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2010年5月20日 (木)

何だこれは・天命反転住宅・その1

それは散歩コースの途中に建っている。曲線を描いた部屋が7つ、8つ。間には円い部屋で仕切られている。外壁は赤、青、緑、黄、原色で塗られている。

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                 ☆   ☆


この色彩感覚は、まるでおもちゃ箱。原色に塗った積み木や黄色のアヒルなど色も形も様々なおもちゃが詰まっているようだ。

3階建てで、アパートのようだ。あまりの奇抜さに、見ては行けないものを目にしてしまったようで、初めは知らんぷりをした。

でも引きつけられる。何だ、この家は!。何かのショールームなのか。道路の向かい側には広い住宅展示場があるので、その関連なのか。

住宅の前には細い道が大通りから分かれていて、両脇に繁った木の緑が濃いので、場違いにカラフルなその建物はいやでも目立つ。

洗濯物を干すようななスペースもないし、人が住んでいるのだろうか。そもそも、こんな異彩を放つ家に住む人がいるのだろうか。

それは武蔵境から調布へ至り、天文台の前を通る天文台通りと東八道路(東京と八王子を結ぶので東八、それにしてはまだ小金井までしか開通していない)の交差点の近くにある。

それがなんであるのか知ったのは、ことしの初めだった。新宿の紀伊国屋書店をぶらついていたら美術本のコーナーが設けられていて、見覚えのある建物が表紙になった分厚い美術書が真ん中に置いてあった。

その異彩を放つ建物、ド派手な外壁、間違いない。あのとんでもなくカラフルな建築物だ。

書名は「三鷹天命反転住宅 ヘレン・ケラーのために (死なない住宅)」。ヘレン・ケラー、死なない、死に抗する…、しかとは分からないが、何か実験的に命に優しい住まいを追求しているのかもしれない。

著者は、「荒川修作+マドリン・ギンズの死に抗する建築」、版元は水声社。調べてみようと思ったが、そのままになっていた。

今朝(20日)、著者の荒川さんの訃報が新聞に載っていた。業績に「三鷹天命反転住宅」などを手がけたとある。奇妙な住まいを造った人だ。

「これらは身体の平衡がとれない不安定な建造物として知られた」と解説してあった。これだと、人は住めないようにも受け取れる。でも暮している人たちがいるんです。少し前の毎日新聞の武蔵野版で取り上げられていた。

そのことは次回に。


           house    house   house

5回続きです。

何だこれは・天命反転住宅・その5・住む心得

何だこれは・天命反転住宅・その4・その思想 2010.05.23

何だこれは・天命反転住宅・その3・住み心地 2010.05.21

何だこれは・天命反転住宅・その2・斜めの床 2010.05.21

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