬいて箱とつなげたり、円天井の部屋になっている。それらの集合が1世帯のすみか。廊下で隔てられて幾つか独立して3階まである。そして、部屋も外壁も赤、青、黄、緑の原色で塗る。

荒川さんはどんな人か。「前衛美術の機種として活躍し、独特の建造物の作り手として知られた美術家・建築家」と毎日は紹介している。さらに「1960年結成の前衛集団『ネオ・ダダイズム・オルガナイザー』の一人として活動。その後、渡米してニューヨークを拠点にした。矢印や記号などで構成される『図式絵画』で注目を集めた」。

三鷹天命反転住宅を建てたのは2005年、図式絵画ならぬ図式建築だ。10年前の1995年には岐阜県養老町に「養老天命反転地」を手がけている。

そうだよな。「前衛」で「ネオ・ダダイズム」じゃなければ、こんなへんてこな住居は作らない。

内部はどうなっているのか。5月16日の毎日新聞武蔵野版から引用しよう。「中央線ものがたり2」という連載の「武蔵境 異彩放つ三鷹天命反転住宅」の回だ。

「部屋は全部で9戸。案内されると、真ん中に台所があり、一段高いところに四角や球体の部屋が全部で四つ、ぐるりと取り囲む。足元を見るとでこぼこ。荒川さんが『三和土(たたき)を意識した』という床は傾いている。足の裏が刺激されてなんだか気持ちがいいけど、一歩一歩には注意が必要だった」。

床はでこぼこ、足裏刺激のスリッパに立っているようなものだ。

さらに仕掛けがしてある。

「洗面所は足元が斜めになっていた。手を洗うにも体を使っているという感覚がついてくる。書斎は球体で中に入ると話し声が反響し、自分の声を実感する。室内には14色が使われているが気にならない」。

足裏刺激の次は、三半規管のテストだ。斜めにして気持ち悪くならないのか。ますます変だ。

(長いので、住み心地などは次回に。すぐにアップします)

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