フォト
無料ブログはココログ

« 野川沿いを歩いて俠客の墓へ② | トップページ | 松井久子監督の「レオニー」⑵試写 »

2010年4月 4日 (日)

松井久子監督の「レオニー」⑴

松井監督からこの映画のことを聞いたのはもう何年前になるのだろう。多分、著作「ターニングポイント『折り梅』100万人をつむいだ出会い」が出版されたときだった。だとすると04年だから6年前になる。イサム・ノグチの母の話をやるんだと言っていた。すぐに連想したのは、「遠き落日」だった。「母ものか」と興乗りしなかった。でも、イサム・ノグチには少しだけ反応した。

前年に見たんだと思う「フリーダ」の圧倒的な生き方にせん望を覚えていた。シュールレアリズムにも影響を与えたメキシコの画家フリーダ・カーロ。メキシコの澄み切った空気に負けない原色を駆使したその絵、奔放な生き方。保護者のようだった夫はほとんど無視、スターリンの圧政から逃れメキシコにやってきたトロツキーとのめくるめく愛、それはまさに命の燃焼だった。映画には出てこなかったがイサム・ノグチとも激しい恋に陥った。

イサムの生き方と母がどう関わっていくのか、ロシア革命やメキシコ革命など激動が背景になるんだとすると、とても大掛かりな作品になるのかと想像した。

「戦うサンチョビラ」のユル・ブリナー、「革命児サパタ」のマーロン・ブランド。詳しくは知らないが、なぜかメキシコ革命の話が好きだ。「ビバ!マリア」のブリジット・バルドーとジャンヌ・モローの2人のマリア。これもメキシコ革命が舞台。ドカン、ドカンと気持ちよく爆弾を炸裂させる痛快編。おそらく間違って理解しているのだろうが、明るい革命のイメージが映画で植え付けられている。フリーダの時代は少しあとだが、そんな陽気な戦いの雰囲気が残る中、イサムとの恋が展開されるとするなら個性と個性のぶつかり合いが楽しめそうだ、と勝手にふくらませた。

アメリカに長期ロケをするとも松井監督は言った。金もかかるし、普通ならやらない企画だ。でも、一人でアメリカに渡り「ユキエ」を撮ってきた人だから、やり遂げるんだろうな、がんばれよと心の中でエールを送った。

本当に撮ってきちゃったんです。製作費13億円だって。昨年4月に米ニューオーリンズでクランクイン、日米10都市のロケを重ね、ようやく完成した。ほやほやの作品の試写が4月3日に東京・赤坂の草月ホールで行われた。ここにはイサム・ノグチの傑作、石庭「天国」がある。

試写会の模様はあした

« 野川沿いを歩いて俠客の墓へ② | トップページ | 松井久子監督の「レオニー」⑵試写 »

文化・芸術」カテゴリの記事

映画・テレビ」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1320081/34075532

この記事へのトラックバック一覧です: 松井久子監督の「レオニー」⑴:

« 野川沿いを歩いて俠客の墓へ② | トップページ | 松井久子監督の「レオニー」⑵試写 »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31